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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ドラマチック・モーツァルト

2021年01月16日 | ピアノ
昨日読んでた「文化のなかの西洋音楽史」で、興味深い一節があったんだけど…

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モーツァルトは、やたら旅行してた人で、旅先からお父さんにせっせと手紙を送っているのですよね。その中に
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激情は…決して嫌悪を催させるほどに表現されてはならず、音楽は、最も恐ろしい状況を描くときでさえも心地よさをもたらすべきであり、決して耳障りなものであってはなりませんーつまり、音楽は常に音楽であらねばならないのです。
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というところがあった。

モーツァルトの音楽を聞いて昔からなんとなく思っていたんだけど…

モーツァルトの音楽の中には、喜怒哀楽やストーリーや、いろいろなものが振れ幅激しく含まれているように感じられるけれど、それぞれがあんまり生々しくなくて…なんといったらいいのか、
感情がそのまま生の人間のものとして音楽に表現されているのとは違って、
舞台の上で起こっているものとして表現されているような。

たとえば、今弾いてるモツソナK.282とか


こういうドラマチックなところは随所にあるけど、これがバーンと感情ぶつけた感じというよりは、ドラマ…劇っぽいというか一段かまして表現されているように聞こえます。

確かに、モーツァルトの音楽は、最も恐ろしい状況まで描かれているけれど、常に音楽だ…と思うのです。

今、「喜びの島」とモツソナK.282を練習していると、あまりにもかけ離れた曲なので(^^;; おもしろいです。
喜びの島の最後らへんなんて、わーっとお祭り騒ぎ(乱痴気騒ぎとも)になって全力でどんがらがっしゃん、と終わるけれども、モーツァルト弾いててそういう全力ってないわ。

どちらの曲も、楽しく弾いているけれど、やっぱりどっちがより好きかといわれれば私は断然モーツァルトです。なんでだろう。。

中学のとき、音楽の授業でしょっちゅう「魔笛」歌ったり見たりしてて、あれで「劇的」モーツァルトを刷り込まれたんかな…

「魔笛」いいですよね。ストーリーわけわかんないけど。

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作品番号のあるなし

2021年01月15日 | ピアノ
かつさんのブログ記事(「いまさらになって知る作品番号」)を読んで、そういえばそうかと思ったんだけど…

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よくある、音楽の教室に貼られているような肖像画でいうと
カツラかぶってる組の皆さん:


と、ベートーヴェン以降の方々:


は何が違うかというと、王侯貴族に雇われたりして宮廷に出入りしなきゃいけないとなればカツラをちゃんとつけないといけないし、そうでなくて楽譜を出版したりして稼ぐならいらないんですよね。

つまり、ビジネスモデルの違いがカツラの有無に表れていることはよく言われますが、

それだけじゃなくて、そういえば作品番号だってそういうものですよね。

作品を売って生活するとなると、整理番号をつけようって話に(自然に)なるわけだし、一方、雇われてとか、あるいは単発であっても、リクエストベースでその都度作曲してるんなら通し番号つけようとは思わないかもしれない。

後世の人が、それじゃ不便だってんで、散逸した作品を取りまとめて時系列に並べ直し、番号を振る。
そうやって「研究」してくれた人がいることはたいへんありがたいことだけれど…それが不完全だったりして…また別の人が別の番号体系作ったりして…

あぁもぅ。。

スカルラッティとかたいへんです。タイトルとかなくて番号が頼りなのにその番号が二通りあってその順番がまったく違ってて、「あれ、四百いくつとかの番号じゃなかったっけ」(←役に立たない記憶)ってなもんです。

モーツァルトは「就職活動」してたイメージが強いし(あんまりうまくいかなかったみたいだけど)、自分の作品に通し番号つけようって発想はあんまりなかったんだろうね…

と、思って、「文化のなかの西洋音楽史」を開いてみると:

ハイドンはモーツァルトより年上だけど、長生きした分、モーツァルトよりだいぶ後まで作曲しているので、盛んになってきた出版の波にもけっこう乗れたようです。ハイドンというとホーボーケン番号とかいう、研究者があとから振った番号がよく使われるけれど、本人が振った作品番号もある(一部だけ)。

モーツァルトも、作品番号をつけるという形はとらなかったけれど、ある年以降(1784-)は作品目録を作っている。

ベートーヴェンはしっかり自分で意識して作品番号をつけている(必ずしも作曲順じゃなくて、重要な作品のために「1」を取っておいたり)。

作品目録にしても番号にしても、そういうものを作ろうとする意識があるかないかというのは、当然作曲の在り方にも関係するはず。

今、作品番号らへんのことを見るのに開いたんだけど、わりと前後おもしろそうなので読んでみよっと(ずっと積んであった本…)

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10分枠に収まる目途が立った(喜びの島)

2021年01月14日 | ピアノ
元々、1ページも弾いてみないうちからえいやと3月の発表会にエントリーしてしまった「喜びの島」…

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弾けないなら、
あるいはゆっくりしか弾けないなら、
曲を早いうちに変えないといけない。

エントリーは10分枠なので。ま、プロが弾くとせいぜい6分とかなので、そもそも10分超えるってずいぶんアレなんだけども。

とにかく「行けるのか、行けないのか」行くか退くかの目途だけはさっさと立ててしまいたくて、
年末年始休みからこっち、せっせと譜読みしておりましたが、今日、通しで録音してみたら…
(下に貼ってあるけど観賞非対応-笑)

ちょうど10分くらいだった。特に焦って弾いたりはしていない。

今、わちゃわちゃしてるところを練習してちゃんと通るようにすれば、ゆとり分も出るから、スピードアップは、必須ではない(枠に収まるという意味では)。

わちゃわちゃしてるところ…最もアカンのは5と6のところだけど、割り切れないからというよりは、単に和音の並びが手に当たってないのでそれはこれから練習するとして。

あとはどうやったら素敵になるかだよね

まぁ、目途が立ったらあとはゆっくりやる。

ゆっくりやる、けど、3月までって案外時間ないよね…

とりあえず和音連続のところをちゃんと繋げられるようにして…
それと次回のレッスンの予約しとこう(^^;;

----- 今日の録音:
ドビュッシー/喜びの島(現状録音)

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藤田真央リピ聴き。

2021年01月13日 | ピアノ
去年の9月にリビングルーム席で真央ちゃんのコンサート聞いたけど…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ところでDeepLほんと便利ですね

それは一週間かなんかで聞けなくなっちゃったので。

そのときのアルカンがYoutubeに上がってたから嬉しくなって
藤田真央ピアノ・リサイタルより アルカン:“イソップの饗宴” Op. 39-12/Mao Fujita Alkan : “ Aesop's Feast”
リピ聴き。これめっちゃお奨め

コンサート全体のダイジェストもあった。
藤田真央ピアノ・リサイタル 日本ツアー2020 最終公演から(アートにエールを!東京プロジェクト)

はー。。やっぱ真央ちゃんのモーツァルト聞くと幸せだよねぇ。と思っていると、心の声がYoutubeに聞こえたらしく、

Mao Fujita plays Mozart at Zaryadye Festival - FULL CONCERT
こんな動画をお奨めされる。

さらにどんどん真央動画を聞いていくと、文字を見てもさっぱり「藤田真央」が出てることがわからない動画もお奨めされる。
Из Мюнхена – в Петербург // From Munich to Petersburg
これ、真央ちゃんがフランクのバイオリンソナタを伴奏してるのが聞けます。

詳細欄にも読めない字が並んでいるけど
Лауреаты конкурса им. П. И. Чайковского,
участники фестиваля Валерия Гергиева «MPHIL 360 градусов» и
Симфонический оркестр Мариинского театра
Дирижер – Гурген Петросян


えいやとDeepL様にぶちこむとちゃんと読める。

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ミュンヘンからセントペテルブルクへ

チャイコフスキー・コンクールの受賞者。
ヴァレリー・ゲルギエフのMPHIL 360 Degrees Festivalの参加者と
マリインスキー劇場交響楽団
指揮:グルゲン・ペトロシアン

セザールフランク
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
出演:セルゲイ・ドガディン、藤田真央

ヨハン・セバスチャン・バッハ
アダージョ ソナタ第1番 ト短調より 独奏ヴァイオリンのための
出演:マーク・ブッシュコフ

フレデリック・ショパン
イントロダクションとブリリアントポロネーズ
チェロとピアノのための作品 3
出演:ズラトミール・ファン、藤田真央

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ピアノとオーケストラのための協奏曲第20番ニ短調
1.アレグロ 2. ロマンス3。ロンド アレグロアッサイ
ソリスト 藤田真央

ヨハン・セバスチャン・バッハ
チェロ独奏のための組曲第3番 ハ長調より サラバンドとジグ
BWV1009
出演:ズラトミール・ファング

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
クラヴィーアのための組曲第7番ト短調よりパッサカリア
編曲:ヨハン・ハルボルセン
出演はセルゲイ・ドガディン、ズラトミール・ファング。

モーリス・ラヴェル
ピアノ三重奏曲 イ短調
出演:マーク・ブシュコフ、ズラトミア・ファン、藤田真央

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

藤田真央、ちゃんと正しく漢字で出してくるし、三重奏曲とか協奏曲とかイ短調とか音楽関連用語も正しい。ばっちり使える。

なんといい時代なんだ…あまりにもYoutubeにお世話になりまくってるのでもう諦めて(?)プレミアム入りました。広告で中断しないの便利すぎてもう後戻りできない。無料期間につられて入ったらアナタもう絶対終わりですよ(本当)。でももうステイホームする限りプレミアムは払い続けることに決めました。仕事中も少し幸せ。


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手放したくない曲

2021年01月12日 | ピアノ
年末の発表会で弾いて「区切り」をつけたはずのリスト愛の夢第三番…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←収納の話みたいになった(^^;;

ピアノライフの中では常に新しい曲に取り組むため、区切りをつけた曲は弾かなくなり、自然と忘れていく。
今までずっと次から次へとそうやってきて、
また弾きたいと思えば改めて引っ張り出してきて、解凍する。←けっこう時間かかる

でも、「愛の夢」はなんとなく、そうやって手放すのが惜しくなってきて、
なにしろ、どこで弾いても恥ずかしくない(?)ちゃんとした曲だし、
まだぜんぜん飽きてなくて、弾いてると楽しいし、
弾きやすくて、自分に合ってると思う。

今まで数多の曲を「手放して」きて、まぁ日々時間に限りがある中ではしょうがないとは思うんだけど、
あぁ弾けなくなっちゃってもったいないなぁと思う曲はいろいろあって、

たとえば
シューマン/子供の情景
ドビュッシー/月の光
とか。

定番で、名曲で、自分なりに「こういう感じで弾きたい」という何かがあって、それの一部は実際できていたのに、
そうやって弾けていた曲を、ずっと弾かないでいれば弾けなくなっちゃう。

もったいない。

けど、いくらもったいないといってもなんでもかんでも維持していくことは現実問題できない。なにしろ次々新しい曲も弾きたいわけで。

それなら、せっかく今「イキ」の愛の夢だけ維持できないかしらん? たとえば今年中くらい。

ということを考えたときに、ちょっと思いついた:

今、8月に予定している「合同リサイタル」企画では、

スカルラッティ/ソナタK.466
スカルラッティ/ソナタK.449
アルカン/楽器の声
アルカン/バルカローレ
モーツァルト/ピアノソナタK.282

を弾こうと思っていたけれど、「楽器の声」の代わりに「愛の夢」にしたらどうだろう。

ピアノがやや中低音で「いい感じ」に歌うという趣旨では互換性のある曲だと思う(何)

それに、はっきりいって「楽器の声」より「愛の夢」のほうが断然聞き映えする曲だし(^^;;

8月まで、「維持する」にとどまらず、もっと良くすることを考えて「愛の夢」を弾くというアイディア。

うん、この思い付き、気に入った。いいかも。

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