アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ショパン舟歌の体感難易度

2020年01月30日 | ピアノ
去年…いやもぅ一昨年になるのか…私がえっちらおっちらショパン舟歌を弾いていたので
「ショパン舟歌の体感難易度を教えてください」
というようなご質問を何人かの方から。

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なにしろショパン舟歌といえばピアノ曲の歴史に燦然と輝く傑作中の傑作、
そして難易度としても最高峰であるということで有名ですからね。

なんでアンダンテさんがそんな曲弾いてたの…??

不思議に思うのも無理はない。

けど「弾いてた」というか、弾くにもいろいろあるわけで、
私の場合、プロが弾く速度に到達してるわけじゃないし
つっかえたりなんだりしながら弾いているので、
「弾ける」勘定にそもそも入らないという見方も当然あると思う。

しかし、そういう意味でいえば(ちゃんとは)弾けないピアノ曲があまたある中に、
気長に練習してみれば、自分が楽しめるようにはなる曲と、
どうやってもならない曲があると思う。

舟歌の難しさのメインの部分は、多声の複雑さ、奥深い美しさ、
それをどこまで表現できるかとかいったらきりがないけれども
万全に弾けないから弾かないというよりは、弾いてみたいじゃない? 今生のうちに。

音を並べるだけなら最高難度ってことはないと思う…私にとってはたいへんだったけれども…
和音ラッシュになるところは並べるだけでもすごくたいへん
でも、ここをしつこく練習していたおかげで、ほかの曲でも和音がややつかみやすくなったような??

とにかく、しつこく練習する間、ずっと飽きない素晴らしさがある、というところが、「実質の難易度」を下げる。

(難しいわりに飽きる曲だったら、楽しめるようになるまで練習できないので、NGってことになる)

さて、一方、メンデルスゾーンピアノ三重奏第一番第一楽章のピアノパートとかは、ショパン舟歌と違って、ふつうには最高難度とか言われないけど、私にとっては、冗談でも弾いてみることができない曲。

おゆき先生に言わせると「そんなにたいへんじゃない」とか…

部分的に試しに弾いてみて思ったのだが、まぁ(弾ける人には)そうなのかもしれない。
音はわかりやすく、音階やアルペジオを超速で弾くことを若いうちに叩き込んだ人なら…

つまり私には一生歯が立たない。

仮に長期間本気で練習して、ようやく超ゆっくり弾けるようになったところで、アンサンブルできないから(笑)

で、私が「ほんとは弾きたい曲」の中で、一番どうにもならないのがメントリ(の、二楽章以外)。
(超絶技巧系の曲は別に興味ないから勘定には入っていない)

「喜びの島」とかは、「ほんとは弾きたい曲」の中で、二番目あたりにどうにもならない曲。

くさぴあさんに言わせると、ショパン舟歌より断然やりやすいそうだが…まぁ、さすが若いころの鍛え方が違うね。

曲の難易度(楽しめるようになるまで弾けるかどうか)は、人によってずいぶん違う。

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2 コメント

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Unknown (はる)
2020-02-03 18:22:28
しつこく練習する間、ずっと飽きない素晴らしさがある、というところが、「実質の難易度」を下げる…というところ、
まさにそうだと思いました。それと曲に、かける時間。あの後も弾き続けています(笑)。何年目になるのでしょうか。まだ解決していないところだらけです。
私にとってリストのカンパネラは憧れるけど一生歯が立たない曲です。
> はるさんへ (アンダンテ)
2020-02-06 16:33:03
ほんと、練習してて飽きないほど素晴らしいってことは重要です。
人生の時間には限りがあるので、つまんなくなってなお練習してるなんてそんなもったいないことできない。
ラ・カンパネラ、私は魅力を感じないんだけど、カンパネラ一筋、ついに弾けるようにしちゃったという有名なおじさんがいますね…

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