抱腹絶倒!NY育児日記

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助言を聞かないアメリカ人助言を聞かされる日本人

2009-12-26 15:26:24 | ぜ~んぶ見せます!
今日は、クリスマスだというのに、義理嫁にいろいろ助言をうけ
落ち込んでしまった。

エリカがアレルギー性鼻炎っていうのは、本当なのかどうか?
何が原因でアレルギー反応をおこしているのか、調べていないのか?
などなど聞かれたからだ。

「絶対にエリカは病院へつれていくべきよ」と言い切った。

「病院へ行ってなんになる?」と返した。

説明すると長くなるが、

私は、小さいころからエリカと同じ症状で、
アレルギーテストもやって、病院で抵抗力をつけるために注射を毎日打って
高校へ通うほぼ3年間、それを信じて注射を打ち続けた。

鼻腔を電気メスで焼く手術をしたこともある。

そんな効果はまったくなしで、現在に至る。

かえって年をとってアレルギーは、花粉まで加わった。

病院にいって薬漬けになるのは、本当に薬を必要としている人だけで十分なのだ。

私は彼女の助言に耳を貸したくないのは、
彼女が何でも薬に依存しているからだ。

女性ホルモンのバランスをとる薬、頭痛薬、子供のアレルギーの薬、
ストロイドのクリーム。

薬のない時代には、私たちは薬に依存していなかったはずだ。

鼻水が出るのは、悪いものを体外へ出そうとしている身体の反応なのだから、
それを抑える薬を使い続ければ、
きっと過剰反応を起こすようになる可能性だってある。

しかも彼女は、かなり子供たちの様子についてナーバス。

エリカの鼻がズルズルしているだけで、
エリカに熱があると言い出すし。。。

触ってみたら、まったく熱などないじゃないか。

そんなこんなで
人からの助言っていうのは、聞くべきか聞かざるべきかいつも悩む。

アヤの糖尿病の発見がおそかったのも、私が周囲の助言を聞かずに病院にすぐに
連れて行かなかったからでもあるし。

頑固で石頭な自分に責任を感じているせいでもある。

しかしちょっと前に取材したチェルシーにセーラムギャラリーをもつ
オーナーのミスズさんが言っていた言葉を思い出した。

「人の助言を聞いてその助言を実行に移さなかったとしても、
助言を耳にすることは大切なことで

その助言がパワーになって、自分のやろうとしている方向を決めて
動くことができる。

つまり、どんな助言を聞いてもすべてを最終的に決断するのは、自分なのだ」
ってことらしい。

アメリカには助言してくれる人がたくさんいる。

きっと助言するパワーが満ち溢れているのだ。

人に対して何かを言うってパワーは、日本だと母親か先生か社会に出れば会社の上司か、
いつも私はそれに反発してきた。

日本ではそれが簡単だった。だって前述のように母親と先生と社会に出れば上司が
助言するだけだったから。

でも、アメリカは違う。

家族や親戚はもちろん、

その辺を歩いてるだけで、
「ジャケットをキチンと着せて、帽子と手袋は寒い日の外出には必ず」とか、

カフェでは、
「コーヒーを子供に飲ませるな」とか、

どこでもここでも、知らない人までもが助言してくるのだ。

日本人は、それを素直に受け入れる人が多い。

私たちは、人様の助言はありがたいと思うように育てられてきたし、
言われなくてもやるべきマナーがたくさんある。

人様に合わせることが普通であり、人様と違うってことはタブーなのだ。

そんなに助言が多くない日本でさえ、日本人は政治家が責任が重すぎて自殺したり、
会社の重役が責任を感じて自殺したり、
母親が育児に責任が重過ぎて自殺する率が高い。

きっと日本では人々の助言が多い立場に置かれることによって、その重圧に負けて
自殺する人が多くなるのだろう。

アメリカに暮らしていると、日本では人の助言を聞かなかった
私でさえ、助言によってオーバーフローしそうなことがある。

それは人の助言を聞き入れるのか、聞き入れずに自分の道を進むべきかの判断で
戸惑うからだ。

アメリカ人は、自分が正しいって自分を信じている人ばかりだからか、
人の助言も取捨選択する能力が備わっている。

それ以前に、自分が一番正しいのよ!
誰にも文句は言わせない。
人の助言は聞かないわよってオーラを放出している。

その夜、義理妹の話をレイにしていると、
追い討ちをかけるように、

「義理妹の助言は聞くな。俺の助言だけ聞いていればいい」と言われた。

「結局、それもてめぇ~の助言だろうがぁ~~~!」と思わず叫んでしまった。

助言されていやだったって話をしているのに、
てめぇ~が助言してどうなるんじゃ!

つまり日本人って、アメリカ人とは逆に、
人の意見を聞こうってオーラがあるのだろう。

おそらく日本人は、長い歴史の中で、人様のご意見は取り入れるようにという
遺伝子が培われてきているのだ。

「日本人であるがゆえに、私は人の助言を軽く考えることができない。もう
そろそろ人の助言でいっぱいいっぱいなので、これ以上はやめてくれ」とレイに言った。

自分の意見をしっかり持つ!

アメリカに住んでいる人は「いまさらぁ~」って思うだろうが、
アメリカで生きていくためには、これが必須条件である。

信じるモノは宗教をやってる人なら神様と自分。
やってない人は信じるモノは自分だけなのだ。

私の信じるモノは、心を癒す酒の力だった。が、そろそろ酒への依存もやめないと
命を縮めるなぁ~とマジで考えている今日この頃。

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