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ジャマイカから戻ったばかりの義理妹ジョアンとともにメイシーズへ。
スーパーの袋をいくつか提げた白人の爺さん。どこから見てもホームレスな風貌。
そういえば昨今では、日本でホームレスって誰が演じてるんだろう？昔は
佐藤蛾次郎さんとかがやってた気がするけど。
さてさて、その爺さんが突然に、
「君は、何人だい？」って聞いてきた。「地球人ですけど」って答える余裕なく、
えっ？なぜにそんな事を聞くの。って顔をしてると、
「フィリピーノか？」（フィリピーノは、義理妹だけど、ワシは残念ながら
日本人だよ）
「Ｎｏ」
「じゃーチャイニーズ？コリアン？インドネーシアン？ベトナミーズ？」
結局、ジャパニーズが出てこなかった。
オヤジ、わざとはずして、ほかの仲間と私のバッグを狙ってるんじゃないか。
とりあえず「ジャパニーズ」と答えたら、
「とってもプリティーだから聞いてみたくなった」と言われた。
爺さん、うちの双子の娘をプリティーって言ったのか、それとも私？
まさか目もよさそうだし、私じゃないよね。
ってなわけで、現金やカードが盗まれていないか、
バッグの中をチェック。ホームレスの爺さんを、すぐに疑うってのも
なんだけど、ＮＹでは、「身なりで人を判断しろ！」って言われてるし。
爺さんは、プリティーとだけ言い残して、去っていった。
もしかして、貧乏神だったのかな？アメリカにいると
貧乏神もアメリカンになってるわけで。
貧乏神が去っていったし、明日から
パパはホームランだ。
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