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白い便座に座ったら、ポトリと落ちた茶色の塊。
今日がデニスのウンチ記念日。
デニスが、「Tシャツ着らんのよぉ~」とわがままを言っていた。
なのでレイが、「じゃーアヤにグミベアーあげよう!」と、オットセイが魚をのみこむ
みたいにグミベアを口にするアヤ。(エリカは寝ていた。)
「私にもちょうだい」と私も、芸をやった後のオットセイ状態。
「デニスにもちょうだい」と、デニス。
「ダメ、Tシャツを自分で着なさい」とレイ。
遅刻ぎりぎりの学生みたいに、あわててTシャツを着るデニス。裏表に着てるし。
「裏表でもいいよ。Tシャツ着たからグミベアをあげよう!」と
レイからごほうび。ノドをうならせ、オットセイになるデニス。
しばらくアヤとデニスがバスルームへ行って、静かになっていた。
「静かなときは、なにか悪いことしてるときだよ。アヤがトイレに手を入れてる
かも」と私。
「ちょっと見てくるよ」とレイ。
「デニスがやったのか?」とレイが聞いている。
私はてっきり、デニスが歯ブラシに歯磨きペーストをつけすぎたりして、
なにか悪いことしたのかと思っていた。
「ヒロエ、来てみろよ」
と便器の中を指差すレイ。
「イエェ~~~~イ!デニス、とうとうやったぜ。
グミベアーに、アイスクリームももれなく付いてくるよ」とハイファイブ。
レイと私は小躍りして、ようやく人間らしくなったデニスに感激を表現する。
ちなみにデニスのオシッコは、数週間前から
朝起きたときトイレにつれて行けば、できるようになった。
あぁ~、このままオムツをずーっとはめて、かなりの年齢まではめてたら
その感覚が忘れられなくなって、
オムツフェチになるんじゃないかって心配してたけど。
そうならずに済みそうでよかった。
レイの父から薦められた
ごほうび作戦は、成功だ!
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