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舞妓、芸子、半玉、芸者の違いをレンズの話から知りました ・・

2016-01-06 10:16:15 | 舞妓 芸子 芸者

 

私の昨日

自分の浅はかさを思い知りました。

その内容とは

 

昨年の暮れに

一眼レフのレンズをひとつ買いました。

そのレンズはF1.8で

18㎜から35㎜の標準ズームレンズです。

 

 

このレンズは非常に明るく

円形絞りでボケも美しいのです。

 

このレンズを使って

是非とも美しいポートレートの写真を

撮りたいと考え

何十年もカメラ撮影している方と

昨日、色々話をさせてもらう中で

「舞妓」さんを撮りたいですね と

私が言いますと

「舞妓」「芸子」「半玉」「芸者」 ・・ 

の違いを知っていますか と

聞かれたので

日頃何気なく使っている言葉なので

よく理解していませんと

言いますと

じゃ、教えてあげますと

言われたので

違いを教わりました。

 

まず

「芸者」さんは読んで字の如く

「芸をする者」のことで

日本舞踊や三味線などで宴席を

盛り上げてくれる。

「深川芸者」「辰巳芸者」など

江戸(東京)を中心とした

関東の花柳界での呼び名とのこと。

そして

京都や大阪を中心とした関西では

「芸子」さんと呼ばれているとのこと。

 

一方

見習いの「芸者」さんのことを

「半玉」「おしゃく」と言い

同じく

見習い中の「芸子」さんのことを

「舞妓」さんと言うらしいです。

つまり

「芸子」、「舞妓」とは

京都特有の呼び名ということになります。

ちなみに

芸子を芸妓(げいき、げいこ)と

現すことも多いようです。

そして

「舞妓」さんは20歳未満(くらい)の若い女性で

舞妓さんが20歳を過ぎると芸子になります。

しかし

このことは必ずそうなると

限っていません。

 

皆さんが時代劇を見ていて

よくあるシーンですが

「借金の代わりに若い娘を遊女として働かせ」

遊女の娘が抜けたいと言いますと

年季が明けていないと

悪人が言い張るシーンです。

 

「年季が明ける」とは

借金返済が終わることを

年季明けと言います。

 

ここで勘違いしてもらっては

困るのですが

現在は

 

舞妓時代は「置屋(おきや)」とよばれる家で

共同生活をして

「おかみさん」と呼ばれる

置屋の主が舞妓たちの母親代わりとなって

礼儀作法や花街のしきたりなどを

教え込まれます。

基本的に舞妓さんはお小遣い制で

お座敷などで客が支払う料金は置屋に入り

それをもとに

舞妓たちの衣食住やお稽古事(踊り、三味線、お茶など)の

面倒を見てもらうのです。

そして

必要なお金は舞妓たちに

お小遣いという形で渡されます。

見習い時代や舞妓時代の芸の習得に掛かるお金は

置屋が代わりに負担し

舞妓としての収入から

そのお金を返済していき

返済が終わることを

年季明けと言います。

そして

年季が明けると芸子となり

ひとり立ちすることになるのです。

つまり自営業です。 

 

ということで

如何に自分が曖昧な知識で

総称して舞妓さんと

言っていたのかを知りました。

 

でも

芸子さんには失礼かもしれませんが

芸子さんと言うより

舞妓さんと言う方が

何か響きがいいですよね。

 



 

 

いいですね。

こんな美しいボケ写真を

撮影したいです。

 

 

 

ここでもうひとつ

京都へ旅行した際に

祇園などの花街などで見かける

舞妓さんたちは本物でない可能性が

あることを知っていますか ?。

 

舞妓さんは昼間は稽古事などで

花街を歩くことは

あまりないのです。

 

では、あなたが見かける

舞妓さんとは ?

 

「返信舞妓」や「観光舞妓」や「体験舞妓」

と呼ばれています

舞妓姿に扮装したい人や

舞妓姿に扮装したい観光客で

あることが多いのです。

いわゆる偽物です。

 

まぁ

本物の舞妓さんであろうが

偽物の舞妓さんであっても

着物の着こなしや

身のこなしは

とても素敵です。

しかし

本当の舞妓さんの全体的な気品には

足下にも及ばないと思います。

 

 

今年は

「よさこい」だけではなく

花街に行って

京都特有の風情を撮影したいと

心から願っています。

そして

京都の秋(紅葉)も撮影したいですね。

 

ということで

昨日はカメラのレンズから

舞妓さんという素敵な題材の

話になりました。

本当に勉強になりました。

 

 

では、皆さん

今日も素敵な一日で

ありますように

 



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