第32回全日本女子サッカー選手権 準決勝 2010年12月26日 11:00K.O
東京都・国立西が丘サッカー場(1,224人)晴 風弱し 芝良 主審 山岸佐知子
常盤木学園高校 0-5(0-0、0-5) INAC神戸レオネッサ
49分 米津美和(I)、66分 田中明日菜(I)、74分 坂井優紀(I)、75分 米津美和(I)、81分 田中明日菜
[常盤木学園高校(チャレンジリーグEAST]
-------青柳-------
-鈴木--坂本--木下-小野田-
-------繁浪-------
-松山--児玉--斉藤--仲田-
-------道上-------
SUB:GK林崎、DF永井、MF一原、MF二宮、FW京川
監督:阿部由晴
HT後 道上→京川
77分 繁浪→永井
82分 松山→二宮
[INAC神戸レオネッサ]
-----川澄--高瀬-----
-米津----------中島-
-----田中--那須-----
-高良--小野--坂井--甲斐-
-------海堀-------
SUB:GK久野、MF柳井、FW小川
監督:星川 敬
77分 坂井→柳井
79分 米津→小川
84分 海堀→久野
今大会の話題を独占した感のある常盤木学園高校が多くのマスコミを引き連れて西が丘の地にやってきた。
対するINACはリーグ戦終了後韓国代表の加入など積極的な補強で戦力拡充を図るが広島での3回戦は角田英子と櫨まどかがリザーブに入ってフルエントリーだったが、準々決勝では角田が抜けリザーブ4人、準決勝ではさらに櫨まどかが抜けリザーブが3人になった。
先発はいずれも同じで、そもそも21人という少数精鋭のチームではあるが、それほどまでに個人の能力差が大きいのか、それとも資金的に厳しいのか。退団が決まっている選手はもう遠征に帯同しないのか。謎ではあるがそれにしても連戦はキツイだろうと思われる。
練習を見ている限り、INACと常盤木とでは大人と子供ほどの技量差があり、それは常盤木の阿部監督も認めていたが、それをユーモアを交えて選手達に伝えていた。
試合は藤枝順心高校戦の終盤に左足の怪我をした京川舞がベンチスタート。
1年生ながら大型FWの道上彩花の1トップで守備的な戦術を取る常盤木がINACの猛攻を耐える構図。
仲田歩夢が必死にカウンターを狙うも、そこは坂井・甲斐の元田崎真珠組ががっちりガード。背負っているものの違いを見せる。
練習の時見た技量の差はそのまま試合に出て、特にINACの中盤は常盤木に何もさせなかった。
高瀬のパワーに3人掛かりで止めようとするが、振り切られてしまう。
INAC優勢で前半をスコアレスで終了。常盤木学園高校の選手達の疲れが見える。
ハーフタイム終了後、阿部監督は京川舞というカードを切ってくる。たぶん将来ポストプレーヤーとして名を馳せるだろう道上とそのままチェンジ。
その交代が吉と出るか凶と出るか?
後半開始からさらにINACは攻勢に出る。
中島にパスが出ると常盤木の選手が止められない。バンバンクロスが上がってくる。
後半開始4分で米津がゴール。常盤木学園高校、今大会初失点を食らう。
米津、地域リーグ時代からの叩き上げなのに凄いな。このベテラン。
これでバランスが崩れる。
攻めに出た常盤木をいなすINAC。
田中や川澄が巧みに試合をコントロール。
高良や甲斐までマークできないのでINACの攻撃の厚みがすごいことになってくる。
結局、控えGKまで選手交代して使ったINACが5-0の大勝。
ヒール役を完璧にこなし、なでしこリーグの面目を保つ。
常盤木学園高校は年明けは全日本ユース(U-18)選手権に専念できる。
ただ、同組には日テレ・メニーナがいるので予選リーグを簡単に突破できるとは思えないのだが。
怪我人がどれだけ復帰できるかが鍵だろうね。
今年の3年生もなでしこリーグへ進む選手以外は大学リーグや引退となる。
残り少ない高校時代の思い出をしっかり作ってほしいな。あと卒業も。
今回の活躍で取り上げられたマスコミ等の宣伝効果、軽く見積もっても2~3億円は下らないと思うのだけど、学校側は来季の活動資金を出してはもらえないものだろうか。
INAC、強いな。荒さが無くなって、巧みになってきた。練習時間の長さの違いがここにきて出てきた。
これに韓国代表が入ると相当厄介になる。高瀬とチ・ソヨンの2トップってアジア屈指の破壊力だ。
なでしこリーグ中位のチームは対策を取っていかないと一方的な試合になる予感がする。
東京都・国立西が丘サッカー場(1,224人)晴 風弱し 芝良 主審 山岸佐知子
常盤木学園高校 0-5(0-0、0-5) INAC神戸レオネッサ
49分 米津美和(I)、66分 田中明日菜(I)、74分 坂井優紀(I)、75分 米津美和(I)、81分 田中明日菜
[常盤木学園高校(チャレンジリーグEAST]
-------青柳-------
-鈴木--坂本--木下-小野田-
-------繁浪-------
-松山--児玉--斉藤--仲田-
-------道上-------
SUB:GK林崎、DF永井、MF一原、MF二宮、FW京川
監督:阿部由晴
HT後 道上→京川
77分 繁浪→永井
82分 松山→二宮
[INAC神戸レオネッサ]
-----川澄--高瀬-----
-米津----------中島-
-----田中--那須-----
-高良--小野--坂井--甲斐-
-------海堀-------
SUB:GK久野、MF柳井、FW小川
監督:星川 敬
77分 坂井→柳井
79分 米津→小川
84分 海堀→久野
今大会の話題を独占した感のある常盤木学園高校が多くのマスコミを引き連れて西が丘の地にやってきた。
対するINACはリーグ戦終了後韓国代表の加入など積極的な補強で戦力拡充を図るが広島での3回戦は角田英子と櫨まどかがリザーブに入ってフルエントリーだったが、準々決勝では角田が抜けリザーブ4人、準決勝ではさらに櫨まどかが抜けリザーブが3人になった。
先発はいずれも同じで、そもそも21人という少数精鋭のチームではあるが、それほどまでに個人の能力差が大きいのか、それとも資金的に厳しいのか。退団が決まっている選手はもう遠征に帯同しないのか。謎ではあるがそれにしても連戦はキツイだろうと思われる。
練習を見ている限り、INACと常盤木とでは大人と子供ほどの技量差があり、それは常盤木の阿部監督も認めていたが、それをユーモアを交えて選手達に伝えていた。
試合は藤枝順心高校戦の終盤に左足の怪我をした京川舞がベンチスタート。
1年生ながら大型FWの道上彩花の1トップで守備的な戦術を取る常盤木がINACの猛攻を耐える構図。
仲田歩夢が必死にカウンターを狙うも、そこは坂井・甲斐の元田崎真珠組ががっちりガード。背負っているものの違いを見せる。
練習の時見た技量の差はそのまま試合に出て、特にINACの中盤は常盤木に何もさせなかった。
高瀬のパワーに3人掛かりで止めようとするが、振り切られてしまう。
INAC優勢で前半をスコアレスで終了。常盤木学園高校の選手達の疲れが見える。
ハーフタイム終了後、阿部監督は京川舞というカードを切ってくる。たぶん将来ポストプレーヤーとして名を馳せるだろう道上とそのままチェンジ。
その交代が吉と出るか凶と出るか?
後半開始からさらにINACは攻勢に出る。
中島にパスが出ると常盤木の選手が止められない。バンバンクロスが上がってくる。
後半開始4分で米津がゴール。常盤木学園高校、今大会初失点を食らう。
米津、地域リーグ時代からの叩き上げなのに凄いな。このベテラン。
これでバランスが崩れる。
攻めに出た常盤木をいなすINAC。
田中や川澄が巧みに試合をコントロール。
高良や甲斐までマークできないのでINACの攻撃の厚みがすごいことになってくる。
結局、控えGKまで選手交代して使ったINACが5-0の大勝。
ヒール役を完璧にこなし、なでしこリーグの面目を保つ。
常盤木学園高校は年明けは全日本ユース(U-18)選手権に専念できる。
ただ、同組には日テレ・メニーナがいるので予選リーグを簡単に突破できるとは思えないのだが。
怪我人がどれだけ復帰できるかが鍵だろうね。
今年の3年生もなでしこリーグへ進む選手以外は大学リーグや引退となる。
残り少ない高校時代の思い出をしっかり作ってほしいな。あと卒業も。
今回の活躍で取り上げられたマスコミ等の宣伝効果、軽く見積もっても2~3億円は下らないと思うのだけど、学校側は来季の活動資金を出してはもらえないものだろうか。
INAC、強いな。荒さが無くなって、巧みになってきた。練習時間の長さの違いがここにきて出てきた。
これに韓国代表が入ると相当厄介になる。高瀬とチ・ソヨンの2トップってアジア屈指の破壊力だ。
なでしこリーグ中位のチームは対策を取っていかないと一方的な試合になる予感がする。