黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

2010全女準々決勝 対東京電力戦「8年越しの西が丘行き切符」

2010-12-23 23:04:10 | アルビレディース


第32回全日本女子サッカー選手権 準々決勝 2010年12月23日 14:00K.O
福島県・Jヴィレッジスタジアム(847人)晴 風弱し 芝良 主審 山岸佐知子

アルビレックス新潟レディース 3-2(1-1、2-1) 東京電力


3分 失点、41分 上田絵未、53分 菅澤優衣香、62分 失点、79分 上尾野辺めぐみ




[東京電力]

-------天野-------
---長船-下小鶴--吉冨---
-------田原-------
-中村--宮本--上辻--鮫島-
-----嘉数--伊藤-----

SUB:DF山本、MF保格、FW安本、FW森本、FW井手上
監督:菅野将晃

HT後 嘉数→安本
82分 吉冨→井手上



[アルビレックス新潟レディース]

-----阪口--菅澤-----
-佐伯--上尾野辺----小原-
---------川村-----
-山本--東山--上田--山崎-
-------大友-------

SUB:GK諏訪、DF中村楓、MF中村早、MF斎藤、FW口木
監督:奥山達之

72分 小原→口木




アルビレックス新潟レディースが2004年の第25回大会に初めて出場してから足掛け8年。
その間、多くの出会いやら別れやらを経験し、地震とか国体とか諸々のことも過ぎ、ようやく西が丘・東京の舞台に立てることになった。
(8年前なんてちょっと前かもしれなけれど、チーム最年少の高卒ルーキー中村楓選手なんてまだ10歳。岩手の小学生だった。)

西が丘へ行けるということは、3位決定戦は無いので、3位以上は確定。
よって最低でも新潟に表彰状は持って帰ることはできる。(天皇杯と違って賞金はないけどね。)
メダルが付くかどうかは次の浦和戦次第。
まだ、公式戦・練習試合通して一度も勝ったことがない最大の壁に挑む。


波佐谷灯子選手、サポート役を務める。


好感度No.1、いつも笑顔の落合恵選手。今回サポート役を務める。


本大会仕様のボール。このちょっと軽めのボールがドラマを作っている。






Jヴィレッジは里帰りみたいなものかな、菅澤選手。


ちょっと髪型を変えてみました、小原選手。


試合開始。

中盤でアルビ阪口と東電上辻のマッチアップ。ユース時代の名コンビが好勝負を演じる。

田原がアンカーに入って、宮本がFWではないだろうかというくらい前目に出ていた。
逆の配置を予想していたが、これが菅野マジックってやつかな。
安本が頭から来たら嫌だったが、ラッキーにもベンチスタートだった。


クリアーミスが出て開始早々に失点。
だが、CKからルーキー上田選手が決めて同点。
前半のうちに振り出しに戻した。
風が舞っていて、ボールを上げると思わぬ事態になる。


高卒ルーキー中村楓選手が久々のベンチ入り。
常盤木学園高校の後輩の前で良いところを見せたいところだが。

この試合、アルビの大友・上田、東電の伊藤・井手上と日体大勢が目立つ。学生時代同じピッチに立っていた中村早樹選手もその活躍に加わりたいところ。

アルビの口木選手、東電の伊藤・井手上ら高校選手権優勝時の神村学園高等部と揃ってピッチに立ちたいところ。



後半開始。


超超超攻撃的サイドバック山崎円美選手のクロスを菅澤選手が頭で合わせる。


クリアミスがあって田原に同点にされるも、エース上尾野辺めぐみ選手が豪快に叩き込んで勝ち越し。


失点に結びつくミスはあったけど、下を向かず切り替えて勝利。
以前と比べて試合運びが上手くなってきたような気がする。


今季はまだサッカーができる。
東京へ。まだ見ぬ準決勝という場へ。




この時期は超多忙であろう強化部長がこの試合を視察されていた。
強化部としても結果が出てよかったね。

ベレーザVS常盤木戦@宮城スタ

2010-12-23 00:39:04 | 女子サッカー

宮城スタジアム 第2試合
スタンドはガラガラ
西日が強い


日本女子サッカーリーグ所属の常盤木学園高校、チーム旗を忘れたもよう。
リーグ戦をやっているのだから、無いわけでもなく、校旗でもいいわけで。
高校生にとって全女の価値はあまり無いのだろう。高校選手権の方が大事だろうし。




第2試合になって電光掲示板の操作にも慣れてきたようで、各チーム毎にメンバーが提示できるようになる


リザーブも紹介できた


3連覇中の日テレ・ベレーザ


野田朱美監督の初采配
試合前の練習も監督自ら出張る
試合前は並の監督だったら諸々やることがあって練習はコーチ任せなのだが
余裕だな


常盤木学園高校
チャレンジリーグ参戦したことで全女の予選が免除になった
それ以外のメリットは感じられない(たぶん、レベルの高い試合をするのだったらその日程を使って練習試合をした方がいいだろうし)
とにかく、東北のチームは喜んだに違いない










常盤木学園高校の武器は8番児玉桂子からのキラーパス


この日の仲田歩夢は守備に追われて持ち味活かせず


日テレ・ベレーザの一方的な試合展開となった


小柄な岩渕が大柄な小野田に抑えられたことでベレーザの右サイドが活性しなかった
ただ児玉ら常盤木の中盤もかなり引いて守っているので流れは日テレ・ベレーザ


岩渕の華麗な足技も小野田のパワーと長い足で魅せることはできず


何と日テレ・ベレーザの一方的な流れなのに前半をスコアレスに
常盤木の作戦、まんまと嵌る
岩渕をじっと見つめる野田監督




常盤木の阿部監督は試合開始からずっとサークルのまん前まで出て選手達に細かく位置関係の指示を送り続ける
片や、野田監督は試合終了まで一度もベンチを出ることはなく、ずっとベンチの脇に寄り添って立っていた


この交代が後に試合の結果を左右させることになるのだが、この時点では岩渕の交代は遅いくらいの印象だった


日テレ・ベレーザのイライラ感は後半は特に感じたが、とにかくゴール前を固められていて枠の中にシュートが打ち込めない
結局、90分が過ぎてしまった


宮城スタジアムに照明灯が点される
日が差していても寒かったのだが、日が落ちると凍える寒さになってきた


延長戦も日テレ・ベレーザの猛攻は止まらない


時間も無くなってきたところで、PK戦用にGKマリリンが交代
これ、結構見たことあるので、交代枚数も余裕があったのでたぶんそうすると思った


仲田歩夢、綺麗に決める
コースは読まれていたのでちょっとびっくり


小野田、案の定、読まれて止められる
PK戦用の蹴り方を研究した方がよい


何か、この選手は持っているものがあるんだろうな
普通だったら順番が回ってこないわけで
蹴った瞬間、勝負がついた
児玉桂子、お見事








日テレ・ベレーザの敗戦を見届けたわずかな目撃者


女子サッカーでこの会場の1/4程度を埋めることができる日がいつか来るのだろうか?
宮城県の女子サッカーがもっと認知されることを願う







ちなみに常盤木学園高校がチャレンジリーグで宮城スタジアムを使用した際は経費削減の為に電光掲示板を使用されていない。
開放されたスタンドもメインのみである。
JFAの経費負担である全日本女子選手権であるのでこんな贅沢な会場の使い方ができるので、ある意味貴重な体験をさせてもらった。