黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

ようやく国もスポーツと活動資金に関する法律を考えてみるそうだ

2010-12-24 17:25:23 | ノンジャンル
スポーツ基本法案提出へ 超党派で年明けに

国会で通るかどうかわからないけど、ようやく日本もスポーツのことを真剣に考えてみようという流れが出てきたので法案の中身を調べてみるか。

50年前と今とでは社会の仕組みが大幅に変わってきているので1961年制定の「スポーツ振興法」ではどう考えても時代に合わないことは確か。
今時、学校の体育だけがスポーツだなんて考え方は誰も持っていないだろう。
スポーツ庁を作るのは国の予算取りには有効そうだが、たぶん官僚組織そのものにはなると思う。
何はともあれ、『スポーツを支援する企業の減税措置』をやれるかどうかがこの法案の鍵だよ。
具体的に法案の素案みたいなものをそのうちに提示してくれないかな。


職業野球団に対して支出した広告宣伝費等の取扱について
プロ野球だけに適用されているこのやり方を他の競技にも拡大すると大企業は乗りやすいけど、根本的な解決にはなっていない。




ついでに1956年制定の都市公園法の方も検討してみてはくれないだろうか、国会議員さん。
スタジアムとかを造る場合にかなり現実にそぐわないのだけど。

日本初 女子サッカーの高校生同士の対戦が有料試合に

2010-12-24 06:02:01 | 女子サッカー
第32回全日本女子サッカー選手権 準々決勝 2010年12月23日 11:00K.O
福島県・Jヴィレッジスタジアム(381人)晴 風弱し 芝良 主審 梶山芙紗子

常盤木学園高校 3-0(0-0、2-0) 藤枝順心高校


57分 京川舞(常)、80分 児玉桂子(常)




[常盤木学園高校(チャレンジリーグEAST]

-------青柳-------
-繁浪--坂本--木下-小野田-
-----斉藤---------
-松山------児玉--仲田-
-----京川--道上-----

SUB:GK林崎、DF永井、MF鈴木、MF二宮、FW権野
監督:阿部由晴

38分 道上→権野
83分 松山→二宮
88分 繁浪→鈴木


[藤枝順心高校(東海地域代表/静岡)]

-------植村-------
-高畑--平野麻-高野-平野里-
-------阪口-------
-小泉--樫本--桜井--大迫-
-------前原-------

SUB:GK宮崎、DF中村、DF市川、MF山田、FW葛馬
監督:多々良和之

HT後 平野→中村
86分 阪口→葛馬
88分 中村→山田


女子の試合で高校同士の対戦で初めて入場料を払った。
観客数的には一般の人からは評価されなかったようだ。日テレ・ベレーザだったら1000人超したかな?


お互いに日曜日に110分の延長+PK戦を行い、中3日の試合。
藤枝順心高校においては、12/5に藤枝での長野戦から19日間で4試合目(静岡→香川→岡山→福島)。
その合間に静岡にある学校での授業もあったわけで、若いとは言え大変な師走だったなと思う。
高校生は基本的にバス移動なので、運転手はどれくらいこの1ヶ月に走ったことだろう。
日本女子サッカーリーグに加盟している常盤木学園高校は1回戦をシードだったことと、ユアスタ(仙台)・宮城・福島と試合間隔は詰まっているものの移動距離が短かったことは他の参加チームに比べて有利にはたらいたと思う。

試合は当然お互いに体力的に厳しい状況で、最初から足が止まっていて見るからにグダグダだった。
しょうがないよな。前の試合とほとんどメンバーが一緒なわけで、これで全員がピンピンしていたら逆に不思議だ。
その中でも常盤木の児玉桂子と京川舞の2人だけは最初から最後まで運動量が落ちず、これが結果となって表れた。凄過ぎ。

この試合の仲田歩夢はダメダメで、全く足が動かず。いつもと違って相手よりも反応が遅いので悪い絡み方になっていた。
しっかりコンディションを整えれば素晴らしいプレーを魅せてくれる選手だけにちょっと残念な試合だった。
正直、このくらいのパフォーマンスだったら1試合休ませて準決勝に備えた方がよかったのではないだろうか。

とにかくこの試合は終始常盤木がボールをキープするもシュートが入らず。
まるで3回戦の日テレ・ベレーザを見ているようだった。
児玉と京川の出来がもうちょっと悪かったら0-0のスコアレスドローPK戦もありえた。

難しい試合にした原因は、数々のチャンスを外しまくった児玉桂子の責任は大きく、たぶん前半3~4回あった決定的なチャンスうち1本でも決めていればもっと早い段階で勝負はついていた。
それほど他の選手と比べて別次元の運動性能の持ち主であるわけだが、今後、なでしこリーグでやっていこうとするならば、身体の大きさというハンディキャップを感じさせないくらいの活躍をしなければならないし、それには決定力やキープ力を高めないことには試合に出られないと思う。

次の試合は中2日になるわけだが、90分間という高校生にとっては長い試合時間をちゃんと走れるのかが鍵だと思う。
いくら連戦が売りの高校サッカーであっても、このレベルの相手との連戦はキツイんじゃないかな。
身体的にはまだまだユース世代なわけで。


藤枝順心高校は藤枝らしいサッカーを最後まで貫き通したのが印象的。
あそこまで頑ななまでにドリブル突破を試みる姿は好感が持てた。
5年前の静岡県の女子サッカー事情の記事と今回の藤枝順心高校の戦いぶりを合わせて見ると感慨深いものがある。

昨年見た同一カードの「常盤木学園高校-藤枝順心高校」が良かったので試合内容に期待はしていたのだが、できたらもうちょっと体調が良い状態でやらせてあげたかった。



藤枝順心では#10高畑結(藤枝順心SCJr.Y)を特に注目して見ていた。
まだ他にも阪口萌乃(横須賀シーガルズ)とか高野紗希(FC VITORIA)とか樫本芹菜(青崎SC HANAKO)中村ゆしか(FC SFIDA 世田谷)ら数多くの大学あるいは日本女子サッカーで活躍しそうな選手が多いチームではあるのだが。
#10高畑結は技術的にもまだまだ荒削りでフィジカル的にも日本サッカーリーグでやっていくには線が細いとは思うが、何より面構えが良い。
どんな状況になっても負けず嫌い120%の顔が印象的だ。
結局、誰にも負けたくないという意思をどれだけ持ち続けることができるかが選手の伸びに繋がるわけで、そういった意味ではぜひなでしこリーグに飛び込んでほしい人材だな。
まあ、身体を作り直さないと怪我をしちゃうから暫くは試合に出られないと思うけど。

まあ、そういう意味では常盤木の小野田莉子もぜひなでしこリーグに挑戦してほしいとは思うのだけど。
なでしこリーグに入るとしたら同じ北海道出身の熊谷のいる浦和レッズかな?

日ノ本学園高校の瀬口七海らと共に早大ア式に入部する常盤木の3人のうち坂本理保と権野貴子は試合に出場していたが、一原梓はベンチ外だった。
坂本は早大でもDFかな?結構大学しては早大ア式のDFの層は厚いのだけど。
まあ、今大会の結果はかなりのアピールにはなるだろうな。

さあ、この山の対戦相手は癖のあるINAC。
日テレ・ベレーザとはタイプが違う相手にどう立ち回るのか阿部采配にも興味津々。
疲れている上に連戦になるので怪我が心配。