黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦④

2010-11-08 20:10:40 | 女子サッカー
日本女子サッカーリーグ 2010チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦
第3節 2010年11月07日 14:00K.O
三重県・三重県営鈴鹿スポーツガーデン(50人) 晴のち曇 無風 芝良 主審 高橋美里

吉備国際大学(岡山県) 7-1(4-0、3-1) HOYOスカラブFC(大分県)

17分 東依里(吉)、23分 東美希(吉)、41分 福井しほり(吉)、45分 福井しほり(吉)、55分 野間文美加(吉)、67分 姫野加奈子(HOYO)、70分 鎌田蘭(吉)、85分 丸本明奈(吉)



午前中に出場チームは全て決まってしまったので、この試合は完全な消化試合である。
順位をつける必要もなく、お互いに遠くから来て3連戦なのだから、やらなくてもよかったのではないだろうか。


吉備国際大学


HOYOスカラブFC


公認女子1級審判 高橋美里(高知)
2009年末に女子1級審判に坊薗真琴(東京)・井野美聡(兵庫)と共に合格した。
女子1級審判は全国に30人ほどしかいないので、大会が目白押しのこの時期は週末はそれぞれが日本全国を飛び回ることになるんだろう


TOPに入ったHOYOの佐藤楓
元U-20日本代表候補だった逸材
昨年に比べて背が随分伸びたような気がする


まるで大学サッカーの乗りの吉備国際大学
ピッチ脇でこれぞ部活動っていう応援を繰り広げていた





九州から遥か遠くまできて、こんな消化試合で怪我をしちゃうなんて可哀想
佐藤楓が率先して介抱している





攻められるとCBやSBのラインまで下がってきて守備をする佐藤楓
ある意味、今回見た4チームの中で一番目立っていた選手だ


吉備国際大学は元TASAKIのベテラン東依里ぐらいしか見るべき選手はいなかった
結局、先制点を叩き込み、2点目を決めた東美希との姉妹ゴールで試合を決めてしまった。
中盤を抑えにかかる佐藤楓


HOYOのDF陣が全く機能せず、足も止まり、ボールへのチェックも甘くゆるゆる
吉備国際大学が中盤で相手の守備を気にせずにフリーで攻撃ができた
そのため、前半で大差がついた
吉備国際大学の#17福井しほり(1年/室蘭大谷高校卒)や#20野間文美加(2年/鳳凰高校卒)といった国体や高校サッカーで活躍した選手はユニバーシアードの主力として期待しているのだが、この試合では得点こそ決めているもののボールを持っていない時の動きの質とかが今一つ。
今後、年代別代表やフル代表へ名を連ねるつもりなら個人として何か手を打たないと時だけが過ぎていってしまうだろう。大学サッカーを選んでしまったことは変えられないのだから。


ハーフタイム、もう体力も精神力も限界を越えていた。
チャレンジリーグは観客に見られる世界、この時点でこのチームはその視点を失っている

2年連続してHOYOはこの参入戦に参戦したが、実力が全く伴っていない
仮にこのチームがチャレンジリーグ参入になると第2の熊本になるのは目に見えているが、何故事前審査が通ったのだろう?
佐藤楓がいなかったらもっと悲惨なことになっていた


あくまでも授業の一環
しっかりと先生が生徒に講義を行なっている


#21東依里ばかりが目立つ吉備国際大学
組織的な攻撃は見られなかった


後半に入るとHOYOのディフェンス陣の足が完全に止まり、守備に攻撃にピッチを行き来する佐藤楓の大きな姿が特に目立った


吉備国際大学の守備が相当悪いのか、何度もすんなりとHOYOにゴール前まで押し込まれてしまう
HOYOの決定力不足から1失点ですんだのだが


長身GKの菅原未紗(4年/聖和学園高校卒)
初代のなでしこリーグ女子特別指定選手
なでしこリーグへ行った同期のGKとは随分差をつけられてしまった
大学4年間、大きな遠回りをしたが、卒業後もサッカーを続けるのだろうか?


両チーム共にボールだけを見過ぎで、ボールに寄り過ぎ
お互いに空いたスペースを使わないから人が密集して時間が過ぎていく


長い消化試合が終った
ピッチの周りには関係者と見られる人か親族、控え選手くらいしかいない
日本のトップリーグ入りを掛けた試合とは到底思えない環境だった


学校法人が日本女子サッカーリーグに参入するモデルケースとしてはかつての大原学園になるのだろう
大原学園はそれでも最低限、長野県内の女子サッカーの普及や地域密着を図ろうとできる限りの活動はしていたし、学校としても意思があった
(だからそこ廃部になっても長野に移管という道ができたのだが)
吉備国際大学は何をしたくて日本女子サッカーリーグに加盟したいのだろう
岡山県西部・高梁市周辺で何をやっていくつもりだろう

チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦③

2010-11-08 19:55:15 | 女子サッカー
日本女子サッカーリーグ 2010チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦
第3節 2010年11月07日 11:00K.O
三重県・三重県営鈴鹿スポーツガーデン(30人) 曇のち晴 微風 芝良 主審 和田りつ子

スフィーダ世田谷FC 3-0(0-0、3-0) 豊田レディースフットボールクラブ

71分 山田ゆり香(世)、75分 薄田春果(世)、83分 山田ゆり香(世)






選手入場。観客席もないただの芝生のグラウンドなのでもちろん入場行進曲など流れない。


まだ幼い顔が目立つ豊田レディースフットボールクラブ


ほとんどの選手が社会人か大学生のスフィーダ世田谷FC


公認女子1級審判 和田りつ子(京都)


アンカーの位置に入った世田谷の大黒柱 #10 松原萌(元日テレ・ベレーザ)
このレベルの中に入ると一人だけ別格


GKの#1 鶴ヶ谷沙紀。DFからの転向なのだろうか?
このキックだとチャレンジリーグはかなり厳しい


ほんの一時ジェフ千葉レディースに入団していたDF#4 田中麻里菜
キック力があり、主将としてのキャプテンシーもある
なでしこリーグのクラブで腕を磨くチャンスもあったわけだが、個人ではなくこのチームに掛けたようだ


2トップの一角#9 内山朋香
チャレンジリーグ相手のプレスに対応するにはもうちょい技量をあげないと厳しい


同じく2トップの一角#11 笹子正恵
中盤の構成力を活かすにはこの2人のFWの決定力が鍵になる
現状、チャレンジリーグと伍するには速さがもうちょいないと厳しい


後半から出場の#8 山田ゆり香
彼女の投入で一気に攻撃が活性した
日テレ・メニーナ出身で基本技術が身に付いていて、日体大時代はアルビの上田絵未や東電の井出上麻子の同期の国体選手
いかにも体育大学出身といった雰囲気で周りをしゃきっとさせていた


山田ゆり香の先制点でほぼ試合の趨勢は決まった


両チーム共にトラップが長くすぎて、ちゃんとボールコントロールできない選手が多かったのだが、高校生ながら#14 赤羽紗里(元日テレ・メニーナ)は自分の距離にボールをキープしてドリブル突破を図っていった


DFラインは主将の#4 田中麻里菜がコントロールしているらしく、#3 石崎美有らに指示を送っていた


CKは左右共にエースの#10 松原萌が蹴っていた
良い感じで入れるのだが、中でなかなか合わせられないようだ


体格的な差が大きく、大人と子供の試合のようにも見える


試合は一方的な世田谷ペース
終ってみれば、世田谷のシュート30本に対し豊田2本の試合だった

世田谷も後半25分過ぎになると足を攣る選手がバタバタと出始めた。特にDFを中心に。
豊田も世田谷も普段の試合時間より長い90分間に対応する体力がまだないのだろう。
連戦を考慮してもいただけない。
また、世田谷は終始攻めが単調。あれだけ一本調子だとチャレンジリーグのチームだったら後半に読まれるのではないだろうか?
チーム練習に時間を割けないのだろうか?明らかに準備不足だ。
世田谷は大学生や社会人が中心であるがゆえに。普段、毎日練習できていないのではないかと想像できるシーンだった。
もちろん豊田も同様なので試合としては世田谷が勝利したのだが。


ユース世代でやらなければならないことはまだあるはずなのに
ボールをしっかり止めるといった基本技術もままならないのに何故チャレンジリーグ参戦なんだろう?
大人の思惑だったらユース世代の選手は可哀想だな


今回見た4チームの中で、4部リーグである東京都リーグのチームが一番組織的な守備の構築ができていた
逆に言えばどこのチームもこれまで日本女子サッカーリーグに所属していたチームと比べて準備不足である。
このままの状態で仮にチャレンジリーグに昇格しても、第2・第3の熊本になってしまいそうで不安である

ただ、世田谷は地域からの支援も上手に取り付けているし、下部組織からの選手もちゃんと社会人になっても続けている
さらに大学や高校サッカー経験者の受け皿にもなっているので、ライトな感覚でトップリーグのサッカーが体験できる首都圏の受け皿クラブになったら面白いかもしれない
東京国体前にこういうチームが伸してきて東京都体育協会もラッキーなんじゃないかい

今年のインカレ 組み合わせ発表

2010-11-08 18:05:53 | 女子サッカー
第19回全日本大学女子サッカー選手権

【1次ラウンド】 堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(大阪府堺市)
2010年11月26日(金)~28日(日)

【準決勝】 相模原麻溝公園競技場(神奈川県相模原市)
2011年01月03日(月)

【決勝】 国立霞ヶ丘競技場(東京都新宿区)
2011年01月05日(水)


1次ラウンド組み合わせ

〔Aグループ〕
早稲田大学(関東第一代表)/尚美学園大学(東日本プレーオフ)/静岡産業大学(東海代表)/吉備国際大学(中国代表)

〔グループB〕
神奈川大学(関東第三代表)/徳山大学(西日本プレーオフ)/福岡大学(九州代表)/武庫川女子大学(関西第二代表)

〔グループC〕
大阪体育大学(関西第一代表)/仙台大学(北海道・東北代表)/北陸大学(北信越代表)/筑波大学(関東第四代表)

〔グループD〕
武蔵丘短期大学(関東第二代表)/愛媛女子短期大学(四国代表)/姫路獨協大学(関西第三代表)/日本体育大学(関東第五代表)



グループAは死のグループ化しているような気がするけど、たぶん早大が全勝するんじゃなかろうか。
決勝トーナメントを考慮するとこの組み合わせはかえって良かったかもしれない。
ほとんど失点をしたことのない早大が失点してバランスを崩すと波乱が起きるかも。

今年は1次リーグ最終日まで決着がつかないハラハラドキドキの展開が期待できそう。

3日目の「武蔵丘短期大学 vs 日本体育大学 2010年11月28日 14:30K.O」が面白いと思う。

同じく3日目の「大阪体育大学 vs 筑波大学 2010年11月28日 12:50K.O」なんてどっちが準決勝に行ってもおかしくないだろうし。


堺トレセン、どれだけの注目を集めることができるんだろう。

チャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦②

2010-11-08 06:34:13 | 女子サッカー

鈴鹿サーキットで有名な鈴鹿へ来た。


三重県営鈴鹿スポーツガーデン
今時珍しい巨大公営スポーツ施設。それもネーミングライツしてない。


とにかく広い。三重県のスポーツ関係の施設をここに集約させた感じ。
三重県の人口の大半を占める津や四日市の人は使いやすいんだろうな。


電源って三重県で原発は無いし、中部電力の発電所もこんなもんだし
何で建設資金が出たんだろう?


たぶん「グラウンド」に書き直した方が良いと思う。


こういう感じのラグビー・サッカー場が聖籠町にできたら本当の意味でサッカーの街って言えるんだろうな。


バックスタンドなんて土盛で十分。屋根があればなお最高って感じだ。


この日は全国高校サッカー選手権の三重県予選が開催されていた。


ここがチャレンジリーグ入替戦出場チーム決定戦の会場となった第4グラウンド。
夜間照明付きの天然芝ピッチで観客席は無い。
用具置き場に着替えとトイレにがあるようなちょっとした小屋があれば最高のグラウンドだ。
ちょっとトイレが遠くて選手も観客も大変そうだった。


隣の第3グラウンド。JFA公認の人口芝ピッチ。こちらも夜間照明付きで観客席は無い。


どでかいプール。


真新しい体育館


宿泊棟。500円で入れる日帰り天然温泉施設が併設されている。


バイキング形式のレストランとJOCや地元の特産品なども購入できる売店が中にある。


土日祝限定スポーツ弁当を購入して屋外で食べた。ちなみにおかずはバイキングにあったものを盛ったようだ。
アルビレッジもこのアイデアはどうだろう。
大会の時は屋外で食べることが多いので、この方が便利なのだが。