<無人島1枚漫画・その115> 題: 「全員さんぽの時間」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議 <ひとコト> いかに散歩が大事か。三歩進んで二歩さがる。人間はナゼ歩くのか。足があるからである。足は歩くためにあるのだと自覚、あるいは医師に「運動不足は原因です」といわれた時、人間は歩きだすのである。歩かなければ足ではない。下半身の二本の変てこなものにすぎない。「オーイ、なんだ、この変てこなものは・・・」。もっとも、歩いても歩かなくても、下半身に二本の足がついていることじたい、おかしいではないか、歩くという動作そのものが、おかしいではないか。笑っちゃいます。足元をみられて笑われるということは、クツジョクである。「笑」という字もよくみると、歩いているようにもみえてくる。 (秋竜山)
<無人島1枚漫画・その114> 題:「長男だけのこって、あとは働きに島をでなさい」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議 <ひとコト> 長男とはなんぞや。長男は大変だということが一生つきまとうものだ。なんて、長男ひがいもうそう、ということか。長男のことは長男でなければわからない!!なんて、長男はいったりする。「わかるよーな気がする」なんて、長男の下につづくものたちがいったりする。なにがわかるのだろうか。長男としての自覚を持て!!とは、父親のいいぶんだ。そういう父親は、長男ではなかったりして。 (秋竜山)
<無人島1枚漫画・その111> 題:川の字にねる 秋竜山・秋竜山漫画企画会議 <ひとコト> 「川の字にねる」というのは、わが子をまんなかにはさんで、父親と母親がその横にねる。このマンガにおいては、人間がひとりだけだから、川の字にねれるということは、これしかないか・・・
(秋竜山)
<無人島1枚漫画・その110> 題:「うるさい」 秋竜山・秋竜山漫画企画会議 <ひとコト> このマンガを見て、みるがごとしだ。「うるさい」としか呼べない。ひとりで生活するのはいい。ところが、ふたりとなった時、それは「うるさい」という対しょう物にすぎない。このマンガの人物は、あなただったら、サァどっち!!(秋竜山)
<無人島1枚漫画・その106> 題: 朝おきたら魚になっていた 秋竜山・秋竜山漫画企画会議 <ひとコト> カフカの「変身」という奇妙な小説は有名である。そして、この無人島マンガは有名ではない。第一に「変身」をパロッた描き下ろしであるからだ。
(朝、ベットの上で目をさましたら、自分が、グロテスクな虫に変身していた。)という小説であった。それをふんまえた上でのこのマンガである。(秋竜山)