27.04.14 ち ん ぎ ん NO.765
「金」はきん・「銀」はぎんと読みますよね。 「金さん」はきんさんで「銀さん」はぎんさんですよね」
ところが、同一賃金などと言う場合、本来は同一「ちんきん」と読むかまたは同一「賃銀」と書くべき
ところ「賃金」と書いて「ちんぎん」と読んでいます。 このように「金」を「ぎん」と読む例はほかには
見当たりませんが、どうしてこうなるのでしょうか? 高校の簿記で習った時には確かに「賃銀」でし
た。 時代劇で「旅の費用」のことを「路銀」と言ってます。
それは、「賃」金は本来は賃銀であったものを、いつの時代からか「賃金」にしてしまったからではな
いかと思います。 「賃金」と書くよりも「賃銀」と書いた年代の方が歴史的には長かったのではない
かと思います。 明治の初めころ、世界中が「金本位」だったのに日本ではその1/20ほどの「銀」
を貨幣の価値とした「銀本位制」だったために、明治30年までに諸外国から多量の銀が持ち込まれ、
その反対に莫大な量の「金」が流失したのです。 バカみたい。 *猪瀬直樹著「大君の通貨」より。
つまり、日本人は金の価値と銀の価値が解らなかったのです。
いま、安倍政権は平和の価値が解らないで、平和をなし崩し的に破壊し百害あって一利もない「戦争
が出来る国」にしようとしています。 バカみたい。 為政者の愚策はいつも国民を苦しめる。