27.04.16 歌 声 喫 茶 NO.767
・・・と言というものがありました。 カラオケよりも前の時代です。
「進歩的?」な学生や若いサラリーマンで賑わっていました。
1杯のビールを前に「黒い瞳」「ボルガの舟歌」「ステンカラージン」など、あこがれのロシア民謡を歌った
ものでした。 当時は共産主義が世界を覆い、地球の面積の2/5を席巻し、民衆は専制権力や悪徳
資本主義の軛(くびき)から解放れて、自由と平等が尊ばれる理想的な社会が、近い将来実現するん
だという希望に満ちていました。
東京の美濃部・京都の蜷川・大阪の黒田・神奈川の長洲と、主要都市の知事は全て革新候補で制圧し
ました。 当地の衆院選でも共産党の村上弘が断トツのトップ当選を果たし意気揚揚でした。
ところがその後ソ連は崩壊し、プーチンは体制批判を繰り返していたかつての部下を毒殺し、中国でも
共産主義体制はほぼ崩壊し一党支配の官僚体制に陥っている。
我が国政を見れば、社会党はすでに消滅し・健全野党たるべき民主党も惨敗して、このままだと消滅
の気配さえある。
共産党が善戦した「自共対決の時代だ」と言っても、たかが21議席では、偉そうなことは言えない。
なにが良くってなにが良くないのかは良くわからないが、理想の政治体制なんて青い鳥を求めるような
ものかもしれない。
でも、どう転んだって維新だけはこれ以上太らせては危ない!と皮膚感覚で感じますが・・・いかが?