26.11.10 悪 徳 の 栄 え NO.599
フランスの哲学者で、生涯の内の2/3を獄舎で過ごしたマルキ・ド・サド侯爵の著書名です。
邦訳の多くは渋沢 龍彦がやっていまして「美徳の不幸」などともに多くの作品が紹介されています。
サドは「悪」が楽しいとか愉快だから「悪」に憑りつかれたのではなくて、悪行そのものが世の中に必要不可欠事であり、悪の存在はもっともっと認知される
べきだという哲理を説いています。 いわゆるサデイストとはサド・イズムのことで、イジメ・虐待・殺害・詐欺・窃盗・姦淫(獣姦・屍姦・近親姦・幼児姦・
半陰陽姦「性同一障害」など)・カニバリズム(人間の死体を食うこと)糞食行為等々が、なぜいけないのか?
それは人間が持つ本来の深層心理・性癖じゃないか! だって国家自体が「悪」そのものであって、その全てを駆使しているじゃないか!・・・と指摘していま
す。 善行は埋もれるが悪事は千里を走るともいいます。 そうなのかもしれません。
世の中の悪事がなくらないのは、余程のヒドイものでないかぎり国は手出しをしないからであるし、国自体がブラック企業の存在を放置し・和牛商法のような
サギを等閑視し、カジノ法を作って国民ギャンブル依存症にして堕落させようとしているのですから。
小さな悪は潰されるが巨悪は安穏として栄える。