26.11.22 自 若 NO.612
大事に直面しても落ち着きの心を失わず、平然と少しも変わらない様子。泰然自若とも言います。 一方、びくともしない・ちっとも進まないという意味もあ
ります。 学校から帰った孟子に母が問う。 どうだい、勉強の方は進んでるの? 孟子 自若たり(ちっとも進んでいませんよ)と答える。
そのとき孟母(孟子の母)は、にわかに刃物を持ってきて、織りつつあった織物をバッサリ切り裂いて叫ぶ! 馬鹿者! お前が勉強をロクにしないというこ
とは、せっかくここまで紡いできた織物を切り裂くようなものだ! もっと真面目にせよ!・・・と。
孟子はその時の母親の強烈なオーラに圧倒されて以来、朝な夕なに勉強に励み、名儒(名の知れた儒者)になった。 中学校で習った「孟母三遷の歌」の一
部でした。
さて安倍政権、誕生以来重要な課題を山積・放置して「自若たり」と言っているのと同じこと。
この際、国民は一票という「怒りの刃」をもって、長期政権の野望を切り裂かないとイケマセン。