「福島君、おめでとう。絶対にお世辞を言わないOさんが合唱をえらく誉めてるよ。」
とは、終演後にご挨拶に伺ったときの井上道義先生の第一声。その横にいたOさんも「いや、ほんとビックリしました。合唱がこんなに良いとは想像を超えてました!」
とのことなので、「第九シンフォニーの夕べ」初日、大阪フィル合唱団は無事にお務めを果たした、ということでしょう。まずはホッとひと安心。
ソプラノ独唱の小林沙羅さん(スザ女)さんからも、「合唱、凄いですね!」とお褒めの言葉を預かりました。
マエストロもエネルギッシュな指揮で、まさに道義先生ならではの自由な精神に溢れたベートーヴェンを聴かせてくださいました。しかし、同じことを繰り返さないのがマエストロの素晴らしいところ。明日はどんな演奏が繰り広げられるのか、今から楽しみです。
本日は12月29日、朝比奈先生の14回目のご命日。大阪フィルが存続する限り、朝比奈先生を「第九」で偲ぶことになります。ベートーヴェン演奏に命を賭けた朝比奈先生らしいご命日と呼べそうです。
さて、2日目の明日=30日(水)も当日券は販売される模様。大晦日にテレビで観るのも悪くないけど、生の「第九」はもっと良いものですよ。音楽を愛する皆さん、今からでもご予定頂けると幸いです!
写真提供: 大阪フィルTwitter