福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

大阪フィル「第九」初日、成功裡に終わる!

2015-12-29 22:43:00 | コンサート


「福島君、おめでとう。絶対にお世辞を言わないOさんが合唱をえらく誉めてるよ。」

とは、終演後にご挨拶に伺ったときの井上道義先生の第一声。その横にいたOさんも「いや、ほんとビックリしました。合唱がこんなに良いとは想像を超えてました!」

とのことなので、「第九シンフォニーの夕べ」初日、大阪フィル合唱団は無事にお務めを果たした、ということでしょう。まずはホッとひと安心。

ソプラノ独唱の小林沙羅さん(スザ女)さんからも、「合唱、凄いですね!」とお褒めの言葉を預かりました。



マエストロもエネルギッシュな指揮で、まさに道義先生ならではの自由な精神に溢れたベートーヴェンを聴かせてくださいました。しかし、同じことを繰り返さないのがマエストロの素晴らしいところ。明日はどんな演奏が繰り広げられるのか、今から楽しみです。

本日は12月29日、朝比奈先生の14回目のご命日。大阪フィルが存続する限り、朝比奈先生を「第九」で偲ぶことになります。ベートーヴェン演奏に命を賭けた朝比奈先生らしいご命日と呼べそうです。

さて、2日目の明日=30日(水)も当日券は販売される模様。大晦日にテレビで観るのも悪くないけど、生の「第九」はもっと良いものですよ。音楽を愛する皆さん、今からでもご予定頂けると幸いです!



写真提供: 大阪フィルTwitter
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