福島章恭自作を歌う2 YOKOHAMA FULLMOON
福島章恭自作を歌う2
YOKOHAMA FULLMOON
作詞: 冨田真紀
作曲: 福島章恭 & 後藤浩明
編曲:福島章恭
前作「光の輪」につづく、自作を歌うシリーズ第2弾。
作詞は、前作と同じ冨田真紀さん。やはり、大学生時代に結成していたバンド、リーダー・クライスのために書き下ろして頂いたものです。実に美しく、心に響く詩ですね。あれから、36~37年の年を経た今でも、この詩に対する胸のときめきに変わりはありません。
「YOKOHAMA FULLMOON」は「光の輪」とともに思い入れの深い作品です。わたしが、7割方書きながら完成できずに苦しんでいたのを、見るに見かねた後藤君が仕上げてくれました。その技の見事さよ! とてもわたしひとりの力では到達し得ない領域に、この作品を高めてくれたことに、今でも感謝しています。
今回は、ピアノ弾き語りに飽き足らず、DAWによる多重録音にて、昔のバンド・サウンドを再現してみました。 ストリングスは、Miroslav Philharmonicというオーケストラ音源からのもので、チェコ・フィルの奏でる音をサンプリングしたものという豪華版です。 チェコ・フィルとバーチャルで共演できたことを密かに歓んでいる次第。
さて、「光の輪」とともに、本作を何故動画として残すことにしたのかというと、自分の青春時代に決着を付けるためです。今ですら、20代の頃に比べると、高い声で歌うことが難しくなっているのに、5年後、10年後、こうした歌たちを歌うことの出来る保証はなく、コロナ禍で思わぬ自由時間を獲得した「今」しかありません。
つまり、クラシック関係者にも、合唱関係者にも、興味を惹かない動画であることは承知の上、ひたすら自分のために、制作しているわけであります。
これらの歌を気に入ってくださる方が、ひとりでもいらっしゃるなら幸せです。
さあ、これを仕上げたところで、ニューイヤーコンサートの準備に没頭します!