福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

インバル&都響 ショスタコーヴィチ「レニングラード」

2018-03-20 20:38:47 | コンサート


インバル指揮の「レニングラード」と言えば、聴く前から感動が予感されそうなものだが、今宵ばかりは完全なる肩透かしに終わった。

第1楽章冒頭からフィナーレまで、ただ目の前の音が意味もなく鳴るばかり。
フレーズ感もハーモニー感も希薄で、大きな楽節の中の小さな楽節間にニュアンスの差が全くない。

いかにも日本人音楽家の陥りやすい欠点がそのままで、最後まで椅子に座っているのが辛いほど。

以前、大野和士指揮のマーラー「7番」を聴いたときにも、似た不満を覚えた記憶がある。すべてをオーケストラの責任にすることは出来ないが、都響には、潜在的にこうした傾向があるのかも知れない。
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長岡混声合唱団 第14回定期演奏会 追加演目決定 小沢さちによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より

2018-03-20 01:08:05 | コーラス、オーケストラ

来る3月25日(日)に行われる長岡混声合唱団公演の追加演目が決まりましたのでお知らせします。

まず、オープニング曲として、なかにしあかね「よかったなあ」より終曲「ケヤキ」。

長岡混声としては、2012年11月に「よかったなあ」全曲を歌って以来の愛唱曲。

詩人まどみちおのシンプルにして、宇宙規模の大きさを持った詩に相応しい感動的な作品です。

「水のいのち」への導入としても、申し分なし。

休憩後、フォーレ「レクイエム」の前には、小沢さちのオルガン独奏により、バッハ「平均律クラヴィーア曲集」第1巻より3曲が演奏されます。

朝日酒造所有の素晴らしい楽器が、夢のような残響を誇るエントランスホールにどう鳴り響くか、楽しみでなりません。

 

長岡混声合唱団 第14回定期演奏会

なかにあかね「ケヤキ」(混声合唱組曲「よかったなあ」より)

高田三郎 混声合唱組曲「水のいのち」

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より、第1番ハ長調、第2番ハ短調、第5番ニ長調

フォーレ「レクイエム」(オルガン版)

 

平成30年 3月25日(日) 開場 13:30 開演 14:00 

入場料 全席自由 1000円 

会場 朝日酒造エントラスホール

指揮:福島章恭

ソプラノ:遠藤紗干 バリトン: 藤井大輔

ピアノ:小山惠 オルガン:小沢さち

 

 

 

 

 

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