空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

多摩動物公園:昆虫園、ライオン、コウノトリ

2012-02-23 23:25:34 | 旅行とか食べ物とか
1月の長崎バイオパークに続き、2月も動物に会ってきました。

多摩動物公園(http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/index.html)。

広さや動物数ももちろん多いんだけど、みどころ動物の新聞を作っていたり、ライオンや猿など群れで飼っている動物はそれぞれの名前と写真、特徴を紹介していたりと、飼育員さんたちやボランティアのかたがたの工夫と熱意を、いろんなところで感じました。

そして、館もののため一見目立たないように見える、昆虫園、すごかったです!
蝶というのは、卵→幼虫→蛹→成虫というふうに育つ昆虫で、幼虫も1齢幼虫、2齢幼虫、、、というように、時には幼虫の期間でも色や模様を変えながら育っていくのですが、その成長の様子が、ステージごとにわかれて展示されています。標本でなく、生きた昆虫の展示ですので、室内で温度管理のもと、年間通してサイクルを回しているっぽいですねえ。
そして、成虫になった蝶はというと、、ドームの中、とてもあたたかくて花がいっぱいに咲いている庭に放されます。そこに一歩入ると、いろいろな種類の蝶があちらこちらに飛び回っていて、何というか、とてもびっくりです。探さなくても、視界の中に必ず蝶がいるっという感じです。
餌は、もちろん栽培されている花もあるのですが、「レストラン」と称して花の蜜が器に盛られている箇所も。



蝶の口は細長く、飛ぶときはぐるぐる丸く巻かれているのですが、蜜を吸うときはストローのように伸ばし、花びらの奥の蜜を吸います。間近で見ると、伸ばされているのがよくわかる。もっとも、蝶が花にとまるとき=食事のとき、なので、飛んでいる巻き口のほうが、じっくり見ることは少ないのだけども。

蝶以外には、バッタが生息している草むらエリアや、メダカのいる池など。
なんと、花の蜜を吸う鳥、ハチドリも発見! 看板でいるらしいと見たものの、こんなに広いドーム、見つけるのは難しい・・・と思っていたら、いました。
ハチドリは、ホバリング(停止飛行)を行う珍しい鳥です。(日経ビジネスオンライン http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070202/118289/)庭の中にはハチドリ用の水入れ(中は水かしら、密かしら)が空中に吊るされて、1つ1つの動作が見えないくらいの速度で翼を動かしながら、中の液体を飲んでいます。初めて見たのですが、途端にからだがぽかぽかしてきたのは、部屋の温度のせいだけではないはず。

また、別の館では、ハキリアリの展示も。ハキリアリは、キノコを栽培するアリで、働きアリが葉を切り取って巣の中に運ぶと、それより小さな働きアリが葉を小さくしてペースト状にして、キノコが増えるためのベッドを作ります。その様子が透明なケースの中、葉を切る場所と運搬のためのやや細めの通路、地中に巣が広がる場所、というように展開されていて、それぞれのアリがどんなことをしているのか、見る事ができます。

・・・昆虫について書きすぎました。
でも、それだけ特徴的なエリア。
どうせ虫だし小さいし、と思わずに、立ち寄ることをおすすめします!


さて、他のエリアにはいろーんな種類の動物がいます。(ざっくり)
中でもおおっと思うのは、ニホンコウノトリとライオン。

絶滅危惧種のニホンコウノトリは、園内のいろいろな場所で飼育されていました。
多摩動物公園は、ニホンコウノトリの飼育下での繁殖に初めて成功した園で、現在のニホンコウノトリの飼育数は日本で2番目に多いらしいです。

そして、ライオン。広いライオン敷地(といってもあくまで動物園としては、ですが)にいるライオンを、勿論外から眺めもできるのですが、敷地内をぐるっと運行している「ライオンバス」にのって、近くまで行くこともできます。バスで餌をやることがあるのか、バスが木の台に近づくと、若めのライオンが一匹寄ってきて、バスのまわりを歩きました。こういったサファリ形式の見学方法も、日本で最初らしいよ。



以下、そのほか出会った動物たちの中から抜粋。


キリン。餌やりの時間に遭遇。飼育員さんが持っている木の枝から食べているのですが、結構な力のようです。


レッサーパンダ。寒さに強いらしく、木の枝組みのところをひょいひょい歩いていました。


カンガルー。気持ち良さそうに寝てる。大きいものほど寝相が大胆。


ヨーロッパオオカミ。集団になじめない子が別の部屋にいたのですが、遠目でみるよちもずっと大きいです。

昼前に入って閉園までいました。
可愛いとか癒される、という感情ももちろんあったのですが、今回はいろんなところでびっくりさせられた感じです。社会人になって、人間基準の尺度に慣れてしまっていたのかな。気をつけないと!

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