空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

ドイツ旅行3日目:古城ホテル

2012-04-18 23:32:56 | 旅行とか食べ物とか
フランクフルトの中央駅に戻ってきたところまで、書きましたっけ。
あとは、その日の宿泊場所に向かいます!

目指すのは、フランクフルトから電車で1時間半ほどの距離にある、St.Goar(ザンクト・ゴアール)。
フランクフルトからずいぶん離れた場所ですが、泊まりたい場所が、この地にあったのです。


電光掲示板で、電車の時間や乗り場を確認。
ドイツ鉄道のHP(http://www.bahn.de/p/view/index.shtml)で、事前に(友人が)調べていたのですが、遅れてたり乗り場が変更になってたりという可能性もあるので、チェック。

当初の予定通り、フランクフルトの中央駅を17時頃に出発!



電車の車内。
2階立ての列車で、中2階のところがスーツケース2つを置けるくらいのスペースもある場所で、横並びの席もあったので、そこに着席。このとき乗ったのは、RE(レギオナルエクスプレス)という、いわゆる快速列車。

ルートとしては、マイン川沿いに西へ行ったあと、ライン川沿いに、北上。ライン川沿いには古城や古い塔がたくさんあって、電車にのっていても、丘だったり川の向こうだったりを眺めていると、山の中腹から上にかけて、ところどころで古城が見える。

なお、ホテルのある場所の最寄り駅は、St.Goar駅で、快速列車は停まらないため、Oberwesel駅で、各駅停車のRB(レギオナルバーン)に乗り換え。

の、はずだったのですが、、、

乗り継ぎの時間も短かったから,慌ててたんですかね。
到着していた列車に乗ってみたら、逆方向。
次の駅で降りてみたら、次の電車が来るのは1時間後。

スーツケース抱えているしで、動かず無人駅で1時間。


左上の丘の上に見えるのは、シュタールエック城というお城。内部はユースホステルになっているらしいです。
せっかくだ!と、写真撮影。


ちょっと日が傾いてきました。ベンチに座って、ドイツの書店で友人が買った数独をいくつか解く。


暗くなってきました。貨物列車がときどき通過するんだけど、音が大きくて、ちょっと怖い。


2つの近くの星。この頃は、金星と木星が接近していた時期でした。


駅の照明で、駅中ライトアップ!楽しい気分になって、いろんな角度でいろんな場所を撮影。



このあと、ようやく列車が到着。1時間で、ずいぶん様変わりした。
目的のザンクトゴアール駅についたあとは、どうやってホテルに行くかなんだけど。。。
推定距離は2kmほど。ただし、山の上。スーツケース付き。初めての場所。で、ホテルに電話して、タクシーを呼んでもらうことに。駅に電話があったらそれを使おうと思っていたんだけど、無いので、携帯電話。その場合、市外局番って必要なんだっけどうなんだっけ?と、すったもんだです。で、なんとか友人が説明書を解読し、ホテルに電話して、頼んでくれました。そのあとは、まもなくタクシーが来て、あっという間に丘の上へ。


部屋。おしゃれ!

泊まったのは、「Romantik Hotel Schloss Rheinfels」、古城ホテルです。
ここに来たくて、フランクフルトから1時間半かけて来たんです。

この日の夜ごはんは、ホテルのレストランで。ライン川沿岸でつくられたワイン、白1杯と赤1杯。
食べたのは、サラダ1皿と、お肉料理と、魚料理。ホテルのレストランという場所柄か、今まで食べてきた中では、いちばん量は少ないのですが、それでも日本で出てくる普通のレストランくらい、つまり十分にあります。
特においしかったのが、魚料理。あっさりとしていてやさしい味。ワインは苦くなくて、やわらかい口あたり。
ごちそうさまでした。

食べ終わったら、部屋に帰るついでに、ホテル探検。



かどのところに、くつろぎスポット。



これは、部屋の中。バスタブで出迎えてくれたあひるさん。癒されますねー。

この日も1日、よく動いた日でした!

ドイツ旅行3日目:フランクフルト

2012-04-18 21:28:19 | 旅行とか食べ物とか

フランクフルト。中央駅から、歩きだします。


駅の前は、まっすぐのびた、カイザー通り。


近代的な建物。欧州中央銀行、かな。
そのあと、目的のところに行くまで、ちょこっと曲がったり、道路を渡ったり。
公園っぽいところを通って行こうと思ったら、何かの反対運動なのか、テントがごっそりはられていてテープもはられていたため、迂回。


どこかの通り。素敵な建物。


  
どこかの下。そういえば、噴水や門など、誰かが何かを支えている像をよく見たような。


赤レンガの建物。この付近で、チャイニーズのツアーご一行に遭遇。現地の人から見たら、私らも同じツアー客に見えただろうな。といっても、そのちょっとあとには、ツアーから離れてしまったかたから中国語で話しかけられたし、中国の人から見ても、同郷に見えたようです♪



着いた!レーマー広場。
14世紀から17世紀にかけての街並らしい。昔のものがママ残っているというよりは、第二次世界大戦以降に再建されたものだとか。



広場中央にある、正義の女神の像。後ろには、教会。



こちらは、旧市庁舎レーマー。だんだんになった模様がおしゃれ。もともとは貴族のお屋敷だったのを、15世紀に市が買い取って市庁舎にしたとか。



も少し時間に余裕があったので、広場からも見える、大聖堂へ向かいました。
写真右側にあるのが、大聖堂。左側では、工事中。もう少し近寄ると、、、



ちゃん。大聖堂の左下を工事用の壁がふさぐようになっているのですが、そこに、ぴったり合うように、絵。何て場所柄にあった絵なんだろう。


大聖堂に近寄ってみた。下から見あげると、大きい。
時間がなかったので、中には入らず。駅に引き返す事にしました。



お店が建ち並んでいる大通り。
行きとは違う道を通ったので、カイザー通りに戻ってくるまでは少しどきどきでしたが、無事に(そんなに)迷わず、道を違えずに戻ってきました!
2時間ほどの観光だったのですが、街歩けたし、特徴的な建物も見られたしで、満足♪♪

ドイツ旅行3日目:ドイツ鉄道にてフランクフルトへ

2012-04-17 23:50:26 | 旅行とか食べ物とか
ドイツ旅行3日目。
この日は、ベルリンからフランクフルト経由で、サンクトゴアールにある古城ホテルへ。

朝は、朝食をがっつり(でも2日目に比べると軽めで)食べて、9時ころにホテルを出発。
乗りなれたトラムで、ベルリン中央駅へ。

今回の長距離移動は、ジャーマンレイルパス(http://tabiplaza.arukikata.com/rail/price/german_railpass.html)を使用。こちら、ドイツ鉄道で利用できる、外国人用の鉄道フリーパスで、特急や急行料金も含まれている切符。新幹線の乗り放題チケットみたいな感じです。便利!
有効期間は1ヶ月。私たちが申し込んだツアーには、任意の3日間有効のジャーマンレイルパスがついていたので、それを使っての移動となりました。まずは、使い始めの初日となるので、緑の窓口的なところに行って、使い始めを申告。パスポートを見せて、パスポート番号の記入をしてもらい、スタンプを押してもらいました。
そのあと、本日分の日付を自分で欄に書いたら、チケットの準備は完了。ちなみに、日付は乗る当日の乗車前に書かなければいけないようです。ドイツには改札が無いので、トラムやSバーン、Uバーンなどのチケットなら打刻の刻印が、ジャーマンレイルパスなら日付の記入が「乗りましたよー」という申告。うっかり忘れると、無賃乗車と同じ状態になってしまうわけです。

さて、電車が来るまでに時間もあったので、駅内ふらふらしながら、お昼ごはん探し。





広くておしゃれな感じ。首都の中央駅のわりには人が少ないようにも思えましたが、時間帯によるものか、はたまたそんなものなのか。


ちょっと早めにホームに行って、あとは待機してました。
駅は透明。向こう側が見えるよー。


上を見ると、整備か点検かをしている人。


これはSバーンの列車。



これは、、何だっけ。この日のあとのほうで乗ったRE(レギオナルエクスプレス:近郊都市移動用の快速列車)やRB(レギオナルバーン:普通列車)はこんな色でしたので、そんな感じ?

今回のベルリンーフランクフルト間の移動は、ICE(インターシティエクスプレス:最高速特急列車)を使用。
ベルリンとフランクフルトの間は、地図上の直線距離で見るとだいたい400kmくらい、列車距離はハテナですが、その間、ICEで約4時間。新幹線ののぞみみたいな位置づけかしら。

長距離なので、自由席にして座れなかったらわりと悲劇。なので、レイルパスとは別に、指定席をとっています。
面白いのが、指定席のシステム。日本だと、自由席車両と指定席車両が別々ですが、ドイツはいっしょくた。
座席の上に、電光掲示板があって、予約席には、「Berlin-Frankfurt」といった感じで、行き先表示が示されています。

ちょっと焦ったのは、スーツケース。7~9日用サイズのスーツケースを持っていったら、座席と座席の間に入らない。座席車両の中央近辺にスーツケース置き場があるのですが、空きがない。周囲を見ると、小さい荷物は上に入れ、大きいのは車両両端の空きスペースに置いていたり。自分のスーツケースは横にするとぎりぎり座席間スペースに入ったので押し込み、友人のは、座席から少し離れた場所に。座席が端っこに近かったので、目も届いて安心。

で、10時半過ぎに、ベルリンを出発。

4時間ほどの、車窓の旅でございます!



どういうルートを通っているのか、じきにわからなくなる。

途中の駅。

お昼ごはん。ベルリン中央駅で買った、パン。もちろん大きい。2つ買って、分けっこ。さくらんぼのジャムが乗っかったものと、さくっとした菓子パン。甘いんだけど、だだ甘というわけでもない。


途中の風景。風力発電のプロペラが集まっているところが、ところどころに。

で、フランクフルト到着。このとき14時半過ぎ。


駅の、スーツケースが預けられるサイズのコインロッカー。さすがは都市の駅。
宿が、フランクフルトから離れた場所にあるので、17時にはフランクフルトを出ねばねと決めていました。なので、残された時間は2時間ほど。
さっそく、フランクフルトの街へ出発です。

ドイツ旅行2日目:ベルリンのクマ

2012-04-12 22:47:30 | 旅行とか食べ物とか
ベルリンの街の中。

熊に、会いました。



ベルリンのシンボルマークは熊。
ベルリンの市の紋章に、立ち上がった熊の絵が描かれています。(http://ilc2.doshisha.ac.jp/dcai/kultur/berlin/berlin-1.html
以前、「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭でとった賞も、金熊賞でしたね。


で、あちこちで、クマを見ました。
紋章だからってのもあるし、クマのぬいぐるみ、クマのキャラクターグッズ、モチーフとしてのクマ、、、
街の中にも、私より1、2回り大きなクマが、お店の前などに、ちらほら。


赤いしましま。


水色。

自分らが出会ったのはそのうちの数匹だけど、もっともっといるんだろねえ。
どっかのお店では、見た顔の熊と、見なかった顔のたくさんの熊のミニチュアコレクションがありましたし。
ベルリンに行く際は、ぜひ探してみてください♪

ドイツ旅行2日目:ベルリンその2

2012-04-10 22:30:01 | 旅行とか食べ物とか
ドイツ旅行2日目。ベルリンその2でございます。

遅めのお昼を食べたあとは、そのまま北へ向かい、ベルリンの壁記念センターへ。
建物内には、壁が建てられるまでや、壁付近の警備体制が強化されていくまでのこと、壁崩壊の際のこと、壁設立から壁崩壊までの犠牲者の名前などが、パネルや映像などで展示されています。



センターの展望台から。右側、2枚の壁が間隔をあけてたっています。
午前にみたEastside Galleryとはうってかわり、静かな場所に、静かな情景。



壁。思ったより高いというか、低いというか。



展望台からの写真の、右側のほうには、壁の跡がこういった多数の棒で示されています。
ところどころに、円状のパネルが地面に設置されていて、年月と男性や女性が何名、、といったことが書いてある。壁を越えた人のことか、越えようと試みた人のことかは判断つかず。1つ、大きめのパネルがあって、そこにはどこの誰々さんが、西へ亡命を計画して、計画を立てて試みるも怪我をしてその後亡くなってしまった、、といったことが書いてありました。

この右側には、円形の建物があります。
Kapelle der Versöhnung ・・・和解の礼拝堂。
昔はこのあたりに、教会が立っていて、でも、ベルリンの壁の建設ライン上、つまり、立ち入り禁止区域上に建っていたために、教会への立ち入りは禁止され、後には破壊されてしまったとのこと。教会が崩れる際のことも映像として残っていて、衝撃的。現在建てられている礼拝堂は、壁崩壊後に建てられたようです。


さて、壁を見たあとは、再びベルリン中心部へ。


ブランデンブルク門。大きいです。威風堂々。
こちら、プロイセン王国の凱旋門として1791年に建設。門の上には、4頭馬車に、勝利の女神。
東西分裂時には、東側に位置するも東西どちらからも姿が見られる場所にあり、分断の象徴と呼ばれ、ドイツ再統一後には、統一の象徴と呼ばれるように。


門から少し歩いたところにある、ドイツ連邦議会議事堂。
大きいです。さらに大きい。

近辺見ている間に暗くなってきたので、夜ご飯を食べる場所を探します。
最初は屋台(インビス)でソーセージ食べようかと話していたのですが、壁見たり門見たり議事堂見たりしている間に、インビスは軒並み閉店。お店を探します。
お昼が遅かったので、お腹の減りはほどほど程度。できれば食べそびれたカリーヴルスト食べたいな、、てな感じで、ときどき目にとまった雑貨屋さん入りながら、うろうろ。

そういえば、探している途中か探す前だったか。
本がいっぱいのカフェがあって、おしゃれーと思いながら店の横を通り過ぎたら、お店の人と目があった。
店内から出てきた店員さんがいうには、「先ほどあなたたちに似ている人を見たよ、友達だと思うんだ、写真を見せるから、お店に入って見ていって!」とのこと。何て斬新な誘いかた! 友人のガイドブックに載っている、文豪カフェだったようで、あやしい誘いではなかったんだと思いますよ。入っていったら、森鴎外の写真パネルが出てきていたりして(笑)

で、結局入ったのは、大通りに面した、スタイリッシュなカフェというかバーというかレストランというか。
決めては、外に出ていた看板にあった、カリーヴルストのメニュー。

頼んだのは、サラダとカリーヴルスト。


サラダ。


カリーヴルスト。with ポテト。ソーセージ、大きい。ポテトの量が多い!

この日に飲んだのは、アルスター(Alster)という、ビールをスプリント(サイダー)で割ったもの。
あと、ベルリン名物、ベルリーナヴァイセ(berliner weiße: http://en.wikipedia.org/wiki/Berliner_Weisse)という、ビールを甘いシロップで割ったもの。昨晩友人が赤いのを飲んでいたので、今度は緑色のを。
赤はラズベリーシロップ、翠は車葉草(くるまばそう)のシロップらしい。

ビールの◯◯割りって、あまり日本では見かけないのですが、ドイツでは、大抵のお店で何かしら見つけました。おいしいんですよ、これが!
ビールの風味はあるんだけど、飲みやすい。というか、おいしい。ベルリーナヴァイセは甘いけど、ラドラーやアルスターは苦くもないし、そこまで甘いわけでもなく、すっきりした味。


帰り道。
最寄りの駅まで歩いたら、トラムにてホテルまで。
たくさん歩いた1日でした。

次の日は、朝にベルリンを出発する予定。
ベルリンにいたのはたった丸1日ですが、思いっきり楽しんだ丸1日でした。




ドイツ旅行2日目:ベルリン、その1

2012-04-04 20:45:05 | 旅行とか食べ物とか
ドイツ2日目。
まるっと1日ベルリン巡り。

ドイツの首都でもある、ベルリン。
近頃の歴史を振り返れば、17世紀にプロイセン王国の首都となって発展後、1871年にはドイツ帝国の首都。第一次世界大戦の敗北で困窮するも、その後は大衆文化が栄えた「黄金の20年代」。1933年にヒトラーが首相に就任し、ナチスの独裁政権、ユダヤ人迫害、そして1939年からの第二次世界大戦ではベルリン空爆、ベルリン市街戦。
大戦終結後は、ドイツ自体が東西に分断された中、ベルリンは英米仏ソ連による分割統治下になり、西ベルリンは、東陣営における西陣営の飛び地として存在。そして、1961年にベルリンの壁が建設、冷戦状態の象徴として、壁崩壊の1989年まで存続。壁崩壊の当時、自分は5歳くらいだから記憶にはないんだけど、世間的には大ニュースですよね。バブル景気と崩壊のことと同様、ざわざわした空気は感じていたかも。

と、歴史の変動が大きく、繁栄と破壊の両方の跡も残っているまち。
今回のドイツ巡りの中で,いちばん歴史に触れた日でした。

と、前置きがいつも長くなるのですが、ここまで。

朝、ホテルで朝食を食べたら、さっそく出発です。
宿泊した場所はベルリンの東側にあるのですが、東側はトラム(路面電車)が充実していて便利。
前日に使った路線とは別の路線を使い、「Warschauer Str」駅まで行って、そこから少し歩きます。



すると、ほどなく第一の目的地「Eastside Gallery」。シュプレー川沿いに1.3km、ベルリンの壁が続いていて、そこにはいろんな国のアーティストによる絵が描かれているんです。





一番最初にある看板。
ベルリンの街中は落書きがとても多いのですが、白いスペースは何かそそるものがあるのか、ギャラリーだろうと落書きがいっぱい。空白の白さで物語る!といった形式の絵には向いていないようです。


それぞれの絵の横にかけられた看板。
「Mauer=壁」なので、壁建立が1961、壁崩壊が1989年11月9日、絵が描かれたのが1990年の2月~9月、修復作業が行われたのが2009年、ということかと。


ガイドブックにも載っていた絵。旧東ドイツの政治家ホーネッカーと旧ソ連のブレジネフ元書記長らしい。


いろんなところに壁があるよね、という絵。

このほか、軍隊が描かれた絵や、壁を車が突き破っている絵,万里の長城の絵、「日本への迂回路」と描かれた絵、どっかの楽園の絵、などなど。

そんなエリアを北西に向かって歩いているうちに、SバーンのOstbahnhof駅に着いたので、電車に乗って,Alexander platz駅まで。


上は透明になっている駅も多い。おしゃれ。

Alexander platz駅を出ると、すぐ目の前に高い塔がある。


テレビ塔。1969年に東ドイツ建国20周年を記念して建てられたらしい。


まっすぐ歩くと、ネプチューンの噴水。水は入っていませんでした。節水中?


さらに行って、本日第二の目的地、ベルリン大聖堂。


中に入ると荘厳ながらも光が入っていてあたたかな雰囲気。
聖堂の部分を出て階段で上に登ると、設計図面や建物の仕組みが見られる展示があり、さらに上に行くと、細い階段があって、ずーっと行くと、展望台に出る。階段は267段あったらしいのですが、ベルリン市内が一望できて、最高の眺め。


赤い屋根が多い印象。思った以上に遠くまで見渡せて、大聖堂の高さに気づく。普段はタワー系にそこまで興味がないくせに、旅行になると上にいきたくなるのは、街全体を見ることができるからかしら。

このベルリン大聖堂があるのは、川に囲まれた「博物館島」と呼ばれるエリア。甘美な響きを持つ名前の通りに、博物館や美術館が集まっていて、建物自体もとても素敵なものが多い。1999年には地区全体が、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
全部は無理だけどどれか1つには行きたいね、ということで、12時近くになってはいましたが当初の予定通り「ペルガモン博物館」に入ることに。

西アジアのコレクションを展示したこの博物館、有名なのは、古代ギリシャの都市ペルガモンで発掘された古代遺跡の一角「ゼウスの大祭壇」を原寸大で復元したもの。原寸だからとても大きい。昔のものを展示する際、置くスペースや配置不明の所以から、発掘されたものそのものだけの展示になりがちだけど、その場所まるごとの復元ができれば、当時の状況がより一層イメージしやすくなるもんですね。青森の三内丸山遺跡に行ったときのインパクトを思い出しました。そのほか、バビロンの門やお風呂、ペルシャの絨毯など、おもしろいものがたくさん。一つひとつの展示にかかれた注釈の情報量はほとんどないので、オーディオガイドをつけている人が多かったです。時間があったら、がっつり見るのも楽しいだろうな。

オーディオガイドをつけず、特別展は入れない一番シンプルな形で巡ったのですが、それでも終わってみれば2時近く。おなかがすいてたのを思い出します。第三の目的地はさらに北。そこまでの間にガイドブックに載ってたお店があったので、そこを目指して歩く事にしました。


博物館島を来たから見た図。真ん中に見えるのはネオ・バロック様式の建物で、ボーデ博物館。その右向こうに見える緑の屋根はベルリン大聖堂、左に見えるタワーがテレビ塔。


北に向かうと住宅地っぽい感じのところ。閑散しているわけではないけど、夜はあまり歩きたくないかな。


工事中の家。


公園の中の小人の置物。


着いた!目的のお店。
店の名前の「Schwarzwaldstuben」は、直訳すると「黒い森の部屋」。黒い森というのは、南ドイツにある森の名前で、ガイドブックを読むと、南ドイツ料理のレストランのようです。お店の中は、林の様子が描かれた絵がかかってあったり、暖炉のようなものが置いてあったりと、ほんわかしたカフェの雰囲気。お昼時も過ぎたあとというのもあってか、周囲ものんびり、自分らものんびり。



食べたのは、これ。Spätzle(シュペッツレ)という、南ドイツでよく食べるらしい生パスタ。麺の形はしていなくて、ニョッキを小さくしたような形。もちもちした感触。それに、豆がたくさん入ったソースがかかっています。上には食感がぷりぷりしたソーセージがのっていて、なかなかのボリューム。友人が頼んだのは厚切りベーコンとにザワークラウト添えられたもので、肉はもちろん、ザワークラウトがさっぱりしていておいしかった!

ドイツ旅行1日目:出国と入国

2012-04-03 21:41:41 | 旅行とか食べ物とか
3月中旬のドイツ旅行。
ようやく写真整理するだけの時間ができたので、ぼちぼちっと旅行記録をアップしていきます。

海外旅行。
最初に話が出たのは、今からちょうど1年くらい前かしら。その前半年間くらい仕事が忙しくて、その後1年間くらいも忙しそうだったので、会社の友人と、それを乗り切ったあたりの2月3月にがつっと海外行っちゃおうって決める。
行き先をドイツに決定したのは10月くらい。10月から始まったNHKの講座「テレビでドイツ語」を見始めました。自分の家のテレビは地デジ対応していないので、友人宅で録画されたものを週に1回。おやつをつまみながらテレビを見て、ガイドブック見て、、とやってたら、いつの間に2月になっていたので、日取りを決めてツアーの予約をしました。

「なぜドイツ?」といろんなところで聞かれたのですが、理由はあまり覚えていないです。
10月までの間にどこ行きたいねどこ行きたいねといくつか候補の国は出たはずなのですが。
ジャガイモがソーセージがハムがサラミがいっぱいらしい、ビールやお酒がうんまいらしい、とか、ザワークラウトだよホッツェンプロッツの国だよエンデの国だよ、とか、ベルリンの壁崩壊だよアンネの日記だよ、とか、魔女狩りだよメルヘンだよお城だよ、とか。気づいたらドイツにほぼ確定状態。

国内の行き先は、インターネットで安いツアーを検索しながら、それに合わせて決めていきます。お城巡りの旅にするか、童話の旅にするか、何都市くらい巡るか、、、。
「ホテル、航空券セット」「基本全部フリータイム」「3-4都市以内」「ドイツ国内オンリー」「ベルリンで1-2日」あたりの条件でいくつか絞り込み、ベルリンでスタート~ミュンヘンでフィニッシュの今回のプランに決定。
せっかくドイツ語勉強しているんだしドイツ広いんだしで「ドイツのみプラン」を探していたんですが、フランスに行ったりチェコに行ったりオーストリアに行ったりと、数カ国ツアーも多いことにびっくり。そういえば、卒業旅行でイタリアに行ったときも、イタリア+パリの組み合わせは多かった気が。

ツアーを決めて申し込んだあとは、ツアー会社の人からなかなか連絡が来なかったり航空会社決定まで時間がかかったりといろいろあり、日程表が届いたのは、出発3日前。日程表届いたときは、本当にほっとした。。。



さて、そんなわけで無事に出発できた、1日目。
家を出たのは朝5時半頃。
最寄り駅から新幹線で東京まで行って、成田エクスプエレスで成田空港まで。
乗りたかったエクスプレスは指定席を買う場所が分からず1本乗り過ごしましたが、早めに出たおかげで、出発3時間前には空港に到着。余裕って大切ですね。
空港で、友人は海外で使える携帯電話を借り、私は新幹線待ちの間にスーツケースの鍵を壊してしまったので、ガムテープを購入し、スーツケースをぐるぐる巻きに。(防犯対策というより、輸送の際のがたごとで万一にも鍵が開かないように、です。見た目がかなり厳重な感じに、笑)。

乗ったのは、KLMオランダ航空。青い機体がとてもおしゃれ。



お昼の機内食を食べて、付属のモニターでゲームをしたり音楽を聴いたり、、していたら寝ていて、起きたらごはんを食べて、まもなく着陸。

成田を出発したのが12時頃で、11時間くらいのフライトなのですが、乗り継ぎのアムステルダムに到着したのは午後2時半頃。いわずもがな、時差によるものです。

アムステルダム空港についたら、乗り換えの前に、まずは入国審査を受けました。
ドイツもオランダもシェンゲン協定に加盟しているため、オランダとドイツ間の移動は国内移動と同じようにとられます。つまり、協定外の国から入国する際は、オランダで入国審査を受けなければいけないかわり、ドイツでの入国審査は不要。他の国で入国許された人なら、うちの国にも入っていいよってことですよね。すご。

ちなみに、入国審査は英語。オランダ語で聞かれてもわからないから、当然といえば当然か。
どこに行くの、何日行くの、休暇か仕事か、、といったことを聞かれ、しどろもどろで回答しました。What's your purpose? 以外の聞かれかたをされることもあるんですね。いや、そのように聞かれて聞き取れなかったから言い換えただけかもしれないのですが。とりあえず、別室に連れて行かれなくてよかった。
ちなみにそれを後ろの列で待っていた友人は、次は自分の番かと想定問答しながら待っていたようですが、私の最後の質問で、後ろの彼女は同行者かどうかも聞かれたため、実際の問答はなかったもよう。

入国審査とセキュリティーチェックの1時間ほど後に、今度は二回りほど小さい飛行機にのって、ドイツに出発。1時間半くらいで、ベルリン近郊のテーゲル空港に着きました。乗車時間から考えて、日本国内の移動と同じくらいか。

空港を出たら、エクスプレスバスを使ってベルリン市内のLandsberger Alleeまで。
それからトラム(路面電車)に乗り換えたのですが、路線によって微妙に停留所の場所が違くて、なかなか目当ての停留所が見つからなかった、、、東京の街中で、東京メトロの半蔵門線はあるのに丸の内線の駅が見つからないよーといった心境に似てます。一度は違う路線に乗ってしまったものの、目当ての路線と分岐する前の駅で気づいたため、問題無し。トラムの駅からホテルまでの間は迷わず辿り着けました。一息。

チェックインをすませた時点で午後8時くらいだったかしら、外も暗くなっていたので市内に出る事は考えず、夜ご飯は近くのホテル1階のレストランで。格式ばったところでないかぎり、日本のように店員さんが来て案内されることはあまりないようで(と知識で知っていても戸惑います)、お店の人と視線があったのを確認してから好きな席へ。座ってほどなくしたら、店員さんがメニューを持ってきてくれ、メニューで悩んでいたら英語のメニューを持ってきてくれました。

で、この日の食事。



分厚いハムにに、タルタルソース。ハムは、日本ではあまり見かけない、いくつかの種類の肉をゼラチンで固めたようなもの。すごく好き。
写真で見ると分量感が伝わらないのですが、結構なボリューム。このほか、チーズをはさんだトマトにバジルのソースがかかったものをパンと一緒に食べたら、おなかがいっぱいです。

ビールは「ピルスナー」という種類を1ぱい。普段の飲み会や缶ビールで感じるような苦みがなく、すっきりしていて、とても飲みやすい。幸せ気分。
このほかに、ラドラー(Radler)という、ビールを使ったカクテルを1ぱい。



写真から調べてみたけど、多分、これかな?「シェッファーホッファー」というビールに、グレープフルーツジュースなどを加えたもの。ほどよい甘さ。
http://sugaya-beer.com/shop/item_detail?category_id=27427&item_id=186317


この日は、これで終わり。
24時間+8時間の、長い1日でございました!