空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

貴婦人と一角獣展@国立新美術館

2013-06-06 21:10:36 | 日々の物事
先日の事。国立新美術館で開催中の展示「貴婦人と一角獣展」(http://lady-unicorn.jp/index.html)に行ってきました。

「貴婦人と一角獣」。フランスのクリュニー中世美術館の所蔵のもので、展示部屋の改装タイミングで来日した、6面の連作タピスリー。いずれも主には貴婦人と獅子と一角獣、ぷらす周囲にさまざまな動物と植物が描かれているのですが、6面のそれぞれにテーマがあります。6面のうち5面は五感「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」をモチーフにしたもので、貴婦人がお菓子を持っている画面や花を持っている画面、鏡を一角獣に見せている画面など、各感覚を想起させるもの(...といっても予備知識がないのでそういわれればそうかも、という程度)となっていますが、残り1面はちょっと別。絵の中に「我が唯一の望み」と文字が織り込まれていて、愛とか知性とか結婚とかといわれていますが、特定はできないようですね。五感がテーマということも6面あるということも重ねて面白いです。

興味深かったのは、タピスリーに描かれているさまざまな動物。ウサギやサル(西洋の絵なのでニホンザル風ではなくテナガザル風)、イヌ、トリなどたくさん散りばめられていて、特にサルは貴婦人のまねっこをしたりと特徴的です。また、解説のコーナーを見てると、これはヤギかしら、ウマかしらと思ったものが獅子の子だったり一角獣の子だったり...。展示の1つ、デジタルコンテンツの中には、各タピスリーに登場する動物を抜き出して比較するものもあり、いろんな見方ができるものだねと感心しました。

ちなみにこちらの絵、ガンダムUCシリーズの中に登場する絵(←見にいったきっかけはこれ)ということもありまして、音声ガイドに声優さんが...! 展示そのものには一切記述・イラストを入れていませんので、上野の科博や未来館でもやしもん&菌類のコラボ展、あるいはターミネーター展を行ったような堂々感はありませんが、学芸員さんの中にきっと...とか、あるいはそもそも企画の時点で...など、考えるといろいろと楽しいですね♪

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4 コメント

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Unknown (おさる)
2013-06-07 07:29:49
私も見に行ったよー!
ユニコーンはじめ、動物たちが愛嬌あって良かったよね~。
人物の表情が薄いから、余計に目立ったのかも。。。
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へぇ~~ (ceron)
2013-06-09 06:48:30
なんか趣向凝らしてて面白そうだね~
最近美術館なんて行ってないけど…!
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>おさるさん (あけび)
2013-06-10 21:55:38
なるほど、人物の薄さか~、
貴婦人なだけあってはっちゃけた表情は難しそう(笑)。
動物は可愛かったね。猫っぽい獅子もなかなか♪
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>ceronさん (あけび)
2013-06-10 22:02:21
京都のお寺や宝物院一つひとつが、美術館に相当すると思うよ☆
今年の夏か秋か、また行きたいなあ...。
あ、ちなみにこの展示は、7月末からは大阪に移るみたい。
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