空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

終講

2006-09-16 12:49:07 | 雑学, 雑記, etc
実習、終了です

ここ10日間、何をやっていたかというと。
講義と、細々とした、あるいは大掛かりな作業(資料の整理や発送作業、クジラの骨洗いとか・・・)の手伝いの他、大きく言えば、骨標本の作製作業の一連と、自由研究。

自由研究
・・・テーマを個別に決めて、それについて調べ、最終日に発表するというもの。私はある展示の利用状況について調べました。
さらっと言えばそれまでなんだけど。もらえる時間は調査に1日、まとめに1日。私の場合は、日曜に終日、人数調査やアンケート調査をして、後日1日、「まとめ」にもらったけども。
「まとめ」=「データ整理・結果/考察・発表の準備」…一日じゃ終らないって!!
そんな感じで、ラスト2日は切羽詰まってました。要領悪い自分が悪いんだけどね。実習中に睡眠2Hour状態に陥るとは予想外。発表は昨日、無事終了です☆

頭の骨の標本作製
・・・例えば、事故で死んだハクビシンがいましたと。病理解剖した後、内臓を取り、冷凍保存していたものがありましたと。
そしたら、頭の骨以外のものを取り除くため、頭を骨の継ぎ目で切り落とし、皮をはいで除いて、肉&骨のサンプルを、タンパクを溶かす酵素の液に入れ、50℃で2日ほどぐつぐつ・・・。
そし後、煮込み液から資料を引き上げ、肉とか毛とかの余分なものを手と歯ブラシで取り除いて(クリーニング)、乾燥させ、最後、資料のほぼ全ての骨にID番号を書いて(ナンバリング)、棚に保管。

こういった作業をいろんな段階にあるサンプルについてやっておりました。てなわけで、順序はむしろ、さかのぼる感じに。
前半:約200の頭にナンバリング、
中盤:10数個の、ある程度きれいになってる骨のクリーニング、
終盤:頭を切り落とすところからの1匹(命名、フタハヤ君)、酵素でぐつぐつするところからの10数匹、クリーニング作業まで。
終盤が、きつかった。何がって、臭いと手触りと時間ですよ!
頭だから、脳と肉がどろけているわけで・・・。
高度にコンタミした培地をオートクレーブした後に劣らないあの臭い、
麗しとは決して言えない見た目と肉の感触、
自由研究進んでないってのにやたらとかかる時間。

10日間。見て、聞いて、手と口動かして・・・
学芸員も大変なんだねってことがよく分かりました。
でも、楽しかった。全般的にね。
実習仲間も素敵な人たちだったし。

来週からは、ラボに復帰。
リニューアルしてがんばるか。


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