この前の話。富士山の洞窟に行ってきました。
勿論、ふらっと行ってもぐってよい場所ではないので、ガイド付きのツアーです。
実は、洞窟系のガイドツアーは3回目。富士山の洞窟については、2回め。
2010年に、岐阜の石灰洞にもぐり、
2011年に、青木ヶ原樹海近辺の洞窟に行ってきました。
2012年の今年は、昨年お世話になったところが開催しているガイド付きツアーで、ただし、リピーター限定のケイブダイビングツアー☆ 2個の穴にもぐってきました。
前回との一番の違いは、洞窟までの遠さ。
樹海の入り口から歩き始めて、穴についたのは1.5時間後。
最初は平野だったのが、途中で樹海といわれる場所を抜けて、山へ登っていきました。
まわりはずっと、木、根っこ、木。だいぶ初めの段階で、方向はまるでわからなくなりました。
樹海で迷いやすいという原因は、主にそこらしいですよ。周りがどこも同じ景色。基本平坦だし、上り下りの方向も一定でないから、なおさら方向がつかみにくい。奥まってくれば、林道とそれ以外の道との違いの差もわからなくなってくる(というのは、山でも同じですが)。ちなみにコンパスは通常通りに使えます(使いこなせるかどうかは別にして)。
↑もぐった穴ではありません。昔木が生えていて、そこに溶岩が流れ込んだあとに、木が朽ちて、結果空洞になったらしい。
↑いろんなキノコがいっぱいありました。秋はにぎやかな季節ですね。
洞窟自体は、両方とも比較的小規模なところでした。前回行った場所のように氷は張っていないので、そこまで寒くはないし、つるつる滑りもしないけど、足下は岩がごつごつした場所なので、ヘッドライトで足下照らしつつ、慎重に慎重に歩きます。入口までに縄梯子を使ったり、穴があいている横を通ったりと、ところどころでどきどきしました。
ちなみに、、、
昨年や今回行ったのは、一般に公開しているわけではない、ツアーならではの洞窟でしたが、
整備が整っているため、特に事前の申込・準備がなくても行ける洞窟もあります。
たとえば、富士五湖の近辺だと、
鳴沢氷穴、
富岳風穴、
西湖のコウモリ穴があります。
溶岩窟の仲間でいえば、静岡にある
駒門風穴もよいです。長さもわりとあるし、溶岩窟ならではの特徴も見られるのですが、地理的な問題なのか、観光客も多くない、おそらく穴場スポット。整備されすぎていないあたり、好きな人は好きだと思います。
また、富士近辺だと溶岩由来の洞窟が多いですが、石灰岩が溶けてできていった石灰洞などもあります。以前、静岡県浜松市の
竜ヶ岩洞に行ったのですが、がっちり観光用に整備されています。そこを開発してきた人々の様子がわかる資料館もあって、駒門風穴とは別の意味で、とてもおすすめ。
2年続けて溶岩洞を巡ったので、次はどこかの石灰洞も行きたくなりました。
静岡に越してきてから気づいたんですが、私はどうやら洞窟が好きみたいです。
方向音痴のうえ地図を読むのも作るのも苦手なので、探検家になれる日は永久に来ないかと思いますが、詳しい人にはなってみたいなあと思う、今日この頃。詳しくなりたいものも多いので、結局手つかずの半端状態ですが。。。