シュチューバイとリッチーベルガー

楽しかったヒンタートックスを離れ２時間程で昨年も行きましたシュチューバイタールの玄関口ノイシュテフトに着きました。ホテルは昨年より良いゾンホフと言うホテルでしたがゾンとは英語のサンですのでHOTEL SUNですが別に日当たりが良かったわけではありませんでした。

ここでの講習は松の木校長と、なんと日本で一番有名なオーストリア人と言われている
リッチーベルガーが１日おきと言うものでした。
リッチーを知らない方も多いと思いますのでちょっとプロフィールを書きます。
1968年オーストリア生まれ、インタースキーに3回出場。98年は国際技術選優勝、
オーストリアスノーアカデミー主任教官で毎年日本の技術選の前走をしていますが、
優勝者より上手いと言われています。

リッチーの教え方は先ず自分が滑って、みんなもこの様に滑りなさいみたいなもので、細かい事は言わずせいぜいもっとターンを大きくとか、身体をもっと落とせ位ですが、急斜面でクラストしている所や、こぶ斜面も競技用のＧＳの188cmの板で超安定してすっ飛んでいく姿を見ているだけでも得るものは沢山ありました。

一緒にサウナに入りましたが身体を見てビックリ！
まるでボディビルダーの身体でした。贅肉無し、腕太い（筋肉のみで）、腹筋割れてる、お尻キュッと上がっているという具合で、まあ20代の体つきでした。
まあ日本のレーサーでもほとんど居ないという身体でしたが、だからあの滑りが出来ると納得した次第です。

シュチューバイでは天気が悪く昨年も撮ったせいもあり、全く写真を撮りませんでしたので、最終日に無理やり撮りましたが、悪天候の為ゴンドラからしか撮れませんでした。
この写真は未だ11月初旬だと言うのにもうゴンドラの中間駅まで延々と滑っていけるスケールを撮りましたが、遠くにある建物が中間駅です。
どうもハイシーズンになると村までずっと滑っていけるそうです。
このゴンドラも次から次に来ますし、速いし、新型はワイヤーも2本なので風が吹いても揺れないので運休もあまりしません。
全部で４ラインあり込んで居る時は全部動かしますので、いくら混んでいてもそんなには待たなくて大丈夫です。
日本ももっと皆さんがスキーをすれば儲かり、この様なゴンドラもっと設置するのでしょうね。

ヒンタートックススキー場その2

私のお気に入りの急斜面の写真を探したのですが分かりませんでした。
最初の２枚はその次に気にいった斜面ですが、何だかよく分かりませんよね。

わたしが一番好きな斜面は、どんと落ちていて下は緩斜面、幅は500ｍ位ありまして
幅が広いのでどこかは何時でも新雪が残っていました。
みなさん帰った後一人残り何本も滑った事を思い出しますが、
日本では無い広い斜面でしたし、誰も居ないので好きに滑れてとても楽しかったです。
１枚目はゲレンデ、２枚目は展望台の説明板ですが、こっちがニューヨークで6523km先ですと言うのが笑えますね（マドリードとかパリも有りましたが、残念ながら東京は書いてありませんでした）
最後の写真は朝ですが、１本道をどんどん車が来るのが分かると思います。この先はゴンドラ乗り場で行き止まりですから、皆滑りに来た人ばかりです。
何しろ猛吹雪でもあまり帰らず皆さん元気に滑っていますし、なにより客が多いので
少しくらい帰っても混んでいます。やはりスキーが国民的スポーツと言う感じで、
スキーフリークの私などは居心地がとても良かったです。

次回はシュチューバイタールの出来ごと書きますね。

初のヒンタートックススキー場その1

最初の写真はヒンタートックス村のホテルですが、ゴンドラ乗り場まで歩いてすぐでしたし、食事が素晴らしくオーナーのおでぶの方もとても良い方でした。

次はスキー場の風景です。


６枚目の写真はゴンドラ降り場の建物ですが、もうここは３２５０mという高さです。
私は息も上がらず頭も痛くなりませんでしたが、具合が悪くご飯が食べられなくなった人もいました。

この写真は同じ場所ですが、ちょっと吹雪くとこんな感じになります。

最後のはリフト待ちの列ですが、平日でも５～１０分は待ちます。
しかしスノーボーダーは１割くらいしかいませんのでとても滑りやすいです。
又レーシングスキーヤーが多く、各国のナショナルチームが練習していました。
我々はイタリア女子チームの滑降を見学しましたが、最初は男性と思っていたほど速く、力強く、ずれの無いきれいなターンで良い勉強になりました。
又明日書く予定ですので宜しく。

楽しかったです

昨日帰国しました。やはり無事という言葉を使いたくなる位揺れた時も有りましたが、お陰さまで何でも有りませんでした。

今回は初めてのヒンタートックスと言う氷河に最初の１週間行きましたが、全日本アルペン監督の片桐幹雄さんに言われた以上に素晴らしいスキー場でした。

しかし最初の日は、時速100キロメートル以上と言う風で全てのゴンドラ、リフトは運休でした。
風速は日本では風速何メートルとか言いますが、あちらでは時速何キロメートルなんです。ですからＴＶで時速105ｋｍとか言われても、かなり凄いのだろうとかしか感じませんでしたが、次の次の日の朝散歩に隣の隣の村まで行った所、直径40ｃｍ以上の杉の木がごろごろ折れて捨てられていました。（行き帰り1.5時間程掛かり大変でした）
どうりで連休なのに車が全く来なかったはずです。
後で聞いたら１万人が来れず、滑れなかったそうです。

あー眠いので写真と説明は申し訳ありませんが明日です。御休みなさい。