なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

半目で始まり半目で終わる?

2010-01-12 04:16:29 | Weblog
 昔は碁会所では看板と言うか段級位で打っていました。
  昔の剣道場の壁に下がっている門弟札みたいなものがあって、師範○○とか6段□○とか・・・その札で表示されている段位で対局したものです。
 但し相性というか、成長期と言うか、そこの師範格とか席亭が認めていなくても対局者当人同士の取り決めでハンデの変更はありました。
 こういう段位はマア中心的なメンバーで昇段を決めるか、何かの大会で優勝・あるいは好成績を収めると上がったものです。
 これは段位を決める権威は無いとは言っても、概ね昔からのやり方でしょう。
  但しこういうやり方では、降段・降級が無いのでインフレになる恐れはある。
 低い段より高い方が良いので、情実も絡んだりするとなおさらです。
  それで、チェスのレーティングとか点数制と言うものが導入されました。
 点数制の方が簡単なので点数制の方が普通になったようです。
  これの問題点は、新入会員のランクをどうするか、あるいは誰かが勝てば誰かが下がることになるので、そういう点数の変化と段位の整合性みたいなものでしょうね。
 また、会員全体の点数の総量が問題かも知れませんが、これはまだ未整理。

 ところで私の点数のMAXを仮に100点とすると、99点、98点辺りで息が切れてピークに達しないのです。
 普段は95辺りを中心に生息しておりまして、自分で名づけた「勝ったり負けたりゾーン」は90点くらいから96点くらいの間のようです。
 87点辺りから下は「イエローゾーン」と言うか「イエローランプ点滅ゾーン」
で、ここより下は降格・レッドですね。

  さて、98,99辺りは自分で好調を意識しながら上がって行くのですが、ここで負の方向転換が待っている。
 この始まりは「半目負け」で始まることが多い。
  一番最近のターニングポイントでは、99点の時にコウ材ミスで好局を落とし、次の対局で向う2子局の白で善戦しながらもハン目及ばなくて、この辺りから負のスパイラルが始まりました。
 「集中しているつもりが、肝心のところで抜けている」
 「酔っ払ったような、説明がしにくい手を打って自滅する」
 「単純なところが見えなくなる・・・辺りをかけられて気がつくみたいな、悪いコースに嵌っているのに見えていない」
  もう完全に自信喪失寸前、『こんなんでは止めるしかない・・・』みたいに気持ちが落ち込むのです。
 それでも止めないのですから碁キチではある。
  そしてイエローランプ寸前で半目勝負をものにすると流れが一転する・・・今まではそうだった・・・今度そうなると良いな・・・今度もそうあって欲しい。
 
 半目勝負で流れが変わることが多いですね。
  今までの経験で「半目勝ち」「1目半勝ち」「半目勝ち」の3連勝をしたことがありますが、振り返って見ると一番気持ちが集中していた時期だったように思います。