なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

席料のことなど

2010-01-11 01:04:49 | Weblog
 お正月からセコイ感じもするけれど、碁を普及することと同時に打てるようになった人が気楽に碁を打てるようにする条件みたいなもので、初級者を受け入れる環境と同時に、負担となる物も考える必要があると思うのです。
 それに最近は経済事情が厳しいですから初級者だけの問題では無い。
  囲碁愛好者の年齢が上がっているとすれば、たいした額では無いかもしれないけれど経済的な(ちょっとオーバーな表現ですが)裏付けが無いといけない。
 例えば収入が年金だけだとすると、碁会所に行くのに交通費+多少のお茶代とかと席料を考えると・・・これを考えなくては済む人は少なくともこの程度ではあるが経済問題に関しては恵まれている。
 仮に席料が1000円だとすると(私の住む近辺ではこれがい多い)概ね1回2000円程度の負担となりますから週に3回通うと月間15000円から20000円はかかる。
 マアこれは趣味とか娯楽教養費なんですが。
  (この程度の出費であれこれ考えるのは情けないと思う人もいるかもしれませんが・・・)
 私の住む地区にはかつては普通の碁会所があり(当然有料)、その近くにコミュニティセンターの中に無料の自主運営クラブの囲碁将棋クラブがあり、そのまた隣のビルの中の老人施設(60才以上利用可)にも囲碁室があります。
 (これとは別に住宅公団の方では集会所を借りて土日のクラブ、車でいける人はゴミ焼却場の熱を利用した風呂付きのコミュニティにも囲碁クラブがある)
 それぞれに利用の仕方とか、好みがありますから使い分けというか、掛け持ち利用と言うかそういう感じでしたが、長い間には変化が生まれます。
 有料の碁会所は苦しい立場になります。
  貸しビルの一部屋を借りて営業しているので、これは無料には出来ませんし、利用者が増えなければ経営は苦しくし、値上げも出来ません。
 
 結局店を閉めざるを得ませんでしたが、これはこの地区の利用者が「無料を選んだ」とも言えます。
 碁会所にもそれなりに良いところがあるのですが、結局は一定以上の利用者が無ければ商売としては成り立たない。
 これが自宅の離れなどを利用して開いているような碁会所なら家賃負担が決定的に違うのです。
 
 要するにお金を払ってでも行きたいかどうか。
  あるいはそういう魅力があるかどうか。
  仮にネットですと、、、ネット利用料は私の場合NTT光で月額一定料金(息子も利用していて、まもなく女房殿もパソコンを買うと言っていたので、実質接続料は3分の一程度)、囲碁の会員料が月額2000円程度。
 これは町の碁会所に通うのと比べると4分の一以下程度の負担です。
  しかしネットではいつでも打てる利便性があるが、碁会所には直接人と人の触れ合いと言う捨てがたい要素がある・・・従って両方利用するとなると・・・。
 トータルは碁会所に週に2回くらい顔を出してネット碁を兼ねれば、碁会所週3回くらいとほぼ同じ負担でしょうか。

 最近コミュニティには顔を出していません。
  それは私の我がままかもしれません・・・イエ誰かと諍いを起こしたなどと言うことではない(私は短気ですがトラブルは起こしません)。
 女房殿などに言わせると「なんでそんな細かいことを気にする?」と言われますが、我慢できないことがあるのです。
 気にならない人には気にならないのでしょうが、私は和室の碁会所(椅子席でも同じですが)で、野球帽など帽子をかぶったままで片手をポケットに入れたまま碁を打つ人を見るのを我慢できないのです。(対局中の鼻歌より気になるのです)
 「人に頭を見せられない?」のかもしれませんが・・・。
  直接クレームをつけたことはありません・・・私がそこに行かなければ見ることは無いわけですから。
 結局こういうところから足が遠のくのです。

 碁会所にはコート掛けのところに帽子をかけていましたから、こういう人はいない。
 有料の碁会所が”神聖”な碁を打つところで、コミュニティが大衆向けと言うことは無い筈。
 別の表現で言えば雰囲気が料亭と大衆酒場の違い?
  囲碁の内容の上下ではなく雰囲気の違いは「料金」だろうか(席料は雰囲気を含めた料金・・・利用者自身もその空気を作るのですが)。
  そうなると都内のホテルなどの囲碁サロンは超高級料亭並み?
 超高級囲碁サロン・・・一度は覗いてみたいとは思うものの「でもね」と言う感じ。
 会員制でしょうから私などはステータスも無いし懐具合も宜しく無いから、向こうから断られるでしょうし財布の裏付も無い、更に地理的な問題もある。
  結局私などは異種でしょう。
 結論として私は大衆料金の割烹ランクかも。