日曜日の朝NHKの放送に「週間ブックレビュー」という番組があります。
3人のゲストがそれぞれ3冊ずつ本を紹介し、そのうちの1冊ずつを全員で書評する・・・かなり地味ですが面白い番組です。
皆さんの話を聞いている内に、紹介された本を全部読みたくなりますからCMを流すような方から見れば良いターゲットですね。
尤も、ゲスト3人の3各冊+スペシャルゲストの1冊更に大手書店調べのベストセラーのベスト10・・・時間的に絶対無理だし全て購入したら大変な額になる。
初めの10冊だけでも毎週なら大変なことになります、、、まさに仕事などしている閑はなくなる。
だから、面白そうと思った本でも直ぐに買いに行くのではなく、偶然本屋さんに立ち寄って手にとってとか、何年かして図書館にあった・・・などの偶然性に頼ることになります。
肝心なのは著者・書名・出版社などをなるべく憶えて置くことでしょうか
さてこの日のスペシャルゲストの本は「暴走老人」でした。
成る程社会現象みたいになってきている・・・何故そうなのか・・・これはなるべく早く是非読んで見たいと思ったのです。
そう、もしかして自分もと思える事もありそう
イエ、暴走したことはありませんが、自分で『暴発しそう』な気分を自覚したことはあるのです。
学生時代の話ですが、春3月頃伊豆七島辺りを低気圧が通過すると、関東は思わぬ春の雪になることがあります。
そういうときの国電(当時の呼び方です)は雪に弱いから、電車の遅れ・間引き・運休が出る。
するとお客の中には必ずと言っていいほど職員に詰め寄る人がいる
職員に当たっても事態は変わりようが無いのに!
怒りをぶつけられた職員が反発できないことを好いことに!
私はこういうところでは暴発はしません。
但し訳も無く・・・イヤ無体なというか・・・待たされるのには弱い
これは本当に弱い
訳も無くとか無体というのは自分から見て・自分の都合という感じですが
例えば総合病院で定期的な診察は予約制です
これは1時間単位での予約制度、例えば<○日の10時台>です
ところが同じ10時台に何人かいるので、その中での早いもの勝ち
更にその前の9時台の予約が終わってからだし、その日急患があれば押せ押せ
運の悪い時もあるから、こういう日は大変
誰に怒れるわけも無いですからなおさら始末が悪い・・・いらいらしながら待つのだから血圧や心臓にいいはずが無いですね。
そういえば数年前郵便局でこんな経験があります
用事があって郵便局に行って順番待ち・・・前に数人居ましたが。
窓口に老婦人が保険関係の相談でしょうか、かなり時間がかかっている
局員は老人相手ですからゆっくりと親切に話しています・・・このこと自体問題は無いのですが、待っている身としてはヤヤ辛いところもあります。
同じ事を何度も何度も、しかも別の窓口の職員も加わって渋滞状態です
やっとその方も済んで、何人か前の人も終わって私の番になった時、件の老婦人が窓口に戻ってまた同じ相談を始めたのです。
局員もさっきと同じように丁寧に対応している・・・『私はどうなる?』
こういう対応が「親切な郵便局」として良い郵便局なのだろうか?
暴発ではないけれど黙っているわけにはいかない気がしたのです。
極力静かではあるが「あの、さっきから待っているのですが・・・」
何も言わず順番が来るまで待てば私も良い人なのだろう
勿論誰も褒めはしないだろうし、せいぜい局員が「お待たせしました」というくらいでしょうが
ともかく心の中を覗けたら、相当荒れ狂っていたはずです。
外からは見えないようにはしているつもりですが、そのこと自体ストレスになっているでしょうね
元々待たされるのには弱いですね
電車の遅れ・・・待つこと自体は良いのですが、予定通りに動いていない場合に理由とか状況がわからない場合
電車などはまだいいですね、バスの場合など個人的には最悪です(これはバス停で待っているだけですから)
これは若いときだけでなく今でも尾を引いています
例えば1時間に5,6本もバスがあるようなところですから待たされてもたかが知れているいます、、、が、ふと『このバスはこの時刻表のどのバスなんだろう?・遅れているのかはたまた早いのか?』
こういう性格ですから「女房殿の買い物」に付き合うのは拷問に等しい
一緒に買い物があれば、共通の買い物をまず先に済ませて、そこで別行動にするのが定石ですね。
その後時間と場所を決めて待ち合わせするかどうかはその時次第です。
女性の側から見ると、随分「我がままな亭主」ということになりそうなんですが、険悪な状態にならないための方法。
<さて長い枕の後・・・囲碁では>
よく言われることですが「本来良い手というものは無い。問題の手を咎めるから良い手になるだけだから悪手が無ければ良い手は存在しない。悪手を咎めないと本来の悪手が好手になり、咎めなかった手が悪手になるだろう」
プロ棋士のいろいろな解説でも概ねこういう説明がある
プロにしてそうですから、アマ・ザルとしては本来の悪手と咎めなかった悪手・それに咎められなかった好手などが入り乱れているはずでしょうね。
では初めに発端となる悪手はどんなとき放たれるのでしょうか?
大きく分ければ、おそらく次ぎの2つでしょう
① 相手との折衝で、守るべきところを守っていない・・・手を抜いて他に行ったか、或いは備えるポイントを間違えている。
② 自分有利を目指して、少々無理な手を仕掛けている状態・・・小さくないリスクを持っている OR 破綻の危機を孕んだ無理手
さてある程度積極的に局面を展開させようと考えたら、裏側には①②の事があるのではないだろうか
柔道・剣道など武道ではよくあるように先に仕掛けた方が不利?らしい
剣道やフェンシングで竹刀や剣の先を相手に当てているような形で様子を見る
ともあれ囲碁で、ジッとチャンスを待つということは難しいですね
消極的=相手に好い様にやれれるような危機感があるし
積極的=自滅の道に踏み込むような怖さもあるし
昔K畑師匠と「何もしないで勝つ人は強い」と話あったのを思い出します。
「何もしない」=単なる消極ではなくて
相手の僅かな隙を見逃さないのは勿論ですが、”竹刀で相手の竹刀を叩いて僅かな変化を探る”ような積極性はあるでしょう。
負ける側から見ると、相手に負けるのではなくて「自分で負ける」状態なのですが、そうさせられてしまう相手は強い!
そういう憧れに近づくために・・・待つことが肝心なのですが、サテ”待つ”のは苦手な人間だから困ってしまいますし、待てる人は「信念」、それなりの「自信」もあるでしょうね。
年を取るほど気が短くなるのですよ、暴走老人・暴発老人ではないですが・・・
私については、待てる時間が短くなってきている?、、、確かに
3人のゲストがそれぞれ3冊ずつ本を紹介し、そのうちの1冊ずつを全員で書評する・・・かなり地味ですが面白い番組です。
皆さんの話を聞いている内に、紹介された本を全部読みたくなりますからCMを流すような方から見れば良いターゲットですね。
尤も、ゲスト3人の3各冊+スペシャルゲストの1冊更に大手書店調べのベストセラーのベスト10・・・時間的に絶対無理だし全て購入したら大変な額になる。
初めの10冊だけでも毎週なら大変なことになります、、、まさに仕事などしている閑はなくなる。
だから、面白そうと思った本でも直ぐに買いに行くのではなく、偶然本屋さんに立ち寄って手にとってとか、何年かして図書館にあった・・・などの偶然性に頼ることになります。
肝心なのは著者・書名・出版社などをなるべく憶えて置くことでしょうか
さてこの日のスペシャルゲストの本は「暴走老人」でした。
成る程社会現象みたいになってきている・・・何故そうなのか・・・これはなるべく早く是非読んで見たいと思ったのです。
そう、もしかして自分もと思える事もありそう
イエ、暴走したことはありませんが、自分で『暴発しそう』な気分を自覚したことはあるのです。
学生時代の話ですが、春3月頃伊豆七島辺りを低気圧が通過すると、関東は思わぬ春の雪になることがあります。
そういうときの国電(当時の呼び方です)は雪に弱いから、電車の遅れ・間引き・運休が出る。
するとお客の中には必ずと言っていいほど職員に詰め寄る人がいる
職員に当たっても事態は変わりようが無いのに!
怒りをぶつけられた職員が反発できないことを好いことに!
私はこういうところでは暴発はしません。
但し訳も無く・・・イヤ無体なというか・・・待たされるのには弱い
これは本当に弱い
訳も無くとか無体というのは自分から見て・自分の都合という感じですが
例えば総合病院で定期的な診察は予約制です
これは1時間単位での予約制度、例えば<○日の10時台>です
ところが同じ10時台に何人かいるので、その中での早いもの勝ち
更にその前の9時台の予約が終わってからだし、その日急患があれば押せ押せ
運の悪い時もあるから、こういう日は大変
誰に怒れるわけも無いですからなおさら始末が悪い・・・いらいらしながら待つのだから血圧や心臓にいいはずが無いですね。
そういえば数年前郵便局でこんな経験があります
用事があって郵便局に行って順番待ち・・・前に数人居ましたが。
窓口に老婦人が保険関係の相談でしょうか、かなり時間がかかっている
局員は老人相手ですからゆっくりと親切に話しています・・・このこと自体問題は無いのですが、待っている身としてはヤヤ辛いところもあります。
同じ事を何度も何度も、しかも別の窓口の職員も加わって渋滞状態です
やっとその方も済んで、何人か前の人も終わって私の番になった時、件の老婦人が窓口に戻ってまた同じ相談を始めたのです。
局員もさっきと同じように丁寧に対応している・・・『私はどうなる?』
こういう対応が「親切な郵便局」として良い郵便局なのだろうか?
暴発ではないけれど黙っているわけにはいかない気がしたのです。
極力静かではあるが「あの、さっきから待っているのですが・・・」
何も言わず順番が来るまで待てば私も良い人なのだろう
勿論誰も褒めはしないだろうし、せいぜい局員が「お待たせしました」というくらいでしょうが
ともかく心の中を覗けたら、相当荒れ狂っていたはずです。
外からは見えないようにはしているつもりですが、そのこと自体ストレスになっているでしょうね
元々待たされるのには弱いですね
電車の遅れ・・・待つこと自体は良いのですが、予定通りに動いていない場合に理由とか状況がわからない場合
電車などはまだいいですね、バスの場合など個人的には最悪です(これはバス停で待っているだけですから)
これは若いときだけでなく今でも尾を引いています
例えば1時間に5,6本もバスがあるようなところですから待たされてもたかが知れているいます、、、が、ふと『このバスはこの時刻表のどのバスなんだろう?・遅れているのかはたまた早いのか?』
こういう性格ですから「女房殿の買い物」に付き合うのは拷問に等しい
一緒に買い物があれば、共通の買い物をまず先に済ませて、そこで別行動にするのが定石ですね。
その後時間と場所を決めて待ち合わせするかどうかはその時次第です。
女性の側から見ると、随分「我がままな亭主」ということになりそうなんですが、険悪な状態にならないための方法。
<さて長い枕の後・・・囲碁では>
よく言われることですが「本来良い手というものは無い。問題の手を咎めるから良い手になるだけだから悪手が無ければ良い手は存在しない。悪手を咎めないと本来の悪手が好手になり、咎めなかった手が悪手になるだろう」
プロ棋士のいろいろな解説でも概ねこういう説明がある
プロにしてそうですから、アマ・ザルとしては本来の悪手と咎めなかった悪手・それに咎められなかった好手などが入り乱れているはずでしょうね。
では初めに発端となる悪手はどんなとき放たれるのでしょうか?
大きく分ければ、おそらく次ぎの2つでしょう
① 相手との折衝で、守るべきところを守っていない・・・手を抜いて他に行ったか、或いは備えるポイントを間違えている。
② 自分有利を目指して、少々無理な手を仕掛けている状態・・・小さくないリスクを持っている OR 破綻の危機を孕んだ無理手
さてある程度積極的に局面を展開させようと考えたら、裏側には①②の事があるのではないだろうか
柔道・剣道など武道ではよくあるように先に仕掛けた方が不利?らしい
剣道やフェンシングで竹刀や剣の先を相手に当てているような形で様子を見る
ともあれ囲碁で、ジッとチャンスを待つということは難しいですね
消極的=相手に好い様にやれれるような危機感があるし
積極的=自滅の道に踏み込むような怖さもあるし
昔K畑師匠と「何もしないで勝つ人は強い」と話あったのを思い出します。
「何もしない」=単なる消極ではなくて
相手の僅かな隙を見逃さないのは勿論ですが、”竹刀で相手の竹刀を叩いて僅かな変化を探る”ような積極性はあるでしょう。
負ける側から見ると、相手に負けるのではなくて「自分で負ける」状態なのですが、そうさせられてしまう相手は強い!
そういう憧れに近づくために・・・待つことが肝心なのですが、サテ”待つ”のは苦手な人間だから困ってしまいますし、待てる人は「信念」、それなりの「自信」もあるでしょうね。
年を取るほど気が短くなるのですよ、暴走老人・暴発老人ではないですが・・・
私については、待てる時間が短くなってきている?、、、確かに
