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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ほろ苦い勝利

2007-11-07 18:30:40 | Weblog
 土壇場でどうしても勝ちたくてネットでインチキをしたとかそういう部類ではないのだけれど、気分的にはそれに近いものがあります。
 実は今日の対局です
  相手の方は比較的新しい会員で入会当座数回対局をしました。
  なぜか相性が良かったのか3-0くらいでリードをしているのですが、これは1対1の成績なのでトータルの成績とは別。
 その人はなぜか私には相性が悪かったのですが、その他の人には実力を発揮したようです(相性としか思えないのです)
 ですから全体としては成績がぐんぐんアップしていく一方・・・それに引き替え私の方は出ると負け状態で絶不調の淵というか奈落の底を這い回っていました。
 季節が変わって月(ツキ)が変わったのか、今度は風向きが変わってきまして
  一時はもし私が打っていただくとしたら2子置かなくてはいけないくらいに差をつけられていたものが・・・今度はあちらが絶不調らしくて点数が急降下している。
 一方で私の方は何とか失った点数を回復したので、その上下の動きは相対的に大きいものがあります。
 そんな流れでしたが、今日は図らずもその人と対局することになりました。
 点数差を考えると今日くらいの内に対局しないと点数差だけでは2子になってしまいますから、これは一寸対局申し込みしにくい
 つい先日まではこちらが2子置くくらいだったのですから、いくらお互いアマとは言えこれは尻込みします。
 それで今日の手合い条件は向こう先コミ白から3目半
  相手の実力を考えるとこれでも十分に劣勢・・・打つ前から劣勢を意識しています
 さて序盤・中盤と棋力の差ではなくて単に相性のみに頼って打ち進め何とか寄せまでやってきました。
 相手の持ち時間は残り15分、当方は22,23分・・・マア小刻みに小考を重ねた結果でしょう。
 形勢は・・・これが微妙
  盤面では少し厚い気がするのですが、何と言っても逆コミが問題です
  相手もそういう細かい碁であることを意識したに違いない
 小寄せで私の1目作るところを阻止してきた>これが自らのダメを一つ減らす結果となり、寄せの手段が生じてしまった。
 コウで頑張る手も無いではないが、白の花見コウであり黒は頑張り切れません
  その折衝で黒は損をした結果・・・白の1目半勝ち
 こういうのが相性なんだろうか?
 最後の寄せの場面で自重すると・・・このシュミレーションでは黒の2目半勝ち
 ということは最後の最後に白(私)が騙した結果だろう
 何だか申し訳ないみたいな、勝っても情けない気分です
 但し問題の場面で黒がダメを一つ減らしてしまったのが致命的になったのですが、もしそうなる前に白が仕掛けていたら・・・これは捨石作って相手にそれを取らせる手筋・・・するとこれが白の半目勝ち
 だから本来ならこうならなければいけないところだったらしい。
 結果は同じだとしても中身は大違いですね。
  今日の結果は騙し打ちみたいな情け無い勝ち方
 
 もっとも開き直ってしまえば、そうなる前に勝負の分かれ道は至る所にあったはずで、ここまで引っ張ってこれたのが勝因?
 確かにアマの碁は何処で勝負がつくか専門家が見たら不可解でしょう
  そして相性と運頼みですからこの辺りが限界かも