INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

安田記念回顧

2006-06-07 00:50:36 | 競馬回顧
安田記念の回顧を。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:32.6
ハロンタイム 12.4-11.0-11.4-11.6-11.7-11.5-11.4-11.6
上り 4F 46.2-3F 34.5


出遅れた馬も無く、綺麗なスタート。
予想通り、メイショウボーラーがハナに立ち、前半半マイル46秒4と平均ペース。
直線外から伸びてきたブリッシュラックが後続に2馬身半の差をつけ完勝。
2着は後方から間を割って突っ込んできたアサクサデンエン。3着は大外を周って伸びたジョイフルウイナー。
上位3頭は上がり最速上位3つで決着した。
人気したダイワメジャー、オレハマッテルゼはそれぞれ4,10着に敗北。
5着もダンスインザムードで、関西馬が掲示板に1頭も載らなかったのは、平成7年のジャパンカップ以来実に10年半振りの出来事だそうだ。


勝ったブリッシュラック。
去年と違い、スムーズにスタートを切ると、中団の内を進む。
直線上手く壁を割って外に持ち出すと、そこから一気に伸びて後続を引き離した。
この馬を無印にしたのは、直前の追い切りでゲート練習をしていたが、もっさりしたスタートやったので、今年も出遅れて終わりやな、と思っていた。
去年に比べて1秒ほど遅いペースなのがこの馬には功を奏したのではないだろうか?
英国でデビューしたが芽が出ず、エージェントを通し香港にトレードされ、クルーズ師の助言もあって購入された馬だそうだ。
1200mは一度も使っていないので、多分スプリンターズSには来ないやろうけど、また香港マイルで日本馬を迎え撃つであろう。
とにかく強い内容だったと思う。

2着のアサクサデンエン。
道中は後方3番手を進む。直線は藤田曰く、
「中途半端に外に出すとずっと外を回る事になるので、直線は針穴を縫うようにして(馬群を)出てきた。」ように伸びてきた。
今回の藤田の騎乗は賞賛に値する乗り方やったと思う。
やはり去年1:32.3で走ったのはだてじゃない。この馬もブリッシュラックと同じ上がりで駆けてきた。
2馬身半の差は、道中の位置取りの差ではないか。
ドバイから上手く立て直してきた陣営の努力も見逃せないところだ。
この後は多分去年と同じく、天皇賞に向かうだろう。今年のメンバーならチャンスある。

3着はジョイフルウイナー。
直線大外を回して伸びてきた。この馬は大外回した分届かなかったと思う。
上がり馬として日本で好結果を出せたので、ひょっとしたら秋に日本に再来日するだろうか?
まぁ中山では要らんかな?

ダイワメジャーは終始最内を通ったが、やはりスピードだけの馬なのかな?
どうしても府中のマイルでは結果が出せない。あと、速い決着になると辛いな。
この馬のスピードが活きる、京都のマイルチャンピオンシップなら狙えるかな?瞬発力勝負の時に狙おう。

ダンスインザムードは良いスタートを切ったが、結局前を主張出来ずに後方5番手。
正直いくらなんでも後ろ過ぎると思ったら、案の定届かず。
北村の乗り方に苦言を言うつもりは無い。仕方が無かったと言った方が良いだろう。
このメンバーでも、直線の伸びはヒケをとらないと思う。
この馬も同じくマイルチャンピオンシップで巻き返してもらいたいと思う。

6着以下では、ハットトリックかな?
直線最内に突っ込んだが、下がってきたメイショウボーラーに進路を塞がれた。
この負けは仕方ないところ。
この馬も巻き返しを期待したい。

ここから先は大いに突っ込みたい騎手ばかり。
ザデュークに進路を塞がれたり、ぶつけられて掛かったなどなど…。

インセンティブガイの典はレース後、「全然国際レースじゃない」と語ったそうだが、そんなん海外競馬では当たり前の話。
この発言は、日本の競馬が温い事を象徴しただけやと俺は思う。
香港ではこれくらい当たり前なのだろう。
日本の競馬はちょっとした接触だけで審議ランプを着け過ぎやと思うし、その割に降着の基準が分からない。
もう少し日本の審議に関する説明をもっとファンに明確に伝えてもらいたいと思う。
そしてもっと問題外なのはカンパニーの内田博幸。
確かに、2回ザデュークに躓いて全く競馬になっていなかったのは分かる。
けど、レース後の発言。
「危ないと思って気をつけていたが、急に3頭分外に来られた。
そこで掛かってしまった。あれは確信犯。こんなことなら前に行けば良かった。」

は?何を言ってんのあんた?こんなこと言うならGⅠに乗る資格はない。
それやったら石橋守や本田みたいに、展開に左右されず自分の乗り方貫けよ。
馬券買ってる人間からしたら、そんなん言い訳にしか聞こえへんねんから。負けたにしても言い方があると思う。

これで府中が改装してから4年連続32秒台。
今年は色んな意味で考えさせられたレースやったなと思う。

とりあえず来年は走破時計持ってないと辛いということを認識して、予想していこうと思う。

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7 コメント

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競馬は格闘技 (Bank of Dream)
2006-06-07 06:55:33
欧州の競馬を見ていたら、大きなアクションの見せムチとか馬体を意図的に寄せるとかいったプレーはよく見られますね。



つまり、落馬させたり、明らかに斜行と分かるようなものは当然ダメだが、その一歩手前のことはどんなレースでも「やってる」ってことですね。



ルールに背かねばその範囲内でどんなプレーでも仕掛けてもいいというのが確かに、競馬の本来の姿かもしれません。



日本でも地方競馬だとたまにそういったプレーは見られますが、中央競馬ではほとんどなし。



そのあたりから見ても、まだまだ日本の競馬は世界に通じにくいといえるのかも。
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おっしゃるとおり。 (A.Inaba)
2006-06-07 12:43:09
世界の競馬を見ていると、確かに「これ日本やったら審議になるやろな」と思うのも、全く審議にならずに成立することが多いですね。どんな競技でもそうですが、やはり全力プレーをするものに人は集まるものやと思います。



馬体を意図的に寄せて自分のポジションを取りに行くなんていうのは、ごく当たり前の話ではないか?と思うんですが…。



地方所属の内田博幸があんな事を言ってしまう時点で、やはり世界に比べて日本の競馬は温いし、世界には通用しないのだろうな、と思います。



あと、書かせてもらいましたが、日本の審議基準がイマイチ分からないですよね。「サラブレ」で元騎手の坂井千明が提唱しているように、もっと明確に審議の基準を定めて、その説明もしっかりしてもらいたいもんやな、と思いました。
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問題ありますね (Bank of Dream)
2006-06-08 02:25:19
裁定委員が騎手によってアウト、セーフを判断しているんであるとしたら、大問題ですね。



そういえば、何年か前、函館だったか、ホッカイドウ競馬の五十嵐騎手が数回に亘り、幅寄せか何かやったとかで「悪質」だと判断され、1ヶ月ほど騎乗停止処分にされたことがありました。失格になったわけでもないのに。



理由は見るからに「危険行為」であったからだと。



ただ、それこそ、馬を落としたわけでもないし、斜行したわけでもない。確か五十嵐騎手は、



「どうして騎乗停止になってしまうのか?」



と不思議がっていたとか。



そう考えると、本当にちゃんと判定しているのか、疑問が残りますね。



そういったことが積もり積もって、いずれ大事件に発展しないか心配の種でもあるんですが。



確かに坂井元騎手が言うように、今の競馬では明確な判定基準というのが分かりません。ただパトロールフィルムだけ見せられたとしても、客が果たして納得するのかどうか?



競輪のように明文化できないのかどうか検討してみる余地がありますね。



ちなみに競輪では下記のように明文化されております。



http://www.keirin.go.jp/land/pages/data/rule/rule.html
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そういえば… (A.Inaba)
2006-06-08 12:46:43
ありましたね。地方騎手の中でも冬樹はアクションが大きい騎手として有名ですが、全然失格になるような事をやった訳でもないのに、いきなり騎乗停止になったっていうのは覚えてます。



裁定委員が騎手によって騎乗停止の判断をしている、というのは間違いないと僕は思います。今年2月の府中の未勝利戦やったと思うんですが、豊の馬が強引に内に斜行して、何頭か不利を受けたっていうレースがあったんですね。当然審議にはなったんですが、結局降着もなくて、確か過怠金だけで済んでいたような記憶があります。やはり明確にする必要はあると思いますね。



競輪ではそんな基準が出来たんですね。競馬以外はほとんどしないので、知らなかったです。ご提供ありがとうございました。
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大問題 (Bank of Dream)
2006-06-08 22:06:35
武豊が乗った馬は概ね人気馬だし、もし失格になって客が暴れたりしたら・・・



まさか、そんなことをJRAは考えているんでしょうか?



過怠金だけで済んだというんであれば、降着制度がなかった頃と一緒ですね。



この問題はさらに深く追及してみたい気が・・・
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深く追求してみました… (A.Inaba)
2006-06-08 23:37:15
豊が明らかに走行妨害をやったのに、過怠金だけで済んだレース。ありました。

すいません。今年じゃなくて去年でした。1月30日 東京3R3歳未勝利戦の1番ゴールドザボーガーです。急に外側に斜行して、約9頭が被害を受け、当然審議になったんですが、2着に入った豊の馬は降着にならず、過怠金5万円で済んだそうです。



豊は「芝とダートの切れ目に驚いて外へ逃げた」と説明したそうなんですが、馬を制御出来なかったにしても、明らかに走行妨害と認められるような内容なら、どんな騎手であれ、騎乗停止の処分を下すべきではないか?と思います。



96年のオークスで同じように馬がフラフラ走って、この件では降着になり、鞍上の典は2日間やったかな?騎乗停止になりました。やはり明確に基準を設けて、ファンに対してちゃんとした説明が必要じゃないかと思いました。
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とんでもない事態にならないことを祈る (Bank of Dream)
2006-06-09 12:23:52
そう考えると、テレグノシスの一件はもとより、降着制度が導入されてから以後、JRAではそのような「疑惑の」判定・制裁が絶えず行われているような気がします。



ま、差しさわりのない程度?で関連の内容をアップしてみました。



http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/e4816703c262e5b26000681f374cff82
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