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アンディ・ラウ特集1 『神鳥伝説』 九一神[周鳥侠侶 The Saviour Of The Soul

2005-07-23 19:34:34 | 香港映画 (57)
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監督:デヴィッド・ライ ユン・ケイ ジェフ・ラウ 
製作:デヴィッド・ライ 
脚本:ウォン・カーウァイ 
撮影:ピーター・パウ 
出演:アンディ・ラウ(ティン)アニタ・ムイ(クワン、姉、二役) 
    アーロン・クォック (ナン・ウー/シルバーフォックス)
    グロリア・イップ (チェンの妹)ケニー・ビー(チェン) 
    カリーナ・ラウ(チョン婦人)デヴィッド・ライ 
                   1993年、香港
ANDYLAU.COM 
何しろアンディ・ラウは100本以上の映画に出演。
でも、最近邦画の『生まれてはみたけれど』を見て、突貫小僧(青木 富夫)がやはり100以上の映画に出演していたのを知った。
世の中にはこういう凄い人がいるのですね。

アンディの作品には五つ星映画から五つ?な映画まであるわ、あるわ。(笑)
それを半分は見ている私って。。

この人は1990年辺りで一つの頂点を極めた感じですね。(私もこの辺りの勢いのある彼が一番好みだったりしますが;)
1988年、ウォン・カーウァイ初監督作、『今すぐ抱きしめたい』で注目され。
この映画はカーウァイ監督の初めての映画として荒削りではあるけれど、新鮮で、切ない普遍性を持つラブストーリー、名作となっています。
アンディも迷いのない直球演技でモンコックのカルメンならぬチンピラの悲劇を演じました。

1990年に『欲望の翼』『逃避行』、『獄中龍』に出演の快進撃!
その後、『リー・ロック伝』、『神鳥伝説』、『スター伝説』、『極道追跡』へと続きます。

日本を舞台にしたアン・ホイ監督の社会派映画『極道追跡』では日本に滞在。
長期ロケをしていますが、当時はこの俳優を知る日本人は少なかったことでしょう。

さて、『神鳥伝説』はアンディ・ラウが自ら設立したプロダクション、天幕の記念すべき第一作。
脚本をあの!ウォン・カーウァイ氏が書いたというのにはびっくり。
映画はシティー・ハンターに似ているとか。
私はそのドラマを知らないけれど、全体にコミックっぽいかな。
香港映画にはごった煮的な魅力があるのだけど、その中でもこの神鳥伝説はどのジャンルに入れたものか?
ファンタジーアクション&純愛路線かな?(笑)

いつの時代かアンディ・ラウ(ティン)、今は亡きアニタ・ムイ(クワン)とケニー・ビー(チェン)の三人の傭兵がいた。
ティンとクワンは心中では両想いなのだが、ティンは愛を打ち明けられないうちにチェンに先を越されプロポ-ズされてしまう。
ケニー・Bが爽やかな好青年を演じてます。

クワンは過去に悪者を逮捕し、悪者が悶死したことから(自業自得なのだけどね)復讐を誓う弟子のナン・ウー/シルバーフォックスに命を狙われていた。
チェンはナンの手にかかって殺される。
クワンは双子の姉の助言もあり、このままでは愛するティンも巻き添えになると、ティンの待望のプロポーズを拒絶、チェンが忘れられないと嘘をつき身を隠す。

ごめんね、すべてはあなたのためなの。。涙

アニタの二役の姉は最初は彼女が演じてるとは気がつかなかったほど。
腕に覚えはあるが女らしいクワンと、どこか性別不明(ごめん)なキテレツな姉を思いっきりコミカルに演じ分けている。
魔女姉は妙な新兵器を発明しては一人でボケ、ツッコミ。
この映画で一番冴えているのはアニタかも。汗
ああ、アニタは永遠なり。スイマセン取り乱しました。汗

美術、セットにもこだわりが感じられ、不思議な空間を作っている。
トイレがなんともカッコよかったり;
長い布を駆使した場面も中国映画らしい雰囲気。
紫(アンディの好みらしい)を基調にした服装等、色使い、映像も綺麗。

死んだチェンの妹をひとり立ちさせるべく、と言っても傭兵になるための特訓って。。どうなのよ;

アーロン・クォックはこの銀狐役で俳優としても一躍有名になったらしい。
「恐怖の天使」なる兵器が意味不明なのだけど、それを使う度にアーロンの顔が真っ白になって美少年ぶりがあがる。爆
クワンの命も風前の灯火と思われし時、一度はアンディに袖にされ怒ったあの、どの?天下一の名医、チョン婦人が。
これがまた、カリーナ・ラウ!う~ん豪華な配役やいかに!
カリーナ、まだ頬がぷっくりしています。

チェンの妹もひそかにティンを慕う。
アンディ、モテモテ。
アンディ・ラウはこういう役がやりたかったのか。
彼のトレードマーク、シャツの半分もろ肌脱ぎもいなせです。
熱いな、アンディ!映画青年!(この頃はまだ青年;)
愛に向かって突っ走れ!?

ここから結末に触れています。
****************************************************

その後ティンととクワンの姿を見たものはない。
何年も後に、二人がチベットに現れたと聞いた。

ティンとクワン二人が手に手を取って、夕日を背に山のかなたを目指して歩む崇高な姿がなぜか切ない。

二人は伝説となったのだ。

アニタ・ムイもまた、逝ってしまった・・

TB送信:Lovely 電影生活







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あいりさん、こんばんは♪ (hana)
2005-10-24 19:12:54
あいりさん、こんばんは♪
TB&コメントありがとうございます♪
気がつけば、この映画、かなり豪華キャストですね。
>シャツの半分もろ肌脱ぎもいなせです
 大爆笑です♪よくやってますね~これ(笑)
アニタの一人二役の姉のほうは、本当にコミカルでしたね。
これからも、よろしくお願いします
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hanaさん、いらっしゃい! (あいり)
2005-10-24 19:25:15
hanaさん、いらっしゃい!

なんかもう、伝説の映画っぽいですよね。笑
鏡の中のアーロン。笑

はなさんは『ベルベット・レイン』は当然見ました?
エディソン・チャンが一瞬、シャツのもろ肌脱ぎでカッコつけてましたよ。
おんなじようなことしてるなあとおかしかった。
アンディの演技指導があったのかな?笑
また、遊びにゆかせてもらいますんで、これからもよろしくです♪ペコ
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