あいりのCinema cafe

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香港国際警察 NEW POLICE STORY(劇場)

2005-04-02 10:12:56 | 香港映画 (57)

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監督 ベニー・チャン
出演 ジャッキー・チェン(チャン警部)
    ニコラス・ツェー(巡査1667ことシウホン)
    ダニエル・ウー(ジョー)ココ・チャン(スー)
    チャーリー・ヤン(ホーイー)
    シャーリーン・チョイ(ササ)
    デイブ・ウオン/ウオン・キ(サム刑事)
    アンディ・オン(チィンティン)
    テレンス・イン(ファイヤー)
    ウー・パイ/伍佰(シウホンの父)

私の街では『香港国際警察』は早早朝!モーニングショーだけで、何とか見てまいりました;
ジャッキーの映画と言えば『酔拳』と『ゴージャス』くらいしか見たことなかったのに。

ジャッキー、50歳、まさに成龍の名が相応しい貫禄の映画。
アクション映画だけではなく人間ドラマでした。
見て良かった!

犯罪で心に傷を負った警官が立ち直り、再び誇りと自信を取り戻す・・ありそうと言えばありそうな物語なのだけど。
身体を張った成龍の姿がじわじわと人間の生き方とは?人の優しさとはどういうものかを見る側に訴えてくるんですね。

チャン警部は真っ直ぐな有能な警察官だったが、ある理由で警官を憎む冷酷無比なハイテク小僧ギャングに目の前で部下をなぶり殺しにされる。
自分を許せず酒浸りになった彼の前に、巡査だと名乗るまだどこか少年のような若い男、シウホンが現れる。

シウホンはチャン警部を助け、再びハイテク小僧たちとの凄絶な闘いに臨む。
ジェネックス・コップ』以来に見たニコラスが大きく見える。(背、伸びた?笑)
ニコラス良いですねえ。アクション、気迫とも成龍にひけを取ってません。

冒頭の殺戮場面はちと見ていて辛いのですが、こちらにも憎悪が伝染してきます。
意外な役どころで台湾の歌手ウー・パイ/伍佰やウオン・キ/王傑の姿が見られて嬉しかった。
成龍のビル滑降、初めて見ました。す、凄い!
ダニエルらとの闘いの場面からはもう目が離せません。

狂気の殺戮ゲーム魔と見えたダニエルらも親の前ではただの子供の顔を見せるのが哀れです。
彼らもまた愛に飢え、ズタズタの心を抱えた、ある意味では犠牲者だったのかもしれない。
ダニエル・ウーはやはり、屈折した悪役を不気味に、憎たらしく演じています。
悪役が板についた感じ。

成龍を撃とうとしたアンディ・オン(チィンティン)が撃たれた自分を救急隊に運ぶようにとの成龍の言葉を聞いて、撃つのを止める場面に心が動きました。

ここから結末に触れています。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

最後にダニエルは自分の銃に弾を込めていなかった。
哀しい諦め。。

そして、最後の最後にシウホンの正体が明かされ、感動のふい打ちをくらいました。
ああ!あのコートって。。
大陸からの出稼ぎか、飢えた子に食べさせようと、必死に弁当ひとつを盗んで走る男の顔が目に焼きつきました。涙
伍佰、好演!

チャン警部があの時、「泥棒だって人間なんだ。」自分の信念のままに行動したことが結局、自分の救いになったのです。
チャンは涙ぐむシウホンに言って聞かせる。

「世の中は不公平だ、でも希望を持って生きるんだ。」

日々の中で忘れそうになるけれど、家族や愛する人を大切にすること、人への思いやり、それが一番大事なこと。
殺伐とした世の中にしないためにも。

そんなことを思いながら、映画館を後にしました。

↓ニコちゃん
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関連リンク:「piroの LoveLoveなもの」
伍佰プロフィール


ジェネックス・コップ /特警新人類 (劇場)

2005-04-02 10:01:30 | 香港映画 (57)

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製作・監督・脚本: ベニー・チャン
製作: ジャッキー・チェン/ジョン・チョン/ソーロン・ソー
出演: ニコラス・ツェー(ジャック)スティーヴン・フォン(マッチ)
サム・リー(エイリアン)グレース・イップ
エリック・ツァン(チャン警部)ダニエル・ウー(ダニエル)
フランシス・ン(ロコ)テレンス・イン 中村トオル(赤虎)
チャン・ホー/ジェイミー・オング 1999年、香港

ジャッキーの『香港国際警察』が公開され、久しぶりに『ジェネックス・コップ 』を見ました。
『香港国際警察』は未見なのだけど、ニコラス・ツェー、ダニエル・ウーはどう変わっているのでしょうか。
返還後の世紀末の香港が舞台。
香港映画らしく?黒社会アクション映画なのに、どことなくコメディ風なのが楽しい。

相棒を殺されて以来、精神を病んでしまったチャン警部は現場に復帰。
チャン・ホー演じる生意気、辣腕警部(映画『ブレード』で好演)と対立しながら武器密輸のシンジケートの黒幕、日本人の赤虎を追う。
そのためには潜入が必要と、警察学校の問題児ジャック、マッチ、エイリアンを選ぶ。
彼らが警官というより、その辺にいそうな街のチンピラ風なのがおかしい。
みんなで潜入すれば怖くない♪

彼らは実の兄を殺してまで成り上がろうとする黒社会の一員、ダニエルと知り合う。
ダニエル・ウーは怪しい広東語よりも英語のほうが流暢、国際人なんだな;汗
どこか冷たい美貌が破滅型悪役にピッタリ。
ダニエル、テレンス・ヤン、スティーブンの『ブエノスアイレス』若年版、『美少年の恋』なんかもありましたっけ。(” )遠い目

同じく帰国子女組ステーブンも、往年の大スターを父に持つ(ニコラスパパ、今でも皮ジャン姿が似合ってカッコ良いです)ニコラスも英語がペラペラ。
まさに新人類!世界はひとつ!

ストーリー紹介ははしょって、(はしょるな!)若手をあたたかあ~くサポートするエリック・ツァンとフランシス・ンがやっぱり良いです。
サポートしながらもそれぞれ強烈な個性が輝いてます!

ニコラスがフランシス・ン(ロコ)はゲイかと怯える場面は爆笑です。アハハ♪
そう、フランシスさんの目、潤んで綺麗なの。
スラリと背が高くて、この人の包容力、大人の色気っていうのかしらん♪ムフフ(←ただ今、妄想中;)
ニコラスを弟のように庇って帰らぬ。。。ああ、涙、この場面、見どころでっす!

そいで エリック・ツァンは浪花節と言われようと人情のあるエエ役で、やはり帰らぬ。。ホントこの場面では泣けました。

中村トオルさん頑張ってました。ちゃんと彼なりの恨みつらみの落ちもありましたし。
英語のほうは駅前留学でもしたほうがよかやろか。。スイマセン

果たして、新人類三人の運命やいかに!?

最後に登場の釣り人、アレ?(笑)

↓この人がニコラス・パパ
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