聞くに堪えない下品なヤジとヘイトスピーチと韓国大統領「批判」記事の品性を比べ表現の自由を考える！

今、産経自身の思想・信条・表現の自由の在り方が問われている！

「言論・表現の自由」を巡って考えてみました。それは１２月１０日特定秘密保護法の施行を控えていること、都議会の人権侵害ヤジ、先ごろ国会で行われた山谷大臣に対する、やはり人権侵害に近い、品性のないヤジ、ヘイトスピーチに対する規制をすべきかどうか、という問題、ヘイトスピーチを発している団体との癒着の問題、朝日の慰安婦問題の吉田証言訂正に係るテロ行為、ＮＨＫ経営委員の百田氏の発言、それを無批判的に、正当化・擁護・流布する産経、そしてその産経が韓国で起こしたパククネ大統領「批判」の文書などなど、端的に言えば、侵略戦争と植民地主義の是非を巡って展開されている言論戦をめぐる「思想表現の自由」の問題です。以下ご覧ください。

【本紙前ソウル支局長起訴】起訴状全文 2014.10.9 05:07更新　 http://www.sankei.com/world/news/141009/wor1410090010-n1.html

さて、この記事、どんな意図で書かれたか！これがパククネ大統領を安倍首相に当てはめて書かれたら、どうでしょうか？山谷大臣への品のない「懇ろ」発言を当てはめて考えてみると・・・。産経がパククネ大統領批判キャンペーンを張っていた背景は何か、そのことが背景にあるように思います。

私自身は、韓国旅客船沈没報道は極めて異常だったように思います。他国の問題を言うのであれば、日本の問題をもっと報道すべきです。しかも、この報道が慰安婦問題を理由に安倍首相との会談を拒否しているパククネ大統領バッシングと言われても仕方のないような報道が繰り返し繰り返し展開されていました。

慰安婦問題、靖国参拝問題など、加害国の政府が被害国国民の感情を考慮しない挑発的言動が繰り返されていました。そのプロパガンダに産経が、その役割を十二分に果たしていました。「嫌韓中」感情をヒートアップさせたメディアは何であったか、そのことを踏まえる必要があるように思います。

勿論「報道、言論の自由は、民主主義の根幹をなすものだ。政権に不都合な報道に対して公権力の行使で対処するのは、まるで独裁国家のやり口のようではないか」という言葉は当然のことです。と同時に、「記事中にある風評の真実性も問題視されているが、あくまでこれは『真偽不明のウワサ』と断った上で伝えたものであり、真実と断じて報じたものではない。そうした風評が流れる背景について論じたものである」とありますが、このことは漫画「美味んぼ」問題時に産経自身がどのような態度をとったか、検証してみる必要があるのではないでしょうか。
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また産経は「付け加えるなら、記事の基となった朝鮮日報のコラムについては、同社もコラムニストも処罰の対象とはなっていない」とありますが、そのコラムを例に出しながら、どのような表現を使って、産経記者の意図を伝えようとしたか、そのことも考慮されなければならないのではないでしょうか。

愛国者の邪論の場合も、反省的言えば、その自由は品格・品性をもって行われなければならないと思います。今回の問題が、そうした視点で考えると、議論の余地があるように思います。人権不断の努力」で維持しなければならないものですから。自戒を込めて

【追跡～ソウル発】 朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた？　2014.8.3 12:00更新 　http://www.sankei.com/world/news/140803/wor1408030034-n1.html

産經新聞前支局長起訴／一言でいえば異様である　言論自由の原点を忘れるな　2014/10/9 6:00　http://www.sankei.com/column/newslist/../../column/news/141009/clm1410090002-n1.html

時事通信　「報道の自由保障を」＝産経前支局長の捜査に懸念－新聞労連　2014/10/03-19:22　http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014100300843&rel=j&g=pol&relid=1_5
朴槿恵大統領の名誉を毀損（きそん）したとして、韓国の検察当局が産経新聞の前ソウル支局長に対する捜査を継続していることについて、日本新聞労働組合連合（新聞労連）は３日、「取材と報道の自由を守る立場から、強い懸念を表明する」との声明を出した。　声明は「今回の事態は、ジャーナリズムの国際基準から考えて、極めて特異なケース」と捜査を批判。「一刻も早く捜査を取りやめ、民主主義国家として、取材と報道の自由を保障する姿勢を確認するよう強く求める」としている。　前支局長は出国禁止措置で帰国できない状態が続いており、これまでに３回、検察当局の事情聴取を受けた。（引用ここまで）

産経　「聞くに堪えない侮辱的で下品なやじ」と安倍首相 2014.10.7 19:17更新　 http://www.sankei.com/politics/news/141007/plt1410070046-n1.html
参院予算委員会で民主党の小川敏夫氏の質問に対する答弁中、傍聴の民主党議員のヤジをたしなめる安倍晋三首相＝７日午後、国会・参院第１委員会室（酒巻俊介撮影）
安倍晋三首相は７日、自身のフェイスブックで、同日の参院予算委員会で民主党議員が山谷えり子拉致問題担当相に飛ばしたやじについて「山谷えり子大臣に対する聞くに堪えない侮辱的で下品なやじが野党側から出たことが本当に残念でなりません」とつづった。（引用ここまで）

時事通信　ヘイトスピーチ「極めて残念」＝消費増税、慎重に判断－安倍首相　2014/10/07-19:17　http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date3&k=2014100700656
安倍晋三首相は７日午後の参院予算委員会で、人種や国籍などの差別をあおるヘイトスピーチ（憎悪表現）について、「極めて残念で、あってはならないことだ」と述べ、不快感を表明した。その上で、「今後とも、一人ひとりの人権が尊重され、成熟した社会を実現するため教育や啓発の充実に努めていきたい」と語った。民主党の小川敏夫氏への答弁。（引用ここまで）

産経　幼い子への配慮なかった」右派系団体メンバー後悔の念も　朝鮮学校ヘイトスピーチ訴訟　2014.7.8 11:53更新 http://www.sankei.com/west/news/140708/wst1407080046-n1.html