昨日11月4日は、イタリアではLa Giornata dell'Unità Nazionale e delle Forze Armate、つまり「国家統一と軍隊の日」とでも言うのかな、そういう日です。1918年11月4日に第一次世界大戦が終わった記念日です。イタリアは戦勝国側だったので、そんな兵力を讃える記念日でもあるのでしょうか。今は休日ではありませんが、国の式典が催され、チルコ・マッシモでは数日間、イタリアの軍隊や警察のイベントが催されます。
この日の1週間ぐらい前から準備が進められていて、ウォーキングに出かけるたびに、戦車や軍機などが運び込まれているのを高台から眺めていました。去年も何かやっているというのは目にした記憶があるのですが、今年は何度も近くを通る機会があったので、ちょっと見に行ってみようという気になりました。
11月4日はダニィパパの誕生日でもあってお昼は一緒に食事に出かけたのですが、ダニィは実家の近くの歯医者に行くというので、そのまま両親と共に行ってしまい、私は一人でチルコマッシモに向かうことにしました。行ってみると、家族イベントかというような雰囲気で、子供たちを連れた人々が大半だった感じです。確かに本物の戦車や飛行機などがたくさん展示されていて、おまけに試乗もできる子供達にはわくわくしそうな会場でした。日本では考えられませんが、軍隊パレードだとか、警察の日だとか、兵器などを見る機会が1年に何度もあるため、私自身はなんとなく軍隊や戦争を肯定しているようなイメージがあって、あまり好きではなかったのですが、正直今回なかなか面白く見学してきました。
最近の戦車。
中はこんな感じ。「どうぞ中にも入れますよ~」とかっこよく軍の制服に身を包んだお姉さん(本当はモデル会社からの派遣かなというようなきれいな人ばかり)に言われましたが、子供達ばかりだったので遠慮しました。正直ちょっぴり後悔。この写真ではわかりづらいのですが、奥の方まで続いていて結構大きいんです。戦車の中に入れるなんて機会なかなかないですもんね。
展示されていた中で一番古い戦車。なんかかわいい。
こちらはよく戦争映画などで見るようなヘリコプター。後ろから中に入ることができます。
確かに映画なんかで見ても、横に列になって座ってますよね。
操縦室。
デモンストレーションなどもやっていました。(まるで映画みたい。)
爆弾撤去のためのロボット。
人間が近づくときはこんな恰好らしい。宇宙服のよう。
野外展示のほかにも、テントの中でいろいろな展示がされていて、軍の制服を着た人々がもうそこいらじゅうにいて、訪れた人々の質問に答えていました。制服を着ているとどの人もみんなかっこよくて、悔しいけれどイタリア人はこういうのとっても様になりますね。
一人で行ったので自分の入った写真が撮れずとても残念でした。