たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『スクルージ』_心があたたかくなりました

2019年12月15日 23時28分22秒 | ミュージカル・舞台・映画
 2015年の赤坂ACTシアターから今回は日生劇場で上演。2月の『ラブ・ネバー・ダイ』以来、日生劇場に帰ることができました。ファントムがほんとうに潜んでいるような雰囲気のある天井が近い、思い出の日生劇場二階席。帰省してからは専用劇場の宝塚の頻度が格段にあがってきているので勝手が違いますが、ホスピタリティ悪くない。生オケも幸せでした。市村正親さんスクルージ、今回も飛んでいました。残りの人生を守銭奴から生まれ変わって生き直そうと誓う終盤、台詞がつまるほど涙を流していたスクルージ。客席も涙でした。

 学校をどうしているのか心配になりますが子供たちが元気に歌って踊っている舞台はいいですね。今回も子役ちゃんたち大活躍。貧乏で苦労した子どもの日のスクルージを演じていたのは、大きくなってティム坊やを卒業した加藤憲史郎君でした。ますますお兄ちゃんに似てきた。今回はクラチット家の長男も・・・。

 スクルージが亡き妹の聖霊に導かれて若き日の自分に出会う場面。婚約者だったイザベルを演じていたのは実咲凛音さん。イザベルが「しあわせ~♪」と歌い始めると美しすぎる声が心に沁みわたってきて涙があふれました。オペラグラスでみるとみりおん、涙しながら歌っているの、気持ちの入り方がすごいと思いました。田代万里生さん演じる若き日のスクルージ、市村さん演じるスクルージとで歌う「しあわせ~♪」、なんともあったかくやさしい涙が心の中に流れていました。ティム坊やが亡くなったという幻の場面などなど、前回にもまして泣きながらの観劇になりました。市村さん、おじいちゃんの役なのでフライングは無理になっても足腰が立つ限りやっていただきたい。日本ミュージカル界の至宝、市村さん、万歳!!

 前回の観劇ブログを読み返しながらまたゆっくり思い出していけるといいかな。日常だった日比谷で非日常の時間を過ごした二日間でした。山奥じゃないけど車でしか暮らせない真っ暗な郷里はさみしすぎて、キラキラの日比谷から戻ってきてしまうと、わたしにとってどっちが夢なのかわからなくなっています。昨夜は眠剤二錠でたぶん3時間半睡眠。朝お風呂に入って朝食を食べたあと少し眠れたのでなんとか持ちました。体はきついでうが幸せな二日間でした。明日から長い一週間。また旅立てるように荷物整理をがんばる。16日後にはまた無事に住み慣れた街と日比谷に帰ることができますように・・・。



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