たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『I AM FROM AUSTRIA』_たくさんの時を日比谷に救われました

2019年12月14日 18時34分20秒 | 宝塚



                                    

 2019年12月14日(土)、東京宝塚劇場で月組『I AM FROM AUSTRIA』、11時公演を無事に観劇。また東京宝塚劇場に入ることができました。9月に星組を二日連続で観劇して以来の日比谷。大好きな日比谷。わたしのパワースポット。地下鉄を降りて日比谷ミッドタウンから地上に出ると今までみたことがないクリスマスツリーに気持ち上がりました。終演後はいつも行っていたカフェで食事。恒例の日比谷シャンテ宝塚ステージ衣装展をみたあと外に出ると夜の日比谷の街はさらにきれいに輝いていました。東京宝塚劇場前のイルミネーションは五組のカラーに変化し、ミッドタウンのクリスマスツリーは音楽と共に宇宙船のように変化していました。暖かいのでしばしベンチに座って眺めました。こどもちゃんたちが嬉しそうにはしゃいでいる姿をみるのも嬉しいものです。つらいとき苦しいとき、たくさんのときを日比谷に救われたことを思い出して涙がにじんでいました。ある意味でわたしにとって心の故郷なのかも、と勝手に思いました。

 昨夜眠剤でなんとか六時間半睡眠。夏の電車の冷房効きすぎなどなどですごく冷えています。冷えた体はかなりきついですが日比谷に帰ってくることができました。半分もう都会に慣れない人になってしまっていますが、わたしはたしかにこの街を数かぎりなく歩いてきました。別にあったかいわけでもなんでもないですかたくさんの人々が満たされた感で行き交うこの街が好きです。悔し涙を流しながら歩いた日々をどうしても思い出す東京宝塚劇場から帝国劇場までの道のりを今回も歩きました。帝国劇場はジャニーズでした。きっとたくさんの人の想いがしみこんだ道。車でびゅんではわからない、歩いて足元から感じる街。


 月組『I AM FROM AUSTRIA』、すでにライブビューイングで観ていますが楽しかったです。生がやっぱりいいですね。トップコンビは英語を話すのかな。テーマソング「I AM FROM AUSTRIA」の発音がすごくきれいだと思いました。二幕はじめのヘリコプターの場面。オケピットの上を飛んでいました。スゴイ。映像がきれいで本当にウィーンの街からアルプスの山々へと飛び出していったような臨場感がありました。スイスアルプスを思い出しました。トップコンビの歌聴きながら涙なりました。美園さくらちゃんのデュエットダンスでせりあがってきた時の筋肉でしまった背中が自立感にあふれていてすごくきれいでした。ウエストはとてつもなく細かった。美脚も筋肉がきれい。さらに生き生きのびのびとかっこよくエマを生きていたのが爽快。トップ娘役が堂々とトップスターとわたりあっている姿は気持ちいいものです。歌も低音から高音まで素敵に歌い上げていました。たまきちとの相性がいい。二作目にしていいトップコンビだと思いました。たまきちの力量なんでしょうね。白いシャツ一枚やブイネックセーターの普通の服がかっこよく似合う。頼りなくてあったかい欧米人の役が合います。鳳月杏さんの足長ダンディーがますます素敵。声がきれい。ホームレスは移民ではないのかなというところが物語として少しひっかかりましたが心があったかくなる舞台。ひとときの幸せ。

 業務で旅立つにはちとまだ早い年齢の見知らね人の訃報に接してこの世にいる間だけなのだとあらためて思いました。この人は海外旅行を満喫したみたい。だからよかったのかな、わかりませんけどね、幸せは人それぞれ。なんのために自分は生きているのか、幸せだと思える時間に出会うために生きています。

 心は満たされていますが体はかなりきついので来週は動かないかもしれませんが。1年前まで日常だった駅たちを旅人として乗り換える不思議さ。家賃払ってないから部屋はない。家賃払わない限り住む部屋はない・・・。




 

 都会でも田舎でもダサダサで人に笑われるのはわたしの生まれついての星だから気にしない気にしない、じっとはみないだけ都会の方がいいのかな・・・。
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