たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

椎名桔平が『未来少年コナン』のおじい役で現代に警鐘を鳴らす

2024年06月25日 14時32分28秒 | ミュージカル・舞台・映画

舞台『未来少年コナン』-2024年6月1日

 

 

椎名桔平が『未来少年コナン』のおじい役で現代に警鐘を鳴らす - インタビュー&レポート | ぴあ関西版WEB (pia.co.jp)

「「えっ、僕がおじい役? ついにきたかと思いましたよ(笑)」と話すのは椎名桔平。引き締まった体躯と精悍な顔つき。とても今年還暦とは思えない彼が、一人二役で出演する舞台『未来少年コナン』がいよいよ大阪で幕を開ける。

「名前の後にカッコして60歳と書かないでくださいよ(笑)、まだ59歳なんだから。若者みたいなこと言ってちゃいけないのかなと思いますが、肉体的にも精神的にもあまり変わっていないというのが現状」と言う。今回、宮崎駿が1978年に初監督を務めた名作アニメを、鬼才インバル・ピントによる演出・振付・美術で舞台化。椎名演じるおじいと二人きりで孤島で暮らす少年コナン(加藤清史郎)のもとに、謎の少女ラナ(影山優佳)が流れ着き、コナンの運命が動き出す冒険活劇だ。

オファーを受け、舞台でおじいさん役はやったことがないから、楽しいかもと思ったと話す。演じるのは、コナンの育ての親・おじいと、ラナの祖父・ラオ博士の二役だ。「おじいは人類の希望であるコナンを育て、一方、ラオ博士は、地球を崩壊させた原因でもあるエネルギーを開発した人。最近の映画『オッペンハイマー』にもあるように、最新の強力なエネルギーを悪用するのはいつの時代でもあって、何かが発達すれば何かが失われていく。その均衡が崩れてしまったというところからこの物語が始まるんです」。

おじいとラオ博士が伝えたいことは現代人への警鐘でもあり、メッセージでもあると力を込める。「もう近所の頑固なじいちゃんが子どもたちにあれこれ言わなくなってきた時代じゃないですか。タイトルに騙されたらダメだと思うんですよ。この作品は、大人の皆さんにこそ見てもらいたい。非常に意味の深い舞台になると思いますね」。

大阪で舞台に立つのは2018年の『レインマン』以来、6年振り。その『レインマン』では、映画版でダスティン・ホフマンが演じて世界的に知られたサヴァン症候群の役を、ホフマンに負けない名演技で観客を唸らせた。今回、役への向き合い方は違うのだろうか。「あの役は橋爪功さんもされて、お二人とも小柄なので、僕がやるとイメージが違う。施設を回ってサヴァン症候群の背の高い方を観察し、これは新しい人物像が作れると。だからケースバイケースですね。今回はインバルさんの視点や文化の違いからくる考え方が非常に刺激的で新鮮なんです。そこにいざなわれてディスカッションしながら役を深めたいと思います」。

今は映像の仕事が中心だが「舞台に立つことを忘れちゃいけない」と言う。芸歴38年。続けてこられたのは、「ほかに何にもできないし(笑)。演じることの喜びは色あせないんですよね」と少し照れくさそうに笑った。」

 


この記事についてブログを書く
« 1998年宙組『エクスカリバー... | トップ | 2014年9月を振り返る »

ミュージカル・舞台・映画」カテゴリの最新記事