1992年5月のイギリスへの旅日記を振り返ってみると、5月14日にロンドンの劇場で『オペラ座の怪人』を観ています。朝一番で当日券を購入し、日中はピカデリーサーカスをウロウロしたあと、公園でぼんやりとした時間を過ごし、夜観劇したと記録しています。15.5£でした。舞台に一番近い席に正装した紳士・淑女の姿をみかけて、さすがロンドンだと思った記憶があります。私の席は一番安いところで、目の前に大きな柱がありました。シャンデリアが降りてくる場面は迫力があったと思います。
イギリスへ行く前に予習として劇団四季の『オペラ座の怪人』を観劇しましたが、正直あまり覚えていないので、どんな話だったのか、原作と舞台化についてインターネットで調べてみました。
アンドリュー・ロイド=ウェバー氏による舞台化
原作者はフランスの推理小説家・ガストン・ルルー(1868~1927)。『オペラ座の怪人』は1910年に「怪奇ロマン」として刊行されました。1925年にロン・チャニーが主演した「無声映画」以来半世紀に渡り、ファントムの「醜さ」や「怪奇ぶり」が印象的な映画化とテレビ放映が続きます。1943年に公開され、第16回アカデミー賞を2部門受賞した映画『オペラの怪人』は、ファントムをクリスティーヌの「実の父親」と設定するなど、原作とはかなりかけ離れた内容になっています。
そんなこれまでの作風とは一線を画し、『オペラ座の怪人』を「究極のラブストーリー」として世界的に大ヒットさせたのが、「現代のモーツアルト」とも称される作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバー氏です。「ブックフェアで50セントだった」と後に話されている「原作本」との出会い。その後2年をかけて自ら手がけた美しい曲は全て、当時の奥様であり、有能な歌手でもあったサラ・ブライトマンさんの為に書き上げられたとも言われています。若手からベテランまで、多彩なスタッフの起用によって誕生したミュージカル『オペラ座の怪人』は、1986年10月にロンドンで開幕しました。「クリスティーヌ」にはサラ・ブライトマンさん、「怪人」には当時喜劇俳優として人気のあったマイケル・クロフォードさんがオリジナルキャストとして抜擢。今でも伝説となっている魅力的なキャストに加え、観客が一瞬も目を離すことが出来ない「ドラマティックな展開」と「大掛かりな舞台芸術」は高く評価され、名曲の数々もまた世界的な大ヒットとなりました。
宝塚歌劇団で上演された『ファントム』のプログラムからも引用してみます。
「宝塚歌劇団が『ファントム』を上演するときいて、アンドリュー・ロイド=ウエーバー版『オペラ座の怪人』を頭に思い浮かべるのは、おそらく筆者だけではないだろう。原作は、両作品ともフランスの小説家ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」である。1911年に出版されたこの怪奇小説は、1925年にロン・チャニー主演の映画化によって世界的な名声を博した。その後も、映画、テレビ、ミュージカルと数多くの作品がつくられている。」
アナウンサーのひとりごと 藤川奈々さんのブログから転用させていただきます。
【オペラ座の怪人あらすじ】
19世紀末のパリ、オペラ座の若手女優クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力を付け頭角を現すが、オペラ座には謎の怪人が住み着いていた。
クリスティーヌの恋人ラウル子爵は天使の声の主に嫉妬し謎を解こうとするが、その主こそ『怪人』であり、オペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた男エリックであった。
エリックは生来の醜悪な人相に壊死した皮膚を持つ、見るもおぞましい異形の男であったが、クリスティーヌに恋をしていた。
エリックは遂にクリスティーヌをさらってオペラ座の地下深く消え、残されたラウルは警察とクリスティーヌを追ってオペラ座の地下へ潜入しエリックを捕らえる・・・
1992年日生劇場の劇団四季のキャストをインターネットで調べてみました。
1992年1月17日~4月13日:日生劇場
ファントム 山口祐一郎・沢木順・芥川英司・青山明
クリスティーヌ 鈴木京子・花岡久子・中澤孝子
ラウル 佐野正幸・石丸幹二・岡幸次郎
カルロッタ 金井小夜子・斉藤和代・横山幸江
メグ・ジリー 青山弥生・秋本みな子
マダム・ジリー 西島美子・柴垣裕子・横山幸江
ピアンジ 蔵田雅之・石井健
山口祐一郎さん、石丸幹二さんを観たのかもしれませんが、その頃は舞台を観る目も全くもっておらず、
残念なことに何も覚えていません。
2014年3月ー4月に日生劇場で上演された『ラブ・ネバー・ダイ』は、『オペラ座の怪人』から十年後という設定でした。
ロンドン『オペラ座の怪人』のプログラムの表紙です。
キャスト一覧表
ファントム役の俳優さん
クリスティーヌ役の女優さん
ラウル役の俳優さん
アンドリュー・ロイド=ウエーバーさん
イギリスへ行く前に予習として劇団四季の『オペラ座の怪人』を観劇しましたが、正直あまり覚えていないので、どんな話だったのか、原作と舞台化についてインターネットで調べてみました。
アンドリュー・ロイド=ウェバー氏による舞台化
原作者はフランスの推理小説家・ガストン・ルルー(1868~1927)。『オペラ座の怪人』は1910年に「怪奇ロマン」として刊行されました。1925年にロン・チャニーが主演した「無声映画」以来半世紀に渡り、ファントムの「醜さ」や「怪奇ぶり」が印象的な映画化とテレビ放映が続きます。1943年に公開され、第16回アカデミー賞を2部門受賞した映画『オペラの怪人』は、ファントムをクリスティーヌの「実の父親」と設定するなど、原作とはかなりかけ離れた内容になっています。
そんなこれまでの作風とは一線を画し、『オペラ座の怪人』を「究極のラブストーリー」として世界的に大ヒットさせたのが、「現代のモーツアルト」とも称される作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバー氏です。「ブックフェアで50セントだった」と後に話されている「原作本」との出会い。その後2年をかけて自ら手がけた美しい曲は全て、当時の奥様であり、有能な歌手でもあったサラ・ブライトマンさんの為に書き上げられたとも言われています。若手からベテランまで、多彩なスタッフの起用によって誕生したミュージカル『オペラ座の怪人』は、1986年10月にロンドンで開幕しました。「クリスティーヌ」にはサラ・ブライトマンさん、「怪人」には当時喜劇俳優として人気のあったマイケル・クロフォードさんがオリジナルキャストとして抜擢。今でも伝説となっている魅力的なキャストに加え、観客が一瞬も目を離すことが出来ない「ドラマティックな展開」と「大掛かりな舞台芸術」は高く評価され、名曲の数々もまた世界的な大ヒットとなりました。
宝塚歌劇団で上演された『ファントム』のプログラムからも引用してみます。
「宝塚歌劇団が『ファントム』を上演するときいて、アンドリュー・ロイド=ウエーバー版『オペラ座の怪人』を頭に思い浮かべるのは、おそらく筆者だけではないだろう。原作は、両作品ともフランスの小説家ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」である。1911年に出版されたこの怪奇小説は、1925年にロン・チャニー主演の映画化によって世界的な名声を博した。その後も、映画、テレビ、ミュージカルと数多くの作品がつくられている。」
アナウンサーのひとりごと 藤川奈々さんのブログから転用させていただきます。
【オペラ座の怪人あらすじ】
19世紀末のパリ、オペラ座の若手女優クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力を付け頭角を現すが、オペラ座には謎の怪人が住み着いていた。
クリスティーヌの恋人ラウル子爵は天使の声の主に嫉妬し謎を解こうとするが、その主こそ『怪人』であり、オペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた男エリックであった。
エリックは生来の醜悪な人相に壊死した皮膚を持つ、見るもおぞましい異形の男であったが、クリスティーヌに恋をしていた。
エリックは遂にクリスティーヌをさらってオペラ座の地下深く消え、残されたラウルは警察とクリスティーヌを追ってオペラ座の地下へ潜入しエリックを捕らえる・・・
1992年日生劇場の劇団四季のキャストをインターネットで調べてみました。
1992年1月17日~4月13日:日生劇場
ファントム 山口祐一郎・沢木順・芥川英司・青山明
クリスティーヌ 鈴木京子・花岡久子・中澤孝子
ラウル 佐野正幸・石丸幹二・岡幸次郎
カルロッタ 金井小夜子・斉藤和代・横山幸江
メグ・ジリー 青山弥生・秋本みな子
マダム・ジリー 西島美子・柴垣裕子・横山幸江
ピアンジ 蔵田雅之・石井健
山口祐一郎さん、石丸幹二さんを観たのかもしれませんが、その頃は舞台を観る目も全くもっておらず、
残念なことに何も覚えていません。
2014年3月ー4月に日生劇場で上演された『ラブ・ネバー・ダイ』は、『オペラ座の怪人』から十年後という設定でした。
ロンドン『オペラ座の怪人』のプログラムの表紙です。
キャスト一覧表
ファントム役の俳優さん
クリスティーヌ役の女優さん
ラウル役の俳優さん
アンドリュー・ロイド=ウエーバーさん