たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「大草原の小さな家」への旅_ミネソタ州大陸横断鉄道

2014年11月14日 18時25分27秒 | 「大草原の小さな家」への旅
「次に、ローラ・インガルス・ワイルダー博物館(ミネソタ州ウォルナット・グローヴ)へ行った。博物館は、線路沿いにある。大陸横断鉄道は、ローラ一家がここへやってきた1874年の前年に、この町まで延びてきた。一家は、西部の開拓地と鉄道が、西へ西へと進んでいく最前線で暮らしていたことがわかる。

 博物館へ入るために、線路をこえるとき、ちょうど列車が通りかかったので、踏切で待った。見るからに長い列車だ。みんなで数えたら、百二十もの車両が連結されていた。五、六百メートルはあっただろうか。列車の両端がみえないくらい長い。

 コンテナの文字を見ると、ほとんどが穀物会社のものだった。穀倉地帯の中西部で収穫された小麦やトウモロコシを運ぶのだろう。農業国アメリカの底力を見た思いだった。」

(松本侑子著『アメリカ・カナダ物語紀行』平成21年幻冬舎文庫、182-183頁より引用しています。)




今回のツアーではぺピン湖畔の町で大陸横断鉄道が走り抜けていく光景を見ることができました。うまくは撮れていませんが雰囲気が伝わればと思います。
















秋の日のつぶやき

2014年11月14日 09時12分48秒 | 日記
昨夜もグリーフ・ケアの講座に行きました。
帰りの電車の中はちょうど残業したか、仕事のあとに一杯飲んだか、どちらかの人でいっぱいの時間帯でした。自分はかつて残業して電車に乗っている人でしたが、ストレスと疲労に満ちているなあと感じました。毎日そんなことを感じながら、自分も一生懸命働いた帰りは疲れ果てて喋るのも面倒くさいぐらいで、電車の中でじっと固まって坐っていました。
「ウチの会社」と言っている人たちが幸せそうには見えませんが、同僚かだれかの噂話をしている光景は幸せそうには見えませんが、みなさん生活をかけて働いていらっしゃるんですよね。自分もその一人でした。またそこに戻っていけるのか、今はほんとうにわかりません。
そんなふうに悩んでいられるだけいいんじゃないの、養う家族がいたらそんなこと言ってられないわよ、という批判も受けますが、自分ひとり家賃を払いながら食わせていくのも大変なことです。比べっこはなしにしたいです。どんな場面でも一人一人みんな状況は違うし、それぞれどんな物語を背負って今ここにいるのかを、人は簡単にはわからない。今おかれている状況の中でその時最善だと思う道を選びとっていくしかないんだろうと思います。今の私は自分の感性を信じ続けることしかできません。今精一杯生きています。明日のことはだれにもわからないので、一日一日大切です。

旅日記や心に残る本の紹介など、ぼちぼちとやっていきますので気長におつきあいいただければと思います。