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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

秋のプリンス・エドワード島への旅_黄葉と緑

2014年11月21日 17時49分37秒 | プリンスエドワード島への旅
こんな日、心は秋のプリンス・エドワード島へと帰りたくなります。
モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡のお庭の木々。
この場所に行くと、今もモンゴメリさんの心が息づいているような感じがします。



恋人たちの小径の遊歩道(バルサムホロウ・トレイル)を流れる小川です。


秋のプリンス・エドワード島への旅_レストランの庭にて

2014年10月07日 14時36分56秒 | プリンスエドワード島への旅
It was October again when Anne was ready to go back to school a glorious. October,
all red and gold,with mellow mornings when the valleys were filled with delicate mists
as if the spirit of autumn had poured them in for the sun to drain
-amethyst,pearl,silver,rose,and smoke-blue.
The dews were so heavy that the fields glistened like cloth of silver and there were
such heaps of rustling leaves in the hollows of many-stemmed woods to run crisply
through.
The Birch Path was a canopy of yellow and the ferns were sear and brown all along it.
There was a tang in the very air that inspired the hearts of small maidens tripping,
unlike snails,swiftly and willingly to school;and it was jolly to be back again at
the little brown desk beside Diana,with Ruby Gillis nodding across the aisle and Carrie
Sloane sending up notes and Julia Bell passing a "chew" of gum down from the back seat.
Anne drew a long breath of happiness as she sharpened her pencil and arranged her
picture cards in her desk.
Life was certainly very interesting.


  L.M.MONTGOMERY 『Anne of Green Gables』



秋の始まり、アンのはずむような足どり・・・。
10月のプリンス・エドワード島は、ぴりっとかぐわして本当にきれいでした。


プリンス地区、サマーサイド近く(?)のレストランで、食後にデザートと紅茶をいただきました。




上の写真とこちらの二枚はレストランの庭です。







秋のプリンス・エドワード島への旅_ハロウィーン(3)

2014年10月04日 22時39分08秒 | プリンスエドワード島への旅
久しぶりに秋のプリンス・エドワード島の写真を載せますね。


モンゴメリさんが教えた学校3か所と、ウエスト・ポイントの灯台を目指して、
プリンス地区へドライブした日でした。
スタートしてほどなく、ハロウィーン・パーティの様子が目に入ってきました。
(旅日記を以前に載せているので、よろしかったらご覧ください。)


朝から小雨が降っていて、日本の12月ぐらいの寒さにピリッとした空気の中、
ほんとうに楽しくって、楽しくって、心の宝物です。


混乱と迷いで心の中はきつい一週間を過ごしました。
島での時間を思い出すと、しばし幸せ感がよみがえってきて、穏やかな気持ちになれます。
元気でいれば、きっとまた行けるかな・・・。










夏のプリンス・エドワード島への旅_帰国(バンクーバー空港にて)

2014年09月18日 18時35分38秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月17日(金)

バンクーバーまできてしまった。
ここだって日本から遠いのだが、PEIが夢だったように思える。

キャベンディッシュでは食事がまともにできなくて、夜は何度も目がさめて、身体はきつかった。
日頃の眼精疲労がきて、頭痛薬を飲んだりした。
なのに思い出すのは、おだやかな風景と風の音、銀色の海、うすい雲。
そして、なにもしない静かな時間。橙色の夕陽。
幸せだったんだなあ。
こわれそうな心にエネルギーを与えてくれた。幸せをくれた。
がんばれると思う。また来るために、そしてもっと触れ合うために英語を勉強しよう。

大丈夫かな、課題が大きかったかな・・・と不安だったがやり遂げられたし、要領がわかった。
よくやったと思う。十分だ。そして私は大丈夫。
4?才のオバサンが一人でなにやっているんだろう、なんて疲れてくると思ってしまったが、
年齢じゃないんだよね。今を大切に、何をしたいかだようなあ。
日本にへばりついている理由はないんだよなあ。私ができることで、カナダで必要とされることが
あればなあ・・・。

おっと、ロブスター食べたよ。
ハーフサイズを注文して、ムール貝はつけあわせであるかのように(日本語のメニューに)書いてあったのに、ボールで出てきてびっくり。とても食べられない。
半分にしてもらった。それでもおなかいっぱい。おいしかったけどね。
グラスワインをいただきながら、ロブスターもがんばって食べた。
本当にわたしにはきつい大きさなのだが、自然の味がしてうまかったなあ。
庶民的なおしゃれじゃない店で食べたのがよかったかな。

(ロブスターを食べた日の前日に同じ店で食べた)オイスター、うまかったあー。
ワインを飲みながらだったら、もっとうまかっただろうなー。

要領はわかった。
ずっと一人はきついものもあるけど、一人じゃないと空気は満喫できない。
実現できるかどうかわからないけど、ホームステイかカナディアンロッキーをプラスした旅をしたい。
秋にも行ってみたいなあ。
そのために働く。それでいいじゃないか。
先のことはわからない。
片道およそ24時間。きついがやれた。
また行くぞ、PEI。

*****************

東のモントリオールから4-5時間かけて、エアカナダの国内線で西のバンクーバーへ移動。
バンクーバーから成田空港へと戻って、はじめてのプリンス・エドワード島への旅は終わりました。
帰国便の成田空港行きの電光掲示板を見ると、帰りたくなーい!と心の中で叫んでいたのは
いつものことです。

春のプリンス・エドワード島への旅日記もありますが、次は、大草原の小さな家への旅日記を書こうと思います。やっとです。ヨーロッパへの旅の写真もありますが、整理が追いつかないのでぼちぼちと・・・。


以前にも載せていますが、夏のキャベンディッシュ・ビーチの夕暮れです。






夏のプリンス・エドワード島への旅_帰国(モントリオール空港にて)

2014年09月13日 08時18分53秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月17日(金)

旅の終わりが近づいている。
一人という緊張感は続いたが、脳ミソのへんな所は使わなかったことに気づいた。
ストレスから解放され、今を一生懸命やることに神経を集中させていたので、日本での
諸々のことは忘れていた。

ここモントリオールは都会。
美しい場所ではあるが、PEIの穏やかな、何もない美しさにはかなわない。
あのような場所は他にはない。すでに夢の中にいたような気がする。
人もやさしくて、緊張する必要のない所だった。

何もないキャベンディッシュからシャーロットタウンに戻ると、すごく都会に
戻ったように思えた。
今なら車で40分。
アンの時代なら馬車でもっとかかっただろう。
胸ときめかせながら、シャーロットタウンに出かけて行ったアンの気持ちに
近づけたかな。
本当にモンゴメリさんのスピリッツに近くなった旅だった。

それにしてもモントリオールは本当に都会。スピードが早い。
何年か前に来た時よりもケイタイとかうるさいし、なんだか人がざわざわしている。
次回はPEIとカナディアンロッキーをめざそう。
2週間ぐらい要るかな。

19時50分、モントリオール空港にて。

************

4-5時間ほどのフライトでモントリオール空港からバンクーバー空港へと移動しました。
バンクーバー空港での日記も後日書こうと思います。

夏のプリンス・エドワード島への旅_五日目

2014年09月05日 14時30分54秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月16日(木)

今日も晴天、陽射しは強い。
だが雲が出てくると、日本人としてはかなり涼しく感じる。
雲もうすくて、日本の夏のそれとは様子が違う。

昨晩は、シャーロットタウンに来て、おそいお昼のオイスターをいただいたあと、
コンフェレデーションセンターに早目に行って、『赤毛のアン』のミュージカルをみるためにスタンバイ。
ちょっとお茶とサンドイッチをと思ってスタバで買ってみるがすごい量。
食事の量はきついなあ。
かなりがんばった。
ミュージカルは、歌もダンスもなかなかレベルが高くてあなどれない。
長いお話をうまくはしょって、おなじみの場面はしっかりもりこまれていて、
アンの楽しい世界を演出している。
オーデエンンスも本当に楽しそうで、日本で舞台をみるのとかなり雰囲気がちがう。

おくれたが、マルぺク湾のオイスターはかなりうまかった。
そんなこんなで舞台をみるのもちょっと緊張・・・。
帰り道がわかるかなあ、とか何時に終わるかなあ・・・とか・・・。
でもここPEIは緊張の必要などない。おだやかな所だ。
一人でくるのはきついし、正直身体は相当へばっている。
でも心のエネルギーはチャージできたかな。
相変わらず英語はへぼいし、色々とマヌケで大変だ。でもまた来たくなるんだろうな。

午前中の「灯台とダルベイ」ツアーがPEIの景色の見おさめ。
フレンチ・リバー、赤土と緑と海と空のコントラスト。
風を感じながらみる風景はここに来ないとわからない。
目に焼きついたかな。しばし、はしゃぐ。
本当にどこまでも美しい。
他ではみられない。最後の方は疲れてしまったけど、堪能したと思う。

あとはシャーロットタウンをぶらぶらして、ワインを飲みながらロブスターを食べて、
旅は終わりだ、帰らなきゃ・・・。




モンゴメリさんが『赤毛のアン』を書いた家の跡です。



お化けの森です。






グリーンゲイブルズ前のアンちゃんです。




「灯台とダルベイ」ツアーで訪れた灯台です。映画の『赤毛のアン』に登場しました。


夏のプリンス・エドワード島への旅_四日目

2014年09月02日 21時18分30秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月15日(水)

昨日は、前の晩何度も目がさめてあまり眠れなかったので、頭痛がひどいし、ぼうっとしていて、でもがんばってアヴォンリー・ビレッジまで(徒歩で)行った。
何もない、小ぢんまりとしたテーマパークだが、なんとくなく夕方まで過ごした。
欧米の人達は何もしないでのんびりしている。それにつられた。

一時間半おきぐらいに上演されるアンの芝居が面白かった。
役者さんたちもなりきっているし、お芝居のない時は役者さん達が色々なプログラムを演出して、参加型のテーマパークだ。
モンゴメリさんがベルモントで教えていた時の学校の校舎が移築されていて、石版もあって、スティシー先生役の人が話しかけてくれた。PEIの人達は人なつっこいし、ひどい英語をきいてくれようとする。それで元気が出たようだ。

芝居の合間の待ち時間、なにもせず、ざわざわと鳴く風にゆれる木の葉のささやきをきく。
あの風の音が、キャベンディッシュの自然の音だ。モンゴメリさんも聞いたであろう風の音、
暑くなったり、寒くなったり、雲は風に流れ、日本の空とは様子がちがう。
(ような気がするだけ・・・)。

夕方、しつこく再び陽が沈むのを見るため、海辺(キャベンディッシュ・ビーチ)に出かけた。
寒い。丘をくだってまたのぼって、銀色の海がみえてくる。
昨日は雨に降られることもなく、ゆっくりとだいだい色の陽が、赤土を照らしながら沈んでゆくのをみた。ホワイト・サンズには挫折して、とうとういかなかったが、まあよしとしよう。

昨晩も2回、目がさめてしまったが、まあまあ眠れた。
7時には起きて、三度目のモンゴメリさんの住居跡散策。
恋人たちの小径とお化けの森を通って、グリーン・ゲイブルズへ別れを告げた。
往復することができた。
蚊にはまいったが、グリーン・ゲイブルズの朝を経験した。
アンのような早朝ではないが、お化けの森を見渡して、風が鳴いて、美しい朝だった。
モンゴメリさんのお墓に手を合わせて、アンにどっぷりつかったキャベンディッシュでの3日間は終わった。

身体は相当疲れていると思うが、心のエネルギーは満たされた。
モンゴメリさんの歩いた道を歩いて、同じ風に吹かれて、息づかいを感じることができた。
はるばる来たかいはあったと思う。
そして、私はまだ40代。
来るチャンスは必ず訪れる。
必ずまた来ることができる。
帰りたくないなー。
まだ一日半あるよ。
考えるまいぞ。


上の写真は、アンとダイアナのお茶会の場面。
ワインで酔っ払ってしまったダイアナは、ケーキに顔を突っ込んでしまって、
笑いを誘っていました。



芝居の合間に役者さんたちがイベントに参加されていました。



お芝居の最後の場面。アンとギルバートの結婚式です。



モンゴメリさんが教えた学校の校舎です。



モンゴメリさんのお墓に何度も手を合わせてきました。




キャベンディッシュ・ビーチへ向かう道で、丘をのぼって、また下っていきます。


夏のプリンス・エドワード島への旅_三日目

2014年08月28日 13時48分56秒 | プリンスエドワード島への旅
2009年7月14日(火)

PEI3日目。ベッドが合わず、あまり眠れなくて相当きつい。
ここは不思議な所だ。
昨日は朝どしゃぶり。昼間は晴れて紫外線もかなりきつい。
かと思うと、夜8時過ぎ、夕暮れをみに出かけると、夕立ち。
今日も晴れわたっているのに、天気雨がふる。
一人で徒歩なので、緊張する。
春も夏も秋もいっしょくたにくる感じで、雲がでてくると、寒くなる。
アンの時代、電気もなく、暮らしていくのは大変だったのではないだろうか。
でも、モンゴメリさんはこよなくこの島を愛した。
モンゴメリさんと同じ風の音、木のささやき、海のざわめき、リンゴの木の葉がゆれる音・・・
モンゴメリさんがみた時と変わらないであろう景色を身体で感じて、アンに込められたその息使いを
いくらかでも感じとれているのではないだろうか。
PEIの、しかもキャベンディッシュにいることで、モンゴメリさんの世界がぐっと近くなった。
昨日は、モンゴメリさんが結婚するまで暮らした家の跡を歩いていたら、なんとNHKに登場された
親戚のマクニールさんにお会いした。
庭の花をのぞきにこられた上品な女性がそうだった。
ひどい英語、一緒に写真をとっていただいたり、ちょっと失礼なことをしてしまったのではないかと
反省している。ていねいに話してくださっているのに、ちゃんとはききとれない。
自分のことばもでてこない。
もどかしい。それでもいくらかは伝わったかな。
モンゴメリさんと同じ自然を体験することの大切さを話してくださったように思う。
私は非常にラッキーだったのではないだろうか。
いいこともあるかな。

モンゴメリさんが愛したリンゴの木の葉は、雨上がりの風にざわざわと揺れていた。
何をささやいていたのだろう。
モンゴメリさんが歩いたのと同じ道を歩いた。

お昼をとったあと、再びグリーンゲイブルズをウロウロして、陽射しの中、コーヒーを飲みながら、
お化けの森の風の音をきいた。
しつこく、お化けの森と恋人たちの小径を往復する。

夜は再び夕陽が沈むのをみようと海辺へ。
Hollowをくだって、のぼって、けっこう歩く。
ここPEIは本当にあちらもこちらもHollowのある丘の島だ。
向こうがみえない。

銀色の海に沈んでいく夕陽は、夕立でいったんホテルの部屋に帰ったが、再び出かけて、
橙色からあかね色へとゆっくり変わっていき、水平線が空と海の間にくっきりとみえてきた
様もみた。
赤土も陽が落ちてくると、色が変わってきて、海と空と赤土と緑、他ではみられないようなコントラストをみることができる。
これからモンゴメリさんの大げさとも思える自然描写がリアルに感じられるのではないだろうか。

それにしても本当に何もない。
食料を買えないのはきつい。
レトルトのごはんで食いつないでいる。
栄養のあるものは殆ど食べていない。
わかめスープと春雨スープの持参を忘れた。
不覚。避暑地だからコテージが多いんだな。
こういう経験もまた大事か。
本当に何もない。
ただ自然があるだけ。



上の写真は、マクニールさんのお庭です。

暗いですがモンゴメリさんが使ったタイプ・ライターです。



モンゴメリさんのスクラップブックの複製です。



グリーンゲイブルズです。




夏のプリンス・エドワード島への旅_出発&二日目

2014年08月22日 15時04分40秒 | プリンスエドワード島への旅
はじめてプリンス・エドワード島を訪れたのは2009年の夏でした。
それから両親とのお別れ、東日本大震災・・・といろんなことがあり、ずいぶん時がたったような気がします。

私自身も思い出をたどっていきたくて、旅日記を書き始めてみようと思います。


『赤毛のアン』を原書で読むセミナーに行くようになってどうしても行きたい気持ちが高まってきていました。お正月明け早々に、JTBの個人向けツアーを予約して、それからプリンス・エドワード島に旅することが心の支えになりました。


2008年に続いて、『赤毛のアン』誕生100周年のイベントが続いていました。
イベントといっても、スタンプラリーや島を訪れた証明書がもらえるなど、プリンス・エドワード島らしい、穏やかさに満ちたものでした。


その頃の手帳を振り返ってみると、二人分労働がすでに何年にもわたって続いており、限界を感じてこわれそうになりながら、がんばり続けていました。
言葉で説明のしようのない、人に理解されづらいストレスを抱え続ける毎日でした。
思い出すとその時の苦しさがよみがってきてしまい、それでも生活があるのでがんばり続けた日々を思い出すのは辛くもありますが、旅はすでに始まっているので、出発の少し前の振り返りからスタートします。


2009年7月2日(木)

昨夜は二度も目がさめて5時間ねてないなあ。ぼうっとしている。やっと木曜日。イラつく自分への自己嫌悪感。いつも同じではいられない自分への嫌悪感、カナダ、大丈夫かな。こわれてしまうかもしれない不安・・・。ストレスのふきだまりで自分がおかしくなってきているような気がする。逃げ出そう、早く。私は大丈夫だ。ストレスをためながら一人ぼっちで坐っていると、たまらくみじめな気持ちになる。変なストレス・・・。PEIが待っている。


2009年7月3日(金)

午後セキこみはじめたら止まらなくなって、手足がしびれてきて、ソラナックスで落ち着いた。
一人でストレスをためながら留守番している自分がすごくミジメに思えて、たまらなくなる。
この気持ちは誰にもわからない。カナダ行くぞ・・・。


2009年7月4日(土)

こわれそうになっている。こわれる前に逃げ出さなければならない。蒸し暑さと冷房の差はこたえるなあ。PEIが待っているぞ。いくしかない。やるしかない。



2009年7月9日(木)

AMまたもやセキこみはじめたら止まらなくなった。前回と同じ。
小さい体にはこたえる。気力でカバーしきれない。スタミナの限界。
あと2日でPEIという実感が全くない。

2009年7月10日(金)

無事に有給休暇。


2009年7月11日(土)

トロントまで約12時間。

トロントからモントリオールまで約1時間。フランス語圏でわけがわからなくなる。
荷物をいったんピックアップして、入国審査を受けて・・・。
この時点で日本では翌日のお昼頃にあたったのだろうか。相当な疲れ。
シャーロットタウンまでの飛行機でシートをまちがえているのに気づかない。
英語がききとれない。

モントリオールからシャーロットタウンまで約1時間。
明るい乗務員のお兄さん(といっても30代後半?)に元気をもらった。
PEIの夜の灯りが見えてくる。すでに24時。雨で寒い。
やっと着いた-!
遠かった-!


2009年7月12日(日)

あまりねていないのと時差で、半分ねている状態のままアン観光。


ケンジントン駅舎跡



フレンチ・リバー



銀の森屋敷(グリーンゲイブルズ博物館)・輝く湖水
今もそこに住んでいらっしゃるキャンベルさんが購入した本とDVD(『赤毛のアン』シリーズの映画のセット)にサインをしてくれた。



モンゴメリさんの生家
小さな家だが中は意外と広く感じた。モンゴメリさんのウエディングドレスのレプリカをみる。
靴は21㎝。小柄な人だったんだ。



キャベンディッシュ教会・グリーンゲイブルズ郵便局



モンゴメリさんのお墓
ここだけ国立公園できちんと管理されている。



グリーンゲイブルズへ。
いったんホテルにチェックインしてここでツアー参加は終わり。
何度もグリーンゲイブルズの中をみて、お化けの森散策。

100年前の調度品がていねいに整理されていて、その暮らしぶりの細かさ・家事の大変な
重労働であったろうことを肌で感じる。

夕方、といってもすでに6時半をすぎていたと思うが、トレイルを歩いて国立公園の浜辺
(キャベンディッシュ・ビーチ)。
赤い土の荒削りな崖と紺青色の海とだいだい色の夕陽。
銀色に輝くようにみえる海に、ゆっくりゆっくりと陽が沈んでいく。
他では見られないであろう、美しい光景だった。
8時半にはトイレに行きたくなって、ホテルに戻った。

全ての景色が想像以上におだやかで、人もやさしくて、
ゆっくりと時間が流れていく。
なにも急ぐことはない。


*************

モントリオールの広い空港の中で、シャーロットタウン行きの飛行機の搭乗口は端っこ。
飛行機の中でほとんど眠れていない状態だったので、一人で手荷物を持って延々と歩き続けながら、こんな誰も知っている人がいない所で行き倒れてしまったらどうしょうと思った記憶があります。時差で日本では朝方にあたる頃でした。

シャーロットタウンへ向かう飛行機の中で、ようやく島の灯りが見えたときは本当に嬉しかったです。乗務員のお兄さんの英語もちゃんと聞きとれなかったですが、私が疲れ果てて坐っていたので、島の灯りがみえてくると、ほらあれがプリンス・エドワード島だよ、というようなことを言って、元気を出してとお茶のティーバックをいくつか持たせてくれました。嬉しかった。やっときたんだ、プリンス・エドワード島・・・涙がでていました。


写真はケンジントン駅舎跡です。
2012年の秋に訪れた時にはパブができていました。


しとしと雨の銀の森屋敷です。



輝く湖水です。






秋のプリンス・エドワード島への旅_キャベンディッシュ・ビーチのサンセット(14)

2014年08月11日 22時20分29秒 | プリンスエドワード島への旅
橙色の残照に気持ちを残しつつ、シャーロットタウンへと戻りました。

帰り道も陽気なドライバーのRさんのおしゃべりは続きました。
ロブスターのお店に誘ってくれましたが、ボリュームを考えてひるんでしまいました。

半分ぐらいは聴きとれたかな・・・。
楽しいサンセットドライブでした。