映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は映画化でも話題のドラマ「空飛ぶタイヤ」です。
TOKIOの山口さんの契約解除などで、埋もれてしまっている感じの長瀬智也主演の映画「空飛ぶタイヤ」ですが、いよいよ6月15日の公開が迫っています。今回の原作は、経済小説で人気の池井戸潤。三菱自動車のリコール隠し事件をベースに直木賞候補にもあがる話題作です。
今回ドラマは、平成21年に数々のドラマ賞に輝いたWOWWOW連続ドラマ作品で、アマゾンプライムにて観賞しました。
物語は、運送会社のトラックの走行中の事故で女性が亡くなり、当初はその原因が整備不良によるものでしたが、事故の原因を調べるうちにトラックの欠陥によることがわかり、リコール隠しをする自動車メーカーを相手に町の運送会社が戦いを挑む内容です。運送会社の社長には、仲村トオル、専務には今は亡き大杉漣。マーカー側には國村準、田辺誠一。関連企業の銀行側には、西岡徳馬、萩原聖人など実力派俳優が顔を揃え、骨太の社会派ドラマが展開されています。
ドラマでは、一話60分の5回に及ぶもので、事件の詳細や小さな運送会社に対して自動車メーカー、銀行、警察の組織の思惑や利害関係が絡み、人間描写、心理などが濃密に描かれていて見応えがあり、キャラクターと俳優陣の設定もピタリとはまっていて一気に見入ってしまいました。
映画の方は、限られた時間内で原作の魅力を引き出せるか見ものですが、ぜひ今回のドラマも視聴してみると、ドラマ、映画のそれぞれの魅力が導き出され楽しめるのではと思います。
