映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ジョージ・クルーニ主演の「ラスト・ターゲット」です。
主演のジョージ・クルーニは、茶々丸オヤジの好きな俳優の一人で、そのクルーニが、初の殺し屋を演じるとあって、かなり期待を込め観ました。
冒頭で、恋人と一夜を共にした翌日、命を狙われた相手を始末した直後に、恋人を逃がすふりをして、後ろから射殺するシーンで、相当な殺し屋と、その後の展開に期待をしました。
イタリアの片田舎に、身を潜めた彼の元に、女性の殺し屋から銃製造の依頼が。
そこで出会う娼婦と恋に落ち、彼は、この仕事を最後に殺し屋から足を洗うことを決意します。
中世の美しい町のなかで、何者かに狙われる恐怖と戦う姿が、印象的に描かれています。
ジョージ・クルーニの寡黙な演技と背中のバタフライの刺青、殺し屋の定番シーンとも言うべき、腕立て伏せと懸垂を見ながら、やっぱりクルーニは、ダンディな2枚目半が一番似合うと再確認できました。
人生は、最期がもっとも美しいと言うサブタイトルが付いた映画ですが、その美しさの意味が、ラストシーンで不可解に感じる作品でした。