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映画 ウエスト・サイド・ストーリー

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本日の映画レビューは、スピルバーグ監督による「ウエスト・サイド・ストーリー」です。

あのスピルバーグがミュージカルの傑作で1961年に映画版が公開されヒットした「ウエストサイドストーリー」を60年後に映画化?何でって感じでなかなか観る気にはなれませんでした。と言うのも僕が生まれる前からあり、映画は何度もリバイバルで上映される名作に巨匠スピルバーグなぜ挑むのか?ほぼ理解不能状態だったからです。しかし、スピルバーグ作品を敬愛する自分がためらっていてどうすると意を決して鑑賞しました。

物語は、ニューヨークウエストサイドで対立するポーランド系不良青年のグループジェッツとプエルトリコ系の不良青年グループシャークス。ジェッツの元リーダーとシャークスのリーダーの妹が恋に落ちたことで対立が激化し、お互いのリーダーの死により二人の恋は悲恋の結末を迎えると言うものです。そうした抗争劇をダンスと歌で彩る異色のミュージカルともいえます。

今や現代版ロミオとジュリエットとは言えない年月の本作、舞台は設定もまったく同じです。しかし、初っ端から立体的なカメラワークで展開されダンスシーンも多角的に撮影され迫力満点です。映画だからこそのできる大胆な演出ともいえます。字幕版と吹替版が公開されてますが、おそらくはイメージとして変わらないものだったと思います。よくよく考えたら映画のあらゆるジャンルも凌駕していたスピルバーグにとってミュージカルは初、しかも不滅の名作ともいえる「ウエスト・サイド・ストーリー」に挑んだのも納得できます。

半世紀を超えて、たとえ名作であっても世の名では忘れされつつある存在を映画ファンのみならず世間一般にも認知されているスピルーバーグだからこそ可能であり名作の灯を再び燃え上がらせてくれたと感じる作品でした。

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