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ミュシャ展〜運命の女たち〜 松坂屋美術館

先日クイズ番組でも紹介されていた、2017年の企画美術展が紹介されましたが、国宝展、運慶展、草間彌生展、怖い絵展など話題の美術展を抜いて、晴れの1位に輝いたのが国立新美術館で開催された「ミュシャ展」でした。

アールヌーボを代表し、その装飾絵画には日本でも人気が高いミュシャですが、僕自身もそこまでの人気を博しているとは想像できなく東京でのミュシャ展は見逃してました。

今回、名古屋の松坂屋美術館で開催中のミュシャ展は、東京でのミュシャ展に比べれば、その規模ははるかに及びませんが、ミュシャのモチーフである女性像を通じて、その半生を知る上では、たいへんわかりやすい展覧会です。

女優サラ・ベルナールの作品により、ミュシャを人気画家としてスターダムに上らせた女優サラ・べルナールや装飾絵画のポスターにみられる女性、また彼の画家人生に影響をもたらした女性たちを通じてミュシャの画家活動を紹介する展覧会となっています。

展示されている作品は、彼の出世作となった装飾絵画のリトグラフポスター作品やデッサンや水彩画、油彩画作品など150点に及びます。特筆すべきは、古典絵画に独自の美意識を加えたような水彩画作品は、後のアールヌーボの作品につながる素晴らしがあり、その写実性において群を抜く力量を改めて感じました。2月18日まで開催されるもうひとつのミュシャ展を楽しんでみてください。




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