65オヤジのスタイルブック

早逝の天才画家・有元利夫

今日のなんとなく番組欄に目を通していると、僕の好きな作家・有元利夫さんが美の巨人たちで取り上げられることに気付いた。

有元利夫さんは人38歳の若さで急逝された天才洋画家。 ヨーロッパの伝統技法である、フレスコ画に魅了され、素朴な女性像を 描き出した将来を嘱望された画家だった。

僕が、この世界に入ってから、その人物の美しさと静けさに魅了され、時に癒されているのだが、特にあの独特な彼自身でしかあらわすことができないであろう赤色は僕の脳裏にいつしか刻み込まれた。今日11月10日の番組も赤を基調にした代表作「花降る日」をテーマに構成されている。

早逝の洋画家は数多く存在するが、もし彼が現在まで生きておられたら、日本の洋画界もかなり違っていたように思う。彼の醸し出す世界は、日本の中では独特で、世界に通用する真の洋画家になっていただろうと確信する。
まあ、およそ人気や出世などとは無縁だった彼。世俗の評価に左右されず、趣味のリコーダーを吹きながら人生を楽しんでおられただろう。

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