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第87回アカデミー賞私的総評

第87回アカデミー賞の発表がありました。

各部門のオスカー獲得作品の私的な評をしたいと思います。

今回は受賞作品の大半が日本未公開の作品があるので受賞結果についての感想を述べるのはいささか難しいのですが、結果的にはアメリカ映画を中心に各ジャンルに振り分けられた感じのする結果でした。

そんな中で、評論家の評価が高かった「6才のボクがい大人になるまで」が助演女優賞でパトリシア・アークエッドの受賞のみで、やはりこのような作品はアカデミーの審査員には評価されないのだなと感じました。また、作品と監督での受賞が有力だったアメリカンスナイパーも、ふたを開ければ音響編集賞と内容とはかけ離れた賞のみで、イラク戦争をテーマにした作品の終焉を感じさせ、おそらくこの種の作品は今後は生まれないなと思います

公開作品の中で高評価を得たのがグランドブタベストホテル。美術、衣装、作曲の3部門を獲得。作品のアート性に強く共感を持っていて好きな作品でしたので個人的にもうれしい結果です。

今回の受賞結果によって、未公開作品が注目を浴びることは映画ファンにとっては喜ばしいことです。劇場予告や公式サイトを観ると、どの作品も劇場に足を運びたい作品ばかりです。

未公開作品と受賞部門以下の通り

バードマン/作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞 4月10日公開

博士と彼女のセオリー /主演男優賞(エディ・レッドメイン)3月13日公開

アリスのままで/主演女優賞(ジュリアン・ムーア)6月27日公開

セッション/助演男優賞(J・Kシモンズ)4月17日公開

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密/脚色賞 3月13日公開

セルマ/主題歌賞 6月公開

等です。

また、見逃していた外国語作品賞を受賞したイーダもアンコール上映が決定しているので観てみたい作品です。

あなたなら、どの作品を観賞しますか。僕はどれも観たい作品です。 


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