65オヤジのスタイルブック

ドラマHEROに観るマンネリ肯定論

陰りが見えてきたキムタク主演ドラマですが、昨日のドラマ「HERO」は一転して高視聴率をマーク。初回では、最近の人気ドラマの視聴率を超える結果となりました。

個人的にはキャスティングをガラリと変えた上で上々の出来でした。多少シリーズドラマに対するひいきも入っていますが、やはり木村拓哉演じる久利生公平は健在でした。

好調なシリーズドラマの背景には、偉大なるマンネリズムが存在します。踊るシリーズの織田、海猿の伊藤と主人公と俳優の一体化やドラマの手法の一貫性など、そうしたパターンを読んで楽しむことで、ファンはドラマの中に入り込んでいきます。

そして、ヒロインや脇役が変わっても、主役を支えるキャラクターの濃度がドラマを色濃く構成している点でも共通したイメージが存在します。

また、今回は、久利生を見守っていた鍋島次席検事を演じた(故)児玉清氏へのオマージュと北川景子の新事務官麻木と今回の出演のない松たか子が演じた雨宮を見えないライバルとして登場させることで、過去のドラマを支えたファンの心情を抑えながら今後のドラマへの期待感を増幅させています。

好調なスタートをきったドラマもマスコミや一部視聴者の辛辣な評価がネットで騒がれていますが、偉大なマンネリドラマとして根強いファンにだけ耳を傾けていれば健在だと僕は思っています。


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