愛の流刑地を観た。
可もなく不可もなくってところだろうか。
でも渡辺淳一の思うところは理解できた。
小説連載の時、トリンプ社長の女性蔑視と見られブログ炎上の事態になった。
しかしながら、映画では話題を呼びカップルや女性連れも多く見えた。
価値観の違いがあれ見に行くということはある程度理解して行っているのだなと思った。
愛の形にはいろいろある。一般常識としては理解できないことが多い。
渡辺淳一の小説の設定に理解ができないからと言って一方的な批判を加えることは言葉の暴力に等しいのではないか。
いちいち批判を加えられていては、恋愛小説など書けない。
少なくとも、菊治と冬香の関係を肯定する人は少ないだろう。
まして願望はあっても、実行に移すことはないだろう。
少なくとも僕は、愛する苦しみを死をもって完結することはない。
日経読者が、朝から連載小説に夢中になることが理解できなかったが、男も女もいくつになっても恋愛したい願望ゆえの現象だったと映画を見て理解できた。
映画は見て損はないと思った。
この映画は、豊川悦司と寺島しのぶのキャスティング、平井堅の曲により生かされた。
ドラマ化されてたら、映画での娘役を小説の息子役に戻して描いてほしい。また菊治と冬香を誰が演じるかも興味深い。
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