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DVDテロ,ライブ

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。爆弾テロ犯とアナウンサーの壮絶な中継を描く韓国映画「テロ,ライブ」です。

 

ここ名古屋では、こうした韓国作品は故・若松監督によるシネマ・スコーレでのみ上映で期間も短く見逃してしまった作品です。

人気アナウンサーの職を失いラジオのパーソナリティとなった男が、番組中に爆破予告をしてきた男の電話を取り、再起を図ろうと独占中継「テロライブ」する犯人とアナウンサーとの一部始終を描いた作品です。

橋梁爆破が行われたことで、テロと見なした政府が、犯人の要求を拒否することで事態が最悪の方向へと進んでいく状況を局の一室だけで展開していく斬新なアイデアながら恐怖が幾重にも増幅して拡大していく今までない手法が度肝を抜く映像です。ラストの結末も想像を超える面白さがありエンターテーメント性も十二分に感じます。圧倒的な存在感を放つハ・ジョンウと共にラウトに登場するもうひとりの犯人の存在感にも注目です。

 テロに屈しない。テロリストとは交渉しない。9・11以降、この言葉は常套句のごとく語られるようになりました。今回の作品は、その行為をそのものがテロとして国家も報道機関も一人走りして行った時の恐怖が全編に感じる作品でした。

テロと言う言葉だけが一人走りすると何がテロか、誰がテロリストなのか見誤ってしまうことがあるのではないかと、この作品で強くしました。そして国家権力のもとに下される決断。それが果たして正しいのか。テロ・ライブに流れる主張みたいなものを感じます。


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20年後
激変する世界
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