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プーシキン美術館展フランス絵画300年・愛知県美術館

先日の日曜日に閉幕が迫っている愛知県美術館で開催中の「フランス絵画300年プーシキン美術館展」を鑑賞してきました。(ウエッブで割引券が印刷できます)

今回初公開となるルノワールの名作「ジャンヌ・サマリーの肖像」で話題のロシアのプーシキン美術館所蔵のフランス絵画66点の大展覧会です。

フランス絵画の歴史を彩る様々な絵画様式や芸術運動を、その代表的な作品を通して巡るフランス絵画の歴史旅です。17世紀の古典主義からロココ、新古典主義、自然主義、ロマン主義へと流れ、フランス絵画の革新的時代の印象派、そしてナビ派、セザンヌ、ゴッホを生んだポスト印象派と歴史が流れ、20世紀絵画で結ばれる展覧会は、会場もヨーロッパの美術館を思わせる壁面で、時代を名画を演出しています。

今回の目玉といえる「ジャンヌ・サマリー」の肖像画は、ジャンヌ自身が気に入り買い取り、33歳でこの世を去った後も夫のラガルトが亡くなるまで所有し後に、プーシキン美術館の骨格となるロシアのコレクター、モロゾフによりコレクションされプーシキン美術館に所蔵されているそうです。

ルノアールの肖像画や女性像の中で最も美しく、そして愛され続けられた作品は、ピンク色の淡い光を放ち、その頬杖をつきやさしく微笑む姿は、観る人を優しい光に包み込む印象派の魅力にあふあれています。他にもアングル、ドラクロワ、ゴーギャン、セザンヌ、ゴッホ、マチス、ピカソなど時代を生きた巨匠の名品にめぐり合える貴重な美術展です。

23日で名古屋展閉幕となる展覧会。ジャンヌの優しい微笑に出あってみてはどうでしょうか。


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