65オヤジのスタイルブック

映画・グラントリノ

最近観た映画はどれも当たりで、映画ファンとしては、すごくいい気分の茶々丸オヤジです。

また、いい映画に出会いました。
クリント・イーストウッド監督・主演の「グラントリノ」前評判通りのいい映画でした。

最愛の妻を亡くし、息子たちや孫からも、いぶかわれる偏狭な老人ウォルト。
彼の唯一の楽しみは、フォード社製のアンティクーカーのグラントリノ。その愛車を隣に越してきたアジア移民の少年タオが、移民の不良グループに脅され盗みに入るが失敗。
姉や家族がお詫びにとタオを働きにいかせる。タオの働く姿を観て、やがてウォルトとタオの間に友情が芽生え始める。そして、ウォルトは、不良グループから嫌がらせるを受けていたタオやタオの姉を守るい続ける。

そんな中、タオの家族は不良グループの襲撃をうけ、姉は暴行を受けてしまう。
復讐を誓うタオにウォルトは、ある決断を下す。

かつては朝鮮戦争で勲章も授与された屈強な男が、人生最期に下す衝撃の結末に誰もが心打たれる映画です。

クリント・イーストウッド監督の作品は、ある種の信念を感じます。
自由と平等を謳いながらも、根強く残る人種差別。第二次大戦以降も行われた正義の名の下の数々の戦争経験から生まれる深い傷。そんな、アメリカの光の中にある闇を描き、人間の尊厳と生命の尊さを静かに訴えています。そんな彼の思想が、映画の中にある数々のセリフに映し出されていました。


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